1. 死刑にいたる病
自分の一番好きなタイプの映画。ライティングが素晴らしく音楽も良い。岡田健史の演技も的確だったと思う。ただ、ラストのオチがいまいち。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-07-14 14:56:59) |
2. シックス・センス
《ネタバレ》 幽霊が見える子供の話。はっきりいって付いて行けなかった。俳優は皆さん素晴らしい演技だったと思うし、映像も音楽も美しい。名作の雰囲気に満ちているが、幽霊が見えるって統合失調症ですか。全然治療していないんですけど。途中何度か寝た。 主人公の名前がマルコムだとわかってなかったので、ラストシーンで奥さんはマルコムという浮気相手の名前を口にしたのだと理解してしまった。ココの書き込みを読んでようやくオチがわかった次第、オレってアホですか・・・ [インターネット(字幕)] 4点(2023-10-15 17:51:53) |
3. 少女 an adolescent
フランス映画をそのまま日本の片田舎で再現したような映画。愛の表現も日本離れしていてどこかフランス的。最後のシーンも素晴らしくカタルシス気分にさせてくれる。何より素晴らしいのがカメラワーク、一つ一つのカットが意図をもってきちんと撮られている。画面の色調も素晴らしいし、俳優も名優ぞろいで完璧な演技だと思う。だけど何かが足りない気がするのは何故だろう。ヒロインが15歳に見えないからなのか、日本の風景に作品内容がマッチしていないからなのか、結局この点数になってしまった。 [インターネット(邦画)] 7点(2023-10-07 20:08:46) |
4. シン・ウルトラマン
《ネタバレ》 ウルトラマンのオリジナルストーリーを2時間にまとめたようなストーリー。自分の命を神永に与えるラストはそれなりに感動する。そして、ウルトラマンの造形がやはり素晴らしい。つまりこの映画の良さは、オリジナルの良さに負うところが大きいということだと思う。 役者は皆良い演技だった、とくに長澤まさみの使い方としては満点だと思う。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-07-25 19:11:21) |
5. シン・仮面ライダー
仮面ライダー世代としては、1号、2号ライダーの再現度が素晴らしかった。しかし、VFX使いまくりなうえに、逃げ惑う群衆が皆無の世界観にはどうしても付いて行けない。「ショッカーは頭文字」のところで吹いてしまって、もう、コメディーとして見た方が良いと割り切ったがそれにしてもイマイチ。オーグ(怪人)1人を30分で倒す1話完結タイプの方がやはりしっくりくる、2時間はどうにも尺が長すぎた。浜辺美波、西野七瀬と良いキャスティングなのに、2人ともちっとも可愛くないのが残念。池松と柄本の演技が良かったのでプラス1点、ラストの子門真人の歌にプラス1点。できれば子門真人の歌は、一文字隼人のバイク疾走ショットにかぶせて欲しかった。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-07-25 13:36:35) |
6. 子宮に沈める
《ネタバレ》 後味の悪さは天下一品。全編音楽無しの構成が重くのしかかる。子供目線のローポジションの多用で徹底したリアリズムを追求したような映像だが、幸ちゃんの顔色がいつまでも健康的だったり、おむつ交換をしていない蒼空君が泣きわめくわけでもなくスヤスヤ眠っていたりと気になる点も多い。とくにラストの死体の幸ちゃんはあまりにも不自然、血圧ゼロなら頬はコケて顔は土色になっていなければいけない。あれではスヤスヤ寝ているようにしか見えない。結局、事実を羅列しただけで、脚本としての起承転結もない。はたして誰がお金を払ってこの映画を見に行くのか、途中から興行成績がものすごく不安になってしまった。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-07-17 18:45:13) |
7. 四月は君の嘘
《ネタバレ》 脚本もダメだし、不治の病とクラシック音楽って、流行りモノをくっつけたような設定もうんざりする。ラストは演奏と手術を同時進行させて砂の器ですか、だったら回想シーンもいれなくちゃ。 [インターネット(邦画)] 3点(2022-01-07 17:45:21) |
8. 七人の侍
30年ぶりに観たけど、映画館で観たのは今回が初めて。面白過ぎる脚本と、黒澤映画史上最高に美しい映像に心はスクリーンに釘付け。とくに室内のシーンの黒色の美しさは筆舌に尽くし難い。何はともあれ三船敏郎のケツに10点。 [映画館(邦画)] 10点(2021-01-09 19:40:33)(笑:1票) |
9. 屍人荘の殺人
《ネタバレ》 原作既読。原作は間違いなく面白い。でも映画の方は残念。肝心のゾンビの迫力がない。エキストラの演技がいいかげん。数も少なすぎる。謎解きはそれなりに面白いのだが建物を取り囲んでいるはずのゾンビたちがショボいので恐怖感にリアリティーが伴わないのが致命的。浜辺美波が可愛いのでプラス2点、山田杏奈が可愛いのでプラス1点。浜辺美波は持って生まれた癖のない美人顔で、シリアスからコメディーまで何でもできる大女優として邦画を引っ張って行ってもらいたい。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-08-03 17:36:28) |
10. 人生スイッチ
こういう作品で映像の美しさがどれだけ大切かが良く分かっている監督。音楽もバッチリ。隙のないキャスティングも素晴らしい。脚本が平凡なわりには演出が光っていると思う。 [インターネット(吹替)] 8点(2020-06-09 21:45:45) |
11. 白ゆき姫殺人事件
《ネタバレ》 飽きさせない展開で上手い造り。真犯人が平凡で盛り上がらないが、ラストはホッとさせる救いがある。ダサくて暗い女をきちんと演じる井上真央の演技が秀逸。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-05-14 20:26:50) |
12. 飼育(1961)
《ネタバレ》 大江健三郎の傑作を大島渚的世界に換骨奪胎した映画。原作の素晴らしさとは別な、大島渚の映画として純粋に素晴らしいと評価したい。日本人や戦争に対する反骨精神に貫かれている。黒い闇が秀逸。それにしても卑俗な田舎者を完璧に演じた三国連太郎はやはり希代の名優。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-05-14 20:12:40) |
13. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 CGが良くできているということを鑑賞すれば良いのだろうか。ドラマが全くない作品。意表をついて総理以下主要閣僚が中盤で全員死んでしまうのと、1齢幼虫状態のゴジラが可愛かったのでプラス2点。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-05-06 14:58:14) |
14. 11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち
しっかりとした美しい画と達者な演技陣は評価できるが、映画として何を言いたいのかさっぱりわからない。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-05-05 20:37:47) |
15. シコふんじゃった。
裸で戦う競技なので、役者の裸体がさらされることになり誤魔化しがきかない中、相撲のシーンをリアリティーを持って表現していたのが秀逸。取り組みを下手にクローズアップに頼ることなくしっかりとした引きの構図で三脚を固定して撮っているのはすばらしい。まっすぐに突き進んでいく無駄のない脚本も良かった。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-05-01 21:10:46) |