1. ジョーカー
《ネタバレ》 アーサーの境遇と過酷な過去の真実を知り一緒に涙する。ずっとイジメられ迫害されてきたアーサーが、最後の最後についにジョーカーとして覚醒してしまう瞬間、思わずカタルシスというか、もっと言うと快感のようなものを覚えてしまう、そんなヤバいヤバい作品だった。 こういう作品て、製作されたことの意味を考えてしまう。この作品の存在意義というか。いろいろ上質な映画。 [映画館(字幕)] 9点(2020-02-04 23:43:51) |
2. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 いったい劇場に何度行ったのか、数えてはいないが過去最高なのは間違いない。 ブルーレイ買って、1週間近く毎日見てしまった。 ゴジラの都市破壊シーンが恐ろしく、自分の町が破壊される恐怖で涙を流してしまう。ヤシオリ作戦で「どうか実行してほしい(死んでくれ)」と矢口が演説、それに応えた隊員たちは、福島原発でぎりぎりで戦った人々と重なり涙がこぼれる。 シンゴジラの後半パートは「実現しなかった理想」と評論されているが(特に宇田丸さんに)、これだけは実現した部分だと思う。 作ってくれて感謝します。 [映画館(邦画)] 10点(2018-05-20 00:42:30)(良:1票) |
3. ジャンゴ 繋がれざる者
《ネタバレ》 なんか、こういう映画って本当にいいよね。楽しい楽しい映画。 ヴァルツのキャラは、タランティーノらしいね。 確信をストレートに言わずに外堀を少しずつ埋めていくタイプ。優雅に。このいやらしい感じは前作に続きヴァルツがぴったりだな。 ディカプリオは最初の表情が最高すぎて、それ以外の演技がかすんでしまった笑 サミュエルは、何かしゃべるたびに劇場は爆笑。サミュって凄いよな。笑いのセンスというか、しゃべり方のセンスというか。特に怒ってるときが白眉。あ、わかった!声が面白いんだ! KKK団のシーンて、ダウンタウン以降の日本のコントっぽいよね。ああ、頭巾作るひともいるんだよな~っていう。 プロット的には、演技がバレる理由は他になかったのかな。ドイツ語もうちょい生かせなかったかなあ。 タランティーノが終盤で出てきた理由は、一番おいしいあの死に方の為だけ。 ずるいなあ。 [映画館(字幕)] 8点(2013-03-03 13:01:05) |
4. しとやかな獣
面白かった! お話やオチではなく、登場人物の、特に両親のキャラクター。 あの部屋に住んでいるいきさつには、笑いました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-25 00:53:11) |
5. シェルブールの雨傘
《ネタバレ》 セリフが全て歌、という方法論は成功しているのか。 皆が指摘のとおり、演出の緩急がつけづらい為、ここぞという場面での音楽が効果的ではなくなっている。 この方法だと90分が限界と思われ(それでも長く感じる)、加えて細かな心理描写などの表現ができないため、感情移入しずらくなってしまっている。 ドヌーブの決断の理由や、カサールがなぜそこまで好いてくるのか、など良くわからない。というか、このやりかただと細かい心理描写は省略せざるをえないのだろう。 ドヌーブが駅で見送るシーンは、音楽、ロケーション、ショットが素晴らしいので、前後がミュージカルでなければもっと印象的な名シーンになったのでは? やはり、歌と通常演技は効果的に分けるべきと思う。 ストーリーも含め、いろいろ素晴らしい映画なので、もったいない、という印象。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-25 12:48:50) |
6. 深夜の告白(1944)
《ネタバレ》 フィルムノワールの代表的な作品。 ビリーワイルダーってこういうのも撮れるんだと感心。 犯人目線で完全犯罪を目論むが徐々にほつれが・・・、というサスペンスが大好きなので、本作もハラハラしながら楽しめた。 キーズが鋭い推理でズバズバ核心をついていく度、やばい、ばれるよ~って思いながら手に汗握ってました。 こういうキレるキャラクターってカッコいいなあ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-27 00:55:35) |