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 > アラジン2014 さん
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プロフィール
コメント数 731
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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1.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
特に日本ではフォー・シーズンズがあまり有名ではなかった点が致命的でしょうか。日本で1960年代といえばやはりビートルズ、ビーチボーイズ、サイモン&ガーファンクルあたりでしょうか。私自身ギター経験が長く、オールディーズやロカビリーが好きでしたが、やはりプレスリーやバディ・ホリーの次はビートルズで、フォーシーズンズは”名前は知ってるけど・・”という程度でした。  イーストウッドが作った映画と相性が悪い私ですが、本作は割とすんなり入り込めました。序盤が少々速足&わかり難い感じもありますが、メンバーが出所してからは割と落ち着いて見られます。デカルト(クリストファー・ウォーケン)が最初から良い味が出ていて流石でした。要所要所にしか出てきませんがその全てが素晴らしかったです。 ストーリーの骨格はよくある”ミュージシャンの伝記もの”の定番で、むしろかなり表面だけなぞったお手軽な感じに仕上がっています。いや、あえてそう仕上げたのか、普段のイーストウッドのように馬鹿正直に重たい流れにしていたら見るのがしんどかったかも。ある意味全く深みが感じられないおかげで割と見やすい映画に仕上がっています。(怪我の功名?それとも意図的?)  フランキー・ヴァリ(ジョン・ロイド・ヤング)が魅力的で映画を引っ張ります。背が低く序盤からかなり子供っぽくてなんだか頼りない感じですが、キリッと整った眉毛と歌声は魅力的でどんどん引き込まれます。「君の瞳に恋してる」のオリジナルが彼らのものだったのにはチョット感動。ディスコバージョンも有名ですが割とスタンダードの名曲で、文句のつけようがないパーフェクトなラブソングです。  心に残るほどの映画ではなかったですが、及第点以上は十分与えられる無難な作品だと思います。
[地上波(字幕)] 7点(2024-08-31 15:37:31)
2.  しあわせの隠れ場所
ベタでアレかなぁ~・・ と思いましたが意外と良かったです。特にマイケル・オアー役のクィントン・アーロン君の優しそうな雰囲気が良かったですが、他に目立った出演作はないようです。また、皆さんおっしゃるようにサンドラ・ブロックがはまり役でした。彼女にはこういう役がピッタリですね。  ジョン・リー・ハンコック監督は「パーフェクトワールド」「オールドルーキー」「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」などの脚本や監督を務めるベテラン監督&脚本家ですが、本作においては嫌な部分は全て封印してあり、基本的には表面をなぞっただけのかなりお手軽&シンプルな作品に仕上げています。 アメフトを知らない人にはマイケル・オアーの凄さが判らないと判断したのか、ご丁寧にもオープニングでアメフトのルール説明が入ります。しかし興味がない私にとってはそれでもイミフ。素直に「メンフィスの最も貧しい地域で生まれ育ったマイケル・オアー選手がいかにしてアメフトのスーパースターの仲間入りを果たしたのか、皆さんはご存知だろうか?」で十分伝わったと思います(某番組のナレーションみたいですけど)。  前述の通り、良い部分だけなぞった生ぬるい作品ではありますが、裏を返せば雨の夜道でビッグマイケルを拾ったのもタイミングだし入学前に監督が彼の能力に気付いたのもタイミングでした。優しい先生に巡り合えたのもタイミング、全てが絶妙なタイミングの元で成るべくしてスーパースターになった人物の物語ともいえます。そういった意味では無駄に雑音を挟まなかった監督・脚本家の判断は正しかったのかもしれません。とにかく、リー・アン・テューイ家の家族が全員素晴らしい。更にその素晴らしさがマイケル・オアーの人柄から引き出されたものなのも素敵でした。 金銭・友人・地域的な問題など面倒なことは全て棚上げしていて深みには欠けますが、限りなくおとぎ話に近い実話として後味も良い作品に仕上がっています。興味があれば見て損の無い映画だと思います。
[地上波(字幕)] 7点(2024-08-23 11:09:26)
3.  新・座頭市物語 《ネタバレ》 
20年以上前に10作品以上見た記憶だけは残っていて、私のイメージでは「関所破り」が最高傑作だと思っていましたが、初カラー作品である本作3作目はやたらと素敵でした。続けて見た4作目(座頭市兇状旅)もなかなか良かったのですが、本作「新・座頭市物語」のほうが頭一つ抜き出ていたと思いました。  深い感銘を受けたのはきっと私自身が年齢を重ねて感受性が変わったためだと思われますが、しかし大人になって冷静に見返してみると、本作や次作(座頭市兇状旅)ではやたらと市の心情を表現したシーンが多いことに気づきます。勝新が監督した89年版のメイキングでも女の子にしきりに感情指導していましたので、おそらく勝自身が”哀しき孤高の盲目ヤクザ”の内面を演じたかったのでしょうか。とにかくこの心情表現が素晴らしい。  ベタな展開ながら師弟関係(河津清三郎)と天狗党の一件も非常に面白いし、師の妹(坪内ミキ子)に惚れられる展開もシンプルで良いです。なんだかんだと市はよくモテます。因果応報で安彦の島吉(須賀不二男)に執拗に追われる展開も綺麗な結末を見せるし、その後の市の心情を揺さぶる流れもよく出来た展開でした。兄の本当の姿を目撃して見せる弥生の表情も素晴らしかったのですが、極悪人である兄が死に、その兄を斬った市も去って行く流れは少し可哀そうではありましたね。  さりげないシーンですが、幼馴染みに「イチタさん」と呼び止められます。おそらく座頭市の本名が判明する唯一の回ではないでしょうか。
[地上波(邦画)] 8点(2024-03-21 17:26:22)
4.  七人の侍 《ネタバレ》 
一生に一度は見るべき名作ですが、人生の後半に差し掛かってようやく鑑賞できました。かなりの長時間作品でしたので見る前は腰が重たかったのですが、一度見始めるてみるとあっという間、噂通りの素敵な作品でした。(4KTV録画にて)  字幕必須ではありますが、導入部も非常にスマートで分かりやすい。もちろん中盤の人集めも楽しくてワクワクさせられますが、「7人」は少々多すぎてキャラ渋滞が発生していたように感じました。勘兵衛(志村喬)、菊千代(三船敏郎)、久蔵(宮口精二)、勝四郎(木村功)、七郎次(加東大介)の5人で十分で、五郎兵衛が平八を見つけてくるという、無駄な人物が無駄な人物をつれてきた感はぬぐえませんでした。  菊千代の演技が少々鼻につきますが、でも彼のおかげで緩急のバランスが良くなっていたのもまた事実。また彼が実質的な主人公で、最後の最後で壮絶な見せ場が待っています。「絶対何か問題が起きるだろうなぁ」という、志乃(津島恵子)と勝四郎のパートも面白くて目が離せませんが、何となく最後は適当に終わってしまいました。(まあ男と女ってこういうものなのかもしれない) 終盤の戦いパートも非常に丁寧に描かれていて、順に墨で×をつける流れや大雨の流れは心底胸アツでした。  オチのつけ方が賛否ありそうな流れでしたが、まあ・・「侍ってカッコいいよね」で終わらせてもいい映画じゃないでしょうか。定年したらもう一度ゆっくり見たい名作でした。
[地上波(邦画)] 8点(2024-03-21 17:20:26)
5.  ショコラ(2000)
タイトルは知っていましたが今まで見る気が起きず躊躇していた作品。TV録画されていたので頑張って見ることにしました。メルヘン&コメディということで仕方がないのかもしれませんが、、序盤の入り方が一方的かつ少々強引な印象でした。おとぎ話風に始まったわりには堅実路線で更に困惑してしまって、もしかしたらガチの魔女モノかなと疑ってみたり・・  脇を固める俳優陣がほとんど主役級ばかりで驚きますし「ギルバート・グレイブ」を撮った監督ということで期待値も上がりますが、ストーリーの骨格自体はいわゆる変わり者風情のよそ者が伝統を重んじる村をかき回して新しい風を吹き込むというありきたりなもの。チョコレートを作る過程など凝っていて美味しそうではありますが、イメージビデオのようで少々鼻につきます。余談ですが、この手の映画を見ていつも思いますが、つくづく人間と宗教ってあまり相性が良くないですよねえ。結局のところ、できる人間は宗教に頼らずともできるし、できない人間はどんな宗教にすがろうともできないものです。  アルマンドばあさんが良い味を出していて意味ありげ。素晴らしい演技力でさすがのデンチ様といったところです。その娘のキャロライン(キャリー=アン・モス)もかなり意味ありげでチラ出しますが結局最後まで立ち位置不明のままよく判りません。ルー船長(デップ)も同様、イマイチよく判らない立ち位置で解釈に困ってしまいました。セルジュ(ピーター・ストーメア)も明らかにオーバースペックだし、よく判らない&勿体無いのオンパレードです。  結局最後まで予定調和の域を出ませんが神父の説教はスマートで素晴らしかったです。情緒不安を心配していましたがジョゼフィーヌ(レナ・オリン)も最後にはイイ場面をもっていきました。予定調和的でほとんど文句も出ない無難な仕上り具合をどう見るかでしょうか。私はテレビドラマ程度のライトな作品だったと感じてしまいました。7-8点付けられる内容ではありますが、映画としての評価はあえて厳しめの6点としておきます。
[地上波(字幕)] 6点(2023-11-09 12:49:12)
6.  十戒(1956) 《ネタバレ》 
宗教映画だし超長いから一生見ることは無いと思っていましたが、何の因果かTV放送が録画されていたので見ることにしました。あんまり好きじゃありませんがやっぱユル・ブリンナーの存在感はピカイチでした。もちろんチャールトン・ヘストン(モーゼ)も安心して見ていられますし、全体的に出演者はかなり豪華で安定感のある作品だったと思います。  前半は全体的にまどろっこしい感じでゆったり流れますが、見方を変えれば丁寧で好感触でした。逆にインターミッション後の流れは少々強引で突飛な感じですが、まあ宗教映画といえばこんなもんでしょうか。ユダヤ民族が特別だと思いあがる価値観はやっぱり傲慢だよなぁと感じます。現代でもエジプトを挟んで地図の上側は先進化したのに下側は今も争いが絶えないというのは、、何だか意味深だなと妙に感じ入ってしまいました。  弱肉強食というのは生命の根本でもありますので、人間のようになまじ頭脳(心)が出来てしまったが故の争いが見られました。理性ができてしまうと使う側と使われる側(持つ者と持たざる者)に分かれるのは必然なのである意味し方のない争いでしょうか。皆が等しく他人に優しくすれば世界は平和になりますが、、まあそれは無理でしょうね。一番の罪人はやっぱり神様かなぁと。。  個人的には先日見たアラビアのロレンスよりずっと楽しめたので少々甘めの点数です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-09-18 13:37:27)
7.  ジュラシック・パークIII 《ネタバレ》 
二作目の惨劇で懲りたのか、スピルバーグは原作&総指揮に下がっています。しかしこの新監督ジョー・ジョンストンがなかなかウマくて、一作目のグラント博士(サム・ニール)とエリー(ローラ・ダーン)がまさか結婚して幸せな生活を送っている。。と、見せかけて実はという流れは一作目のファンも納得の導入部でした。出演陣も大分減らしてスッキリさせていますが、ポール(ウィリアム・H・メイシー)とアマンダ(ティア・レオーニ)の夫婦も一癖ありそうで、序盤から一気に映画に引き込まれます。  脚本も今までとは一気に決別し、まさかの子供探しのために三度この島にやってくるという設定です。出てくる恐竜は見慣れない「スピノサウルス」というものですが、これがなかなか強くて恐ろしいのが最初からよく表現されています。また、飛ぶ恐竜の定番「プテラノドン」が本作では大活躍で、鳥かご設定と合わせてこれがなかなか面白かったです。エリック(息子)とビリー(アレッサンドロ・ニヴォラ)の空中戦はなかなかの見せ場になっています。 アマンダは素敵な女優さんですが、ちょっと喧しくて鬱陶しい感じ。またその旦那の設定が小さなタイル塗装屋というショボさでなかなか笑わせてくれますが、終盤には冴えないポールとグラント博士が大活躍します。個人的にはラプトルの卵ネタと発声器官ネタはなかなかスムーズに伏線回収出来ていて素敵でしたが、その反面、子供と一緒にパラセーリングしていた男性がなぜ死んだのかには一切言及されておらず、ちょっと違和感を感じたりもしました。  世の低評価の割には案外綺麗にまとまっていてスッキリした脚本は判りやすくて好印象でした。ちょっとオマケしておきます。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-01 16:17:05)
8.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
レビューの為に旧三部作を一気に再鑑賞しました。やはり一作目はとても良かったです。何より恐竜の見せ方や島で復活させるという発想が素晴らしい。特にジョンウィリアムのアノ音楽が鳴って、そして演者の驚いた顔を見せてから、最後に画面をゆっくりパンさせて恐竜を見せる演出は本当に素晴らしい。映画とは本来こういう風にやるべきというお手本のような見せ方をスピルバーグ監督が行っています。  しかし正直いってCGの出来映えはイマイチで、脚本を工夫してギリギリまで見せない演出は本当に素晴らしいものの、ついにアップで登場したトリケラトプスも病気で横たわっているという設定で少々違和感がある動きをしたりしています。 脚本に関しては明らかに詰め込み過ぎで、太っちょのデニス(ウェイン・ナイト)が金に目がくらんで妙なたくらみを起こすシーケンスなんて完全に必要ないし、意味ありげに”あの缶”が泥に埋まる演出も無意味でイミフ。レイ・アーノルド(サミュエル・L・ジャクソン)も意味ありげにタバコをふかしまくっていますが、まさかの途中退場でEnd。そして最初から出ているカオス理論のマルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)も一切活躍せずに最後まで画面の周りでウロチョロして終わります。 結果的にこのシリーズの伝統みたいなものですが、ラプトルが頭よすぎてチョット引いてしまいます。実際頭が良かったのかもしれませんが、T-レックスの件も同様に恐竜なのにちょっと頭が良すぎて違和感半端ないです。  まあ・・ なんだかんだ言ってもかなり楽しませてくれた一作目はやはり初出しという意味では非常に価値があった作品だと思います。敬意を表して少々甘めの点数です。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-01 16:15:16)
9.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
名作と名高い本作ですが今まで未見で29年も経ってようやく重い腰を上げるに至りました。3時間15分という異常な長さですが、それを全く感じさせない完成度の高さでオープニングから一気に物語に引き込まれました。スピルバーグ監督自身もユダヤ系とのことで構想に十年を費やし、かなり思い入れが強い作品であったことが伺えます。ホロコーストという世界の誰もが知っている戦争犯罪をこのようにドラマチックな形でエンタメ作品として世に残したスピルバーグ監督の手腕は高く評価されるべきだと感じます。おそらく彼自身のキャリアの中でも最も脂の乗った時代の作品で、彼の最高傑作といって差し支えないでしょう。  よっぽどのことでも滅多に泣くことがない私ですが、指輪のシーンでは思わず声を出して泣いてしまいました。いえ、決してシンドラー(リーアム・ニーソン)の偽善的な行為に感動したものではなく、この映画で描かれている「本質的な真実」に心を動かされたのです。ユダヤ人の、彼らの運命を想うと思わずこみ上げてしまったのです。映画でこれほど感情を揺さぶられたことは今まで一度もありませんでした。 シンドラーのキャラクター性が綺麗に描かれ過ぎているという厳しいご指摘もありますが、あの時代、ナチス党員であった大物実業家の彼があからさまに反抗的な行動を起こせるとは到底思えず、心情をひた隠しにしていたシンドラー=リーアム・ニーソンの表情から彼の苦しい立場を読み取りたい作品だったと思います。実際、アーモン・ゲート少尉(レイフ・ファインズ)らを説得しようと試みるシーン等の異常なまでの丁寧さを見ると、自分の心情をひた隠しに隠して行動していたことは明らかです。 最後に、、絶対に忘れてはならないのは、この時の日本の立ち位置はドイツと同調していたという事実。三国同盟を結んでいた日本ではこの映画をクリスマスイブや終戦記念日に放送すべきだと感じました。人として一生に一度は見るべき素晴らしい作品でした。
[インターネット(字幕)] 10点(2022-08-27 11:09:31)
10.  ジョニー・イングリッシュ
アナログの逆襲は大好き!気休めの報酬はイマイチ・・ ということで、あまり期待せずに第一作目を鑑賞してみました。本作(一作目)は意外と真面目にエージェントしてるんだなという印象で、思ったよりシリアス風な場面もありました。 Tornというヒット曲が好きでナタリーインブルーリアのことは古くから知っていましたが、まさかローナ役として準主役で出ているのが同姓同名の別人でなくご本人だとは(笑)ちゃんと役者さんできていますが、他に目立った作品は見当たらないようです。  パスカル・ソヴァージュ(ジョン・マルコヴィッチ)はカツラですよね(笑)彼のシーンは全体的に結構笑えるシーンが多くて楽しめるのですが終始脱力系です。総合的には高評価は難しいですが並の上といった感じでした。個人的にはエージェント1号登場シーン、墓場のシーン(精神病の流れ)はかなり笑えました。総じて部下(ボフ=ベン・ミラー)が優秀だと生き残れるんだよなぁ、としみじみ感じてしまいました。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-25 14:47:48)
11.  死霊の盆踊り
やっと私も見ることができました。ほぼ都市伝説と化している「死霊の盆踊り」ですが、自分の目で見てみるとなるほど納得の内容でした。  まず第一につまらない。これに尽きます。しかしながらダンサーは全員引き締まった身体をしており、プロかそれに準じた人物であったことが推察されます。それなりにキャストを選んでいたという点ではまあまあ驚愕させられました。 第二に原題「Orgy Of The Dead(乱交する死者、もしくは大騒ぎする死者)」を”死霊の盆踊り”とした邦題の素晴らしさ。正直、この日本語タイトルが無かったら現代の日本で日の目を見ることはなかったのは明らかです。そういった意味ではこの邦題は素晴らし過ぎました。(ただし、この作品はビデオスルーではなくきちんとロードショー公開されています) 夜の帝王(クリズウェル=Wikiでは霊能力者らしい)の気だるさ、闇の女王(ファウン・シルヴァー)のやるせなさが作品に花を添えていて、踊りに飽きた頃にこの二人のイミフな会話が差し込まれます。さらには小説家のボブ(ウィリアム・ベイツ)と恋人のシャーリー(パット・バリンジャー=黄金女も兼用)の、心底どうでもいい会話もチョイチョイ挟まれるのが軽くイライラさせられ、これらを繰り返すことで90分もたせるテクニックはある意味絶妙というかなんというかといった感じでした。  この作品は1965年に公開されていますが、1965年といえば007ゴールドフィンガー、サウンドオブミュージック、ドクトルジバゴなど一流の大作映画がそれなりに排出されつつあった年代です。映画が本格化しつつあった時代にあえて?時代に逆行し、まるで学芸会レベルの映画を撮ったという意味ではなんとも絶妙に攻めまくった映画だったんだといえなくもありません。(金が無かっただけ?) 私が勝手に感じ入っているだけですが、この映画を見た人だけが「趣味は映画観賞ですが?ナニカ?」と堂々といっても良いのではないでしょうか。この映画を知らない人はまだまだアマチュア、モグリです。個人的には全映画鑑賞ファン、全レビュアーたちの登竜門的な意味合いで考えると高得点に値しますが、、あくまでこの作品に敬意を表して0点とさせていただきました!
[インターネット(字幕)] 0点(2022-08-23 11:53:18)
12.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 
皆さん同様、過去の遺産「ジュラシック・パーク」を食いつぶす焼き増し感アリアリの駄作でした。いや明らかに30年前のジュラシック・パークにおんぶに抱っこ体質で、ほぼ依存脚本、話としては何となく繋がってしまっています。  時代のせいもありますが、リアルなCG映像を見慣れた現代人には恐竜が歩いている島などむしろ当たり前で、DNAに逃げるにせよもっと脚本をしっかり練るべきでした。オーウェン・グラディ(クリス・プラット)とラプトルの友情物語などはかなり面白い流れなので、こっちの方向で話を広げたほうがストーリーの骨格がガッチリしたのではないかと残念に思いました。 子供たちも若干ご都合主義で、終始無関心だった兄が岐路に立った途端やる気満々なのも笑えますし、クレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)も考えていることがよく判らず、ストーリーに流されているだけにしか見えないのでパッとしませんでした。結果的に甥二人と叔母さんの構図は無くてもさほど問題ないような感じでした。この後はどんどんあり得ない流れになってゆき、終盤にむけては結構半笑いの脚本となっています。。  個人的には恐竜映画としてはジュラシック・パークで既に完成しているので、、無理に広げる必要はなかったと思います。本作はある意味正統な続編としてきちんとつながっており、パート4として何となく見られる体に仕上がっているのがまた質が悪かったです。本作後半の流れ&次作(ジュラシック・ワールド/炎の王国)の惨劇を考えると、やはりジュラシック物としては初期三部作で綺麗に終わらせておいたほうが無難だったという気がします。(次から次へと関係作品を出してしまう最近の悪い風潮ですよ)
[インターネット(吹替)] 5点(2022-08-18 14:48:24)
13.  ジーサンズ はじめての強盗
年金問題や高齢化問題などの社会的側面や、利発な子供にああいった気遣い・配慮をさせてしまうような道義的な側面など、、これらの問題点をとりあえず棚上げできれば意外と楽しめる作品です。要するに難しいことをこの映画で語ってはいけないということが、きちんと切り分けできる人向けの映画でしょうか。せっかくの超名優たちが集った映画です、あまり難しいことを考えずに楽しんだほうが良さそうな作品ですね。  内容的にはツッコミどころは多いのですが、全体的に結構練られていて伏線&回収もスマートです。場面転換や構成なども巧みで、チクっと社会問題や健康問題を織り込んだかと思えば笑いがあったり、やっぱりまたホロっとさせられたりと全体のバランス感覚が優れています。狼たちの午後で予習?してるのはどうかと思いますし(笑)、スーパーでの練習シーン、キティ(子猫)のポーズ、マスクのネタなどなど笑える箇所は多めです。  やや甘めの結末&見たら忘れる系のヌルい作品ですが、肩の力が抜けた名優たちの自然な演技が楽しめる素敵な作品です。ぶっちゃけ、おじいちゃんたちにあまり難しい演技を要求するのもどうかと思いますし(笑)、結果的には良い塩梅に仕上がっているのではないかと思いました。個人的にはジョン・オーティス(ヘスース役)が見られて嬉しかったです。(カリート・ブリガンテのいとこ)
[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-30 12:09:14)
14.  ジオストーム
まあ・・ ね・・ いいんじゃないですかね(ふぅ)。  予想通りのB級展開、というか、予想の遥か斜め下をいった映画でした。どれだけ潤沢に予算があったのかは知りませんが、よくまあOKが出たものです。多額の予算を使ってコレを作ろうなんて、ある意味では凄い映画なのかもしれません。確かに褒められる点もあります。やたらと豪華な出演陣とやたらと派手なCG映像。これはなかなか凄かった。皆さん、サラ(アビー・コーニッシュ)の流れがお気に入りのようですが、アレも陳腐すぎてマンガ以下の展開に半笑いでしたし、エド・ハリス、アンディ・ガルシアのパートも言葉にならないくらいで・・  とにかく、暇つぶしにもならない映画でした。ワーナーがバックについていたようですが、NASAまで全面協力してこの出来ではチョットNASAにも失礼なのでは?なんて思ってしまいました。真面目な話、子供っぽいのはインディペンデンス・デイあたりに任せておいて、この手の話題はもう少しリアル路線でやってもイイのではないでしょうか。ディザスター系は極めて映画向けの題材なので、こんな適当な作品にせず真面目に取り組んでほしいですね。残念。
[地上波(吹替)] 2点(2021-05-20 12:31:53)
15.  ジュラシック・ワールド/炎の王国
CGは凄いし孫は可愛い。全体的にコンパクトかつ綺麗にまとまっていましたが、そこらへんに転がっている凡作と同じで非常に安っぽい感じだったのもまた事実。面白いといえば面白いですが、印象に残らなかったといえば残らなかった。可もなく不可もなくとはまさにこの映画のこと。  目立った粗は感じませんでしたがレビューを書くモチベーションが全く上がりません。ある意味、映画としては一番ダメなパターンかもしれませんねコレ。。
[地上波(吹替)] 5点(2020-08-01 18:28:34)
16.  ジョーカー 《ネタバレ》 
※評価変更しました。  先日酷評しましたが、世の評価と私の感覚にズレがあり過ぎるので三度見返してみました。私の場合は映画全体を真に受け過ぎていたようで、普通の心理ではない主人公を一生懸命理解しようとしても境遇が違い過ぎる自分には理解が及ばないことに気付きました。私の場合はもっと大きな視点、あくまで第三者の目線(例えるならカウンセラー的な目線)で鑑賞したほうが彼の状態がよく理解できるようです。 上記のように映画の見方を180度変えてみたら彼の苦しみ、心情などがよく理解できるようになりました。その上でのあのラスト、確かに素晴らしい映画でした。おかげ様で皆さまと同じ”アハ体験”が出来ました。+5点の7点です。  ・・・・・・・・・・ここからは以前の評価・・・・・・・・・・  やたら人気なので期待値マックスで挑んだのが悪かったかもしれませんが、この難解で気難しい作品を深く理解できるという方が多くてビックリです。年間100本ほど映画を見る私ですが、この「joker」という映画のほとんどの部分が理解できませんでした。  他のどなたかが「タクシードライバーに似てる」と書いてらっしゃいましたが確かにそう感じました。(私はタクシードライバーも内容が理解できず2点にしました) また、「恵まれている人には理解できない映画だろう」と書かれている方もいましたが、確かに私は恵まれているほうなのかもしれません。しかし裏を返せば、自分が恵まれていないと感じている人がなんと多いことか・・ マイナス思考&思い込んでいるだけでは?という気もしないでもないですが、自分の境遇に関しては主観の問題も大きいのでなかなか量ることができません。  確かに、、アーサーは同情的な境遇ではありましたが、世の中、悲惨な境遇の人でも立派に生きている人は沢山います。また、どんな理由があったにせよ人の命を奪うことは許されないと思われます。むしろ、大変な状況であってもプラス思考で明るく頑張れと言いたくなる映画でした。。  タクシードライバーの主演だったデニーロが批判する側に回っていたことに1点。後半、パトカーのボンネット上で踊るシーンに1点の計2点です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-30 00:46:14)
17.  ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 《ネタバレ》 
アナログの逆襲が面白かったのでこちらも見てみましたが、かなり真面目路線で笑いの要素がチョット弱かったように感じました。チャンスがあればパート1も試してみるつもりですが今作は少し残念に感じてしまいました。  なぜか今作はロザムンド・パイクとのラブシーンがしっかりあったのはなかなかの謎でした。アレ要らないでしょ?(イラ) それから、アナログの逆襲のオープニング曲(挿入曲)とは違う音楽が使われていたのが少し残念でした。
[インターネット(字幕)] 4点(2019-08-22 13:14:58)
18.  ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲
今作はなかなか面白かったです。志村けん的なベタベタな笑い&イギリス風ブラックユーモアのべっちょりした感じが融合していて、ビーンより真面目にやってる感がなかなか笑えます。これほどベタなお笑いなのにきちんと映画になっているのは地味に凄いと思います。VRのシーンや潜水艦の発射シーン、携帯電話を盗むシーンなど、全体的によく考えられていていちいち面白いです!ちなみにオープニング曲(挿入歌)がとても良かったです(笑)
[インターネット(字幕)] 7点(2019-08-22 13:10:23)
19.  ジュピター 《ネタバレ》 
随所にウォシャウスキー系の表現が見られて、確かにマトリックスを作った人が作ったというのは理解できましたが、マトリックスの成功から何を学べばこんな物語が作れるのかっていう落胆のほうが大きかったです。 確かに映像は凄いです。木星の映像や宇宙船は迫力があります。また絶妙なタイミングで駆けつけるお助けマンに、意味もなく上がっては下がる派手な追いかけっこ、弾幕に突っ込む脳筋バトルもマトリックスを彷彿させて迫力満点です。でもなんだか面白くないんですよワクワクしないんですよ。  人類を収穫するっていうプロットもマトリックスと同じで驚かないし、そもそもお姫様(ミラ・クニス)が好みじゃないっていうのがありますが、悪役も含めて全体的に小粒感が漂っていてA級映画のマントをまとったB級映画に成り下がっています。(マトリックスは脇役悪役全ての人物が光り輝いていました)  ストーリーに関してはアレコレ指摘するのは省きます。見て損したというほどではないですが、、木星のCG以外は微妙な評価です。
[インターネット(字幕)] 3点(2019-08-20 11:23:04)
20.  ジェーン・ドウの解剖
YouTubeの#2アイチャンネルで紹介されていて知りました。端的に書くとホラーとミステリーの要素がバランスよく、雰囲気映画としても非常に素晴らしい作品でした。オープニングの女性捜査官の言葉がラストに合致する部分やラジオ&歌も効果的に使われていてGoodです。結局よく判ったようなよく判らないようなラストもハナマルに感じました。  ただし、一発芸的な映画ではないものの、ネタが割れてしまうと何度も繰り返して見たいと思わせない軽さが残念でした。ジェーンドゥさんの顔や裸体は綺麗で何度でも見たい雰囲気はありますが、映画自体は何度も見て深く探求するようなタイプのものではないと思います。結局何だったの?という素朴な疑問も残りますが、そこで留めたことがこの映画をB級に貶めていない所以と思われます。怖い&グロに耐性ある方はぜひ一度お試しください!
[インターネット(字幕)] 7点(2018-10-25 10:45:00)
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