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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  上海ルージュ 《ネタバレ》 
映像は綺麗なんです、がしかし…  特に前半は非常に華やか・鮮やかな映像が見事でして、少し靄のかかった様な感じも含めてちょっと幻想的でもあるとゆーか、ただ演出のその辺+実際の話の内容・テーマも含めて、ある種実に「虚ろな」美しさでもありますのよね。その意味では、個人的には映像的にも後半の⇒同じく虚ろな美しさでありつつも華やかさを脱ぎ去って寧ろ寂しさを纏ったかの様なソレ、の方が、私としては心に響くモノがあったかな…と思いましたかね。  でも、前述どおりお話としても「空虚な=登場人物の抱える空虚さを描く」作品だとは言え、まず最後まで観ると根本的に相当なバッド・エンドとして終わってゆくにも関わらず⇒ソレでも大して(コッチに関しては)私の心が痛まないのは、やはり前半で全く主役の2人(歌姫ちゃんとガキ)に感情移入するに至らなかったから…なのですよね。後半は、多少その意味で筋が「撚れて」ゆくモノの(=少なくとも歌姫ちゃんの描き方とゆーのは明確に変わってゆくし)ソレでも尚、感情移入の方向が反転するには至らなかった…というコトもありまして、個人的にはどーにもお話としては中途半端…だと感じられてしまいました。重ねて、映像は綺麗だった(女優さんも美しかった)のですケドね。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-07-20 22:39:48)
2.  死の棘 《ネタバレ》 
コレも大昔に観ていて、その時は正直シックリ来なくて、しかし今回観直したら(意外なマデに)観入ってしまいましたね。この監督も超・寡作な方ですが、同じタイプ…てワケでもねーのですがやはり何処かヴィクトル・エリセはまた確実に思い起こされた…な~んて。でも、何故彼らが寡作かとゆーて、やっぱとにかく「画」にはこだわりまくってますよね。今作も、よく見るとマ~何処も彼処も素晴らしいショットだらけ(とゆーか、ソレしかない)ってな感じで、ソレだけでも2時間観てゆけちゃう(で実際観てゆけちゃった)と言いましょーかね。また暫く後には再見するかと思います。  演技は、かなり特徴的なので端的にクオリティが高い、とゆーのとも異なるとは思いますが、作品と調和しているかと言えば間違いなくそう(=成功してる方)でしょうし、その他諸々主演2人の仕事ってのはごくごく素晴らしいモノだったと思います。一点、物語としては極めて進み方が緩慢(とゆーか、殆ど前進してゆくコトもないし、当然何処かに辿り着いて終わるワケでもない)であるコトについては、個人的には好みとしては(=好きか嫌いかで言えば)私のソレからは外れては居ます。なので一点だけ引いておきます。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-04-14 20:37:09)
3.  シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 
いや、シンプルに面白かったすね~テーマ自体、シンプル…とゆーか非常に普遍的な話だとは思うのですよ。「外見」か「中身」か、どちらもある程度は自分でコントロール出来るモノか、とも思いますが、例えコレが現代であってもやはり(自分の努力では)どーにもならないレベルの領域とゆーのはいずれにも存在するとは思うのですね(=だからソコで藻掻く彼等には、誰でも一定の共感は出来るのかなと)。  そして今作が素晴らしいのはコレもシンプルに、その「外見はカッコ悪いケド中身はカッコ好い」という(ちと考えればそんなに簡単でもない演技の仕事を)ジェラール・ドパルデューが極めて高いレベルで実現・体現しているコトそのものだと思うのですね。ソコまでも十分に面白かったですが、オーラスの彼の演技には完全に観入ってしまいました(この部分と、重ねて全体通してもお話の組立て・個々の演劇的演出といったシナリオの出来が今なお十二分に優れているモノだってのも確かかと)。いわゆる現時点の「決定版」というヤツなのではないでしょーか。是非。
[DVD(字幕)] 8点(2022-10-27 11:02:36)
4.  ジェイコブス・ラダー(1990) 《ネタバレ》 
個人的に、いわゆる「実は幻覚でした」系というのがとにかく苦手(『シックス・センス』とかも本質的にはかなり苦手)なのだけど、今作は「場面の中の一部分が幻覚」という訳ではなくて、最初と最後だけが現実であとは全部幻覚(というか夢)という点では中々に大胆な作品だと思う。全部夢なので(なんかサスペンス的な話?な感じも多分に醸しつつも)真ん中の部分では整合性を気にすることなく奇怪・不可解な描写をやりたい放題に入れることが出来ており、何がどーなってるのか分からないという心地の悪さと同時にホラー・スリラーとしての描写自体の見応えもそこそこ十分で、そのジャンルの作品としては単純に出来が相当に好い方だと思う。一点だけ指摘するとすれば、結局サスペンス的な話は「ブラフ」でしかない、その割にその部分の尺自体がちょっと長くて、全体としても部分的に少しだけタルいのが玉に瑕かとも思う(もっとハイテンポに訳の分からなさが突っ走ってゆくという構成の方が、単なるホラー・スリラーに徹するのであれば好かったカモ?とも思う)。  まあでも、これも今回再見して思いましたが、今作は単なるスリラーとしてつくられた映画ではない、と感じるのですよね。オチもそのものとしては単純で明快だけど、テーマ自体はもう少し深いというか、もっとヒトの人生・生と死に関わる何か含蓄のあるモノを描こうとしてる様に見える、というか。個人的に、この(ホラー的な話の流れからすればやや唐突な)ラストはそれでも非常に美しいと思いましたし、ティム・ロビンスの演技自体も(ホラー的な部分以外が特に)素晴らしかった、という側面に、そういった製作側の意図が表れている、という様にも思われます。
[DVD(字幕)] 7点(2021-03-03 22:40:54)
5.  新 死霊のしたたり<TVM> 《ネタバレ》 
いちおう『悪魔のサンタクロース』シリーズの4作目の扱いなのだが、このシリーズ、1~3は犯人の素性的な部分で繋がりがあるのだけど、今作4は別に3までとは何の関係も無い。事件が起こるのがクリスマス辺りだからいーんだよ!という開き直りのようである(『ハロウィンⅢ』的なヤツてことかいな)。で日本では結局、監督繋がりで『死霊のしたたり』のバッタもんに仕立てられちゃってるし、だったらフツーに別作品としてやりゃいいジャン!(日米ともに)と思いますですね。  お話の方はというと、人体自然発火?→ゴキブリ?→なんかの魔術!(魔女集団)という突拍子も無い展開をしてゆくが、色々と雑で率直にだいぶん支離滅裂ぎみ。もう一点、恐怖描写のかなりの部分が結局ただのゴキブリで、汚らしいわ気持ち悪いわでかなり不愉快(特撮はスクリーミング・マッド・ジョージで、よくみるとこの部分のクオリティはそれなり)。あと、あのモード・アダムスが黒幕の魔女を演じているが、なんのオーラも感じられないただのオバハンでこれも残念。主演女優もブス(設定上は美人記者ということになってるのだけど)。かなりのポンコツホラー。
[DVD(字幕)] 3点(2020-11-01 07:06:13)
6.  新ゾンビ 《ネタバレ》 
我らがオラフ・イッテンバッハの初劇場公開作品は、死者を蘇らせる力を持つ邪神プレムトスの物語(という体の、殆ど無内容で虚無なシナリオ)である。歴史上の様々な場面においてプレムトスがもたらした災厄(という体の、死人がデロデロ蘇っての単調極まるチープなグロ描写)を、現代において邪悪なプレムトスの書を偶然手に入れた主人公の話に(前述の場面が主人公の頭に唐突にフラッシュバックしまくるという無茶苦茶な方法で)巧みに織り交ぜて進行していく。掴みのショックシーン15分は初っ端からかなりカッ飛ばしており、素晴らしい見所となっている(この後1時間近くに渡って大した見所が無いのだから、ここをボーっと見逃すわけにはいかない)。中盤の主人公の日常生活パートにも(自身初の劇場公開作品にも関わらず、この監督グロ以外には映画に描けるようなモノの入った引き出しが本当に何も無いんだな、という意味で)監督の映画センスが炸裂しており、大変に興味深く観れる。  そして遂に、本作のハイライトたるラスト20分がやって来る。  (ちゃんと観てると正確には残り40分の時点でゾンビが出現してクライマックスに入ってるのだが、そこから20分がまた全然盛り上がらないのだ) (全編通してグロ描写の挿入のみに腐心し、それにどうメリハリを効かせるかというのに全く気が回ってなく、とにかくダラダラしてるのですよ) (ただ、ラスト20分前からは音楽も変わってやっと本気でゾンビと闘い始め、そこからの10分だけは少しテンションも上がるかなあと) (お待ちかねの戦車シーン、ゾンビを大砲で粉微塵にする描写にだけは流石に観る価値がある。何故なら他では絶対ここまでやらないだろうから)  世紀の問題作と言える今作、ホラー好きなら必見と言えるだろう(本当にラスト15分だけ、ここだけ観る、で十分だと思う)。
[ビデオ(字幕)] 5点(2020-05-12 21:13:08)
7.  ショーガール 《ネタバレ》 
ハダカというのは、それを隠して恥ずかしがるからエロいのだ。誰も彼もが脱ぎまくりな本作、全員揃ってハダカ如きを恥ずかしいなんて思っちゃいない(それは羞恥心が無いサマを「演じて」いるのではなく、本当に馴れっこになってしまっていることを意味する)。ので在るからして、実のトコロはこれが全然エロく感じなかった…というのが正直な感想(ある意味残念)。しかし、だからこそ本作のダンスシーンからは、性欲と切り離されることを強制されてきた「ハダカの美の歴史」を、逆の側から超越した真に純粋な「肉体の美しさ」を感じ取ることが出来るのだと言える。俗悪なモノの中だからこそ、本当の美しさが際立つ、この単純な方法論こそがヴァーホーヴェンの真骨頂である。  それはストーリーの面でも同様で、ただ自分の最悪な状況を打開したい、自分を証明したいと願うだけの前半の持たざるノエミは実に美しく、翻って、一たび手に入れた「虚栄」を守ることに固執し、「もっと多く」を望むために手段を選ばない後半の勝ち誇ったノエミは実に醜い。しかし彼女は、敗北と引き換えにひとつの真理を得て虚ろの都を去ってゆく。それこそが人間の成長であり、これは何とも痛快なグッドエンドじゃないか!と思うのだ。  非常に単純な物語ではあるが、重ねて、これこそがヴァーホーヴェンの真骨頂であり、彼の最高傑作であると私は確信している。
[DVD(字幕)] 9点(2020-05-05 12:20:38)(良:1票)
8.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
人生は時として悲劇的で、醜く、哀れなものに為り得る。だがそれでも、人生には常に希望があり、そして必ず美しいのだ、という映画。ラストシーンに全てが凝縮されているように思う。
[インターネット(字幕)] 9点(2019-11-21 21:24:47)
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