1. 白い巨塔
この原作を映画にするには少し尺が足りないように思う。 映画では展開が早すぎるので、やはりドラマでじっくり駆け引きや心理模写など味わいたい。 田宮二郎の財前五郎ははまり役だと思うが、あんな先生が実際いたら殺気立ってて怖い気がする。 東野栄治郎や小沢栄太郎はさすが一癖ある人物を演じさせたら上手で存在感があった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-11-09 05:17:11) |
2. シェルブールの雨傘
《ネタバレ》 名作と言われるこの映画を何度も見逃していた。セリフが全て歌である不自然感がそうさせていたのかも知れない。 しかし、見始めると意外にも馴染むのも早かった。但し、ストーリーの内容は極めて薄っぺらい。 ドヌーブの役も自分勝手でわがままな性格でとても感情移入できない。彼氏の子供が出来たのに、たった2年間が待てないのか? 母親に薦められるままに金持ちの紳士に直ぐに乗り換え。まぁ、こんなどうしようもない主人公の話しなんですが、ミッシェル・ルグランのテーマ曲が余りにも美しすぎて、映画の状況にはまり過ぎて、全て補ってしまうんですね(泣)。 そしてラストの再会のシーンが素晴らし過ぎて…。これはもう反則ですわ!! ユーミンの「goodluck &goodbye」の世界観が大好きな私には、どストライクであったのです。 マイナスを補う技術、これも映画の魅力何ですね〜。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-06-18 12:55:16) |
3. ショコラ(2000)
《ネタバレ》 娘の懐古調の語り口で始まる導入部から一気に独特な世界に入っていく。 観終わって幸せな気分に浸れるファンタジーな映画。 ジュリエット・ビノシュが保守的で禁欲的な村に突如現れ、チョコレートの甘い魅力で村人達の規律に縛られた心を徐々に開放していく。 そのチョコレートの美味しそうなこと! ビノシュは包容力溢れるパワフルな女性を好演、ジュディ・リンチの貫禄ある演技も良かった。 ジョニー・デップで登場するあたりからロマンスも加わり一気に話が盛り上がる。 あ、そうそう皆さん同様、私も途中でチョコレート食べてました。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2023-01-14 13:36:57) |
4. ジョジョ・ラビット
《ネタバレ》 冒頭、ビートルズの「抱きしめたい」から軽快に始まったので、もっとコメディ調に展開するのかと思いきや、中盤からラスト迄はシリアス展開に変わる。 母親が吊るされるシーンは唐突過ぎてわかりづらかった。それっぽいけど、後であっ!やっぱりみたいな。 少年が母親、エルサ、将校の心の交流を経て成長していく姿が描かれて、良い映画だと思うが、あと一歩かなぁ〜。 「ライフ・イズ・ビューティフル」的なものを期待した自分がいた。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-06-19 18:34:27) |
5. 女王蜂(1978)
《ネタバレ》 まずもって、主役女優に華がない。なので、周囲の男どもが皆惚れる設定だがイマイチ説得力に欠ける。 又、彼女のボーイフレンドが2人も殺される動機が弱い。ので、観終わってもスッキリしない。 とは言っても終盤までは、特に退屈することも無く、金田一シリーズ独特の世界観に浸れる。 傍を固める女優さんが豪華なのでプラス1点。内容は、可もなく不可もなくという出来栄え。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-02-24 00:03:29) |
6. 白い恐怖(1945)
安っぽいメロドラマに単調な精神分析 大物プロデューサーのセルズニック主導で作られたのかな ヒッチコックにしては、ぱっとしない出来栄え [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-18 22:34:42) |
7. 仁義なき戦い
たぶん三回目の鑑賞、たまに観たくなるシリーズ。殺しあい以外に筋書き覚えてないし。 ただし、勢いと熱量がハンパない! こんなじゃ命がいくつあっても足りない! だから後々ゾンビのように同じ役者が現れる(笑) 殺人シーンで使われる音楽(効果音)は今だにTVのバラエティで始終使われているのも凄い! 善かれ悪かれ日本映画界に実録ものとして衝撃を与えた作品であることは間違いない。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-05-09 23:47:52) |