1. 地獄の黙示録
狂気・死というものを容易に扱うことのできる戦争・戦場という局面を題材に、転じて、生→人間→存在とは何か?と、表したかったのかなぁ…と解釈できないこともない映画。 主人公がジャングルの奥地へと遡河してゆく道程は、理性の支配する平面から感情→本能→無意識の層へと巡り、カーク大佐というある種「真理じみたもの」へと到達する。 未見ですが、メイキングを見る限り、監督さんは相当常軌を逸していたとか…。 常軌を逸した情熱+物量(資金)を持ってすれば、「真なるもの」に迫ることができると考えたかったのでしょう。 創作という行為にクールネスを持ち得なかった者の苦しみの残滓か。 ワインづくりに手を染めた今でも、彼はあまり変わっていないようで、今日から、さらに1時間弱の追加をした完全版なるものが公開されます。 子供の頃は、プールに入るたび例のシーンをマネしたなぁ。 10点(2002-02-02 03:53:48) |