1. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 序盤は真面目でない又は頼りない各々の人物にイライラし、唯一議論をしようとする男が勇ましく見え、さらに男の隣の席のダンディーおじさんが頼もしく見える。 会議が終わり帰る場面では反対に各々は個性的な面白い人物に見える一方で上の二人はつまらなく思ってしまうのが楽しい。 自分が脚本の仕掛け通りに人物の見え方を動かされたのを感じるに、自分がこの会議の場にいたら馬鹿に見える人物だろうなと思うとともにパフェが食べたくなった。 あと途中の鼻血おばちゃんの「あなたは心が歪んでいる人です」はめちゃくちゃ笑えました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-28 16:15:49) |
2. シャイン
サクサクと物語が展開していくので見やすい一方、実話とされているものに忠実過ぎた感がある。 主人公ヘルフゴッドが持つ才能と危うさに父親の独善的な性質が混じって、彼を見守るような思いで見させられる。それ故、最後のピアノリサイタルは湧き上がるような感動がある。 本人による演奏のシーンは目が釘付けになるほど凄まじく、それを見て、聞くだけでも価値があると思うほど素晴らしかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-12 16:18:04) |
3. 情婦
《ネタバレ》 本筋が文句なしに面白い。その上に演者の表情や小道具使いにコミカルさがあって、気持ちいいほどのメリハリがある。 細かい部分に製作者のこだわりを感じますし、複数回見ても新たな発見がある人が多いと思う。 終盤は圧巻の展開でしたが、殺すところの演技が緩かったのが珠に瑕でした。しかし余韻はたっぷりで大満足です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-22 11:25:06) |
4. シンデレラマン
映画の娯楽としての本来的な味わいを堪能できる作品で、大変感動しました。 主人公の彼のパーソナリティに好意を寄せないことはできません。不安な子供と抱き合うシーンや物乞いのように寄付を頼むシーン等には、彼の魅力が植え付けられるほど感じてしまいます。ボクシングという彼の自分の仕事に誇りを感じざるを得ない最終ラウンドの姿勢もカッコよすぎる。 出来過ぎた結末は展開を予期出来てつまらなくなってしまうものだけれど、この作品はつまらなくならない! それは主人公を応援する者同じ気持ちになっているからであり、こうした気持ちになれるのも製作に携わった人の努力によるものである。そう考えると感謝したくなります。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-11-20 17:27:14) |
5. シカゴ(2002)
皮肉が利いていて面白く、リズムが良いのでサクサク見ることが出来る。ミュージカルでストーリーやら心情を表現する演出も見やすかった一因だと思う。 内容は残るものがありません。なので後半は飽きてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-11 17:08:54) |
6. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 万人ウケするのも分かる。いろんな楽しみ方が出来るし、良く作り込まれている印象を受けました。 ラストシーンの青色が素晴らしい。二人の再会を清々しく際立たせていた気持ちの良い終わり方でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-08 21:27:58)(良:1票) |
7. 知りすぎていた男
全てに納得いく話ではないが、音楽やフェイクで飽きずに見ることが出来るヒッチコック作品は素晴らしい。 シンバルを鳴らすところは印象的。 [地上波(字幕)] 5点(2016-11-26 13:30:51) |
8. 幸福の黄色いハンカチ
とにかく高倉健がカッコいい!古き良き日本の男の雰囲気には憧れてしまうほどだ。 武田鉄也と桃井かおりは高倉健との比較の意味で描かれていると思うが、そういった演出が必要ないと思うほど単純に高倉健の姿にシビれました。 革ジャンがまたカッコよくて欲しくなった笑 [地上波(邦画)] 8点(2016-11-18 11:39:12) |
9. 真珠の耳飾りの少女
映像ではあるがそれは本当に絵のような場面があって、その美しさはたるやストーリーなどおまけのように感じさせてしまうほどでした。 美しいといえばスカーレットヨハンソン。うちの汚いテレビで見てあの透き通るような白さですから、実物はどれほどのものなのか想像を絶します。真珠の耳飾りより綺麗な人っていたんですね~ [地上波(字幕)] 6点(2014-02-09 18:28:02) |
10. 紳士は金髪がお好き(1953)
《ネタバレ》 法廷シーンでモンローでないことに気付かなかった俺にこの映画を批評する資格は無い! [地上波(字幕)] 6点(2013-09-02 23:46:47) |
11. シコふんじゃった。
笑えるしインパクトもある。題名もネコふんじゃったと掛かっている。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-15 20:42:24) |
12. シザーハンズ
市民の人たちにはついていけないところがありましたが、大人向けのおとぎ話という感じで人と人との接し方について考えさせられる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-19 22:27:28) |
13. ジャッカルの日
ジャッカルが淡々と暗殺の準備を進めていく様子に見入ってしまう。派手さは無いがそれがこの映画の良いところであり、張りつめた空気を全編に渡って維持できている。警察に迫られても変わらぬ表情で今すべきことをしていくところにプロの殺し屋を見てとれるし、男としての魅力も感じる。見終わって筋トレをしたくなる衝動に駆られてしまう作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-25 12:33:04) |
14. 死の棘
《ネタバレ》 人間の狂気性の悍ましさとシュールな笑いが共存している凄い作品。松坂慶子の圧倒的な演技と岸部一徳の不気味な個性が噛み合ってエライことになっている。印象的なシーンが2つある。1つはプラットホームでミホが邦子を見かけ半狂乱に陥るシーン。公共の場こそ狂気が映える場所で、いきなり「アイツが~」と言い出した時はホントにドキッとしました。「アイツ」という言葉が憎悪を的確に表していますね。もう1つは水のない沼地で何故か船に乗ってるところ。不協和音の音楽と飛び回る鳥が相まって不気味さ全開。手汗も全開。一方で面白いところもあって、心が正気と狂気の狭間にある時はどこかしらシュールさがあるし、最後の女同士の取っ組み合いは冷や冷やしながらもどこか可笑しい。あんなのそんなに見れるもんじゃないです。非常に見応えがある作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-21 01:05:39) |
15. シーズンチケット
《ネタバレ》 万引きが酷くて少しうんざりしましたが銀行強盗がショボかったので良しとしましょう(笑)。ストーリーに意外性があってニヤリとさせられ良いセンスだと思った。私もシアラーは好きな選手だったので、絡みがあって嬉しかったし面白かった。しかしスーエルは見た目完全におっさんですね。そんなところを含めイギリス感がある映画で凄く楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-21 00:12:01) |
16. シンシナティ・キッド
マックイーンのカッコよさもさることながら、勝つのも納得させられるほどザ・マンの風格が凄かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-07 22:11:18) |
17. 小説家を見つけたら
《ネタバレ》 偏屈爺さんが友情をきっかけにして殻を破るところは感動した。なかなか良いストーリーであったが何より面白かったのはフォレスターとジャマールの会話で、発せられる以上のものが溢れている彼らの世界に見応えがあった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-08 22:23:39) |
18. 新幹線大爆破(1975)
犯人側が印象的だった。高倉健だけでなく他の二人も良かった。彼らの雰囲気に哀愁を感じ感情移入してしまう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-23 00:36:00) |
19. 真空地帯
《ネタバレ》 非常に見ごたえがある作品でした。激しい暴力や陰湿な行為の描写がとにかく凄まじくインパクトがあり、またこういったことは現代でも閉ざされた男の集団に存在するのでリアリティを感じます。 腐敗した組織に復讐をしようとする木谷が夜に抜け出して林中尉に殴りかかったところ。あれは木谷は林だけが悪いとは思ってなかったように思い胸が痛くなりました。しかし勧善懲悪にならないところも現実的で納得させられます。 この映画はポジティブな感想を残すものではないが見て良かったと思える力作です。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-04-04 01:00:59) |
20. JUNO/ジュノ
《ネタバレ》 妊娠から出産に至るまでの過程で一人の若い女性の変化を無理なく描いており、内容の賛否はともかくオススメしたい非常にいい作品。ジュノがお腹が大きくなっていくにつれて軽口を叩かなくなっていくのが良いです。彼女は周りの人に恵まれましたね。難しい役を完璧に演じたヘレンペイジにも拍手を送りたい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-26 01:19:12) |