1. 自殺サークル
<ネタバレあります>冒頭のつかみは素晴らしいです。こういう破綻の効いた始まり方は好きですね。事件発生前後の変化の差の激しさは、そうやすやすと表現できない。前半はかなりぶっ飛んでいるというか、和風サイコホラー独特の狂気がにじみ出てます。これが全編までよかったら『バトル・ロワイアル』よりヤバイって言えるんですが、後半から息切れしてくるのが残念。自殺サークルの首謀者役としてROLLYが出てくる辺りから下降線をたどっていっちゃった。ボクが監督だったら、自殺サークルには首謀者はいないって設定にしますね。もともと、誰かが自殺した事で自殺ブームを引き起こした。それで十分だと思うんです。どう見てもROLLYは小物でしょ。もちろん『真の首謀者』が存在しているんだけれど、ボクから言わせると、そいつも小物。見えない力ほど恐ろしいものはないです。ラストがハッキリしないので、イマイチ。見所が、若者たちがパタパタ自殺していくところだけというのも寂しい。前半のインパクトから4点。 4点(2002-08-30 12:48:02)(良:1票) |
2. 真実の行方
なるほど、そうくるかって感じのラスト。デビューとは思えぬほどのエドワード・ノートンの完成度の高い演技。リチャード・ギアの貫禄。それで持ってる映画ですね。この2点を除いたら、普通の法廷サスペンスでしょう。でも、エドワード・ノートンと同じくこの映画が監督デビューとなったグレゴリー・ホブリットはこれ以降、観客を驚かせる事を念頭に面白い映画を撮り続けている。非凡な才能。これからも、見守りたい。 6点(2002-05-29 12:16:10) |
3. ジョニー・ハンサム
我が師匠、ミッキー・ローク主演という事で観ましたが、面白くなかったです。整形前のロークの風貌にはビビりました。あれは評価しても良いんじゃないかな。ランス・ヘンリクセンも存在感があったけど、いかんせん、面白さでは原作のほうがはるかに上です。原作に登場するジャッピー・シュローダーをここに出すべきだった。原作は乾いたタッチですごい面白かったけど、映画はスケールダウンして、ヒューマンって感じだ。モーガン・フリーマンとかエレン・バーキンとか出てるのに、こんなに面白くないとは。でも、ロークが出てるから4点。合掌 4点(2002-05-24 12:59:10) |
4. ジャッキー・ブラウン
全然面白くなかった。さっぱり分からない。センスの違いだろうか?タランティーノの映画で面白かったのって、ハッキリ言って「無い」んですが。『レザボア・ドッグス』も面白くなかったし。何でだろうなぁ。皆、良いって言ってるのに何故ぼくはつまらないと思うのか?やっぱり個人的な趣味の違いかな。あと、もうひとつ。デニス・クロスビーが出演してるっていうから、期待して観たのに出番あれだけかよ。もっと、彼女を撮って欲しかった。。。 1点(2002-05-24 12:44:29) |
5. 処刑人
テンポは悪くなかったけど、面白くはない。最後らへんで、登場する大悪党との対決も、引き分けで、主人公の味方になっちゃうし。もう一度、観たいとは思わない。 4点(2002-05-08 16:49:13) |