1. 十戒(1956)
大作の風格とスケールを持った作品。この時代の映画の良さがとても感じられる。聖書の内容も分かり易く描かれている。モーゼの高潔な人物像もこの映画の重厚さを出している。途中王との対決で見せる奇蹟はCGのない時代だけに多少薄っぺらさは感じた。また個人的には、この時代の神の裁きが残酷に感じられる点が理解しがたい。シナイ山で十戒を授かる場面や海が割れるシーンは圧巻だった。終盤でモーゼの民が偶像崇拝と快楽に狂うシーンは、支配から開放されたらされたで、次第に感謝が薄れ欲望と自我に傾く人間の弱さが現われていた。十戒を授けた神の神意も理解できるようだった。 7点(2002-04-19 17:36:51) |
2. 死霊のはらわた(1981)
観なきゃ良かった。失敗!! 1点(2002-04-18 01:52:34) |
3. JAWS/ジョーズ2
観なきゃよかった。 2点(2002-04-18 01:48:57) |
4. JAWS/ジョーズ
海を怖く感じるようになったのはこの映画を観てからです。 4点(2002-04-18 01:47:03) |
5. ジャンヌ・ダルク(1999)
このジャンヌはベッソン流のジャンヌだと解釈しました。宗教観はあるつもりだけど、あれでは悪魔つきにも見えますよ。カルトの教祖という見方もできてしまいます。少女が先頭で旗をふって戦争に挑むんだから、情緒不安定になる気持ちや神に応えようとする一途さや現実との葛藤は分かるのですが、人間的なジャンヌの行動を見る限り神から遠い存在ですよね。あんな風だったらジャンヌの思い込みが神を創り出した可能性もあると思います。本当のジャンヌは戦で荒れた兵の心を癒し、兵達は彼女の為に頑張ろうと奮起したそうです。このジャンヌは強引に神の名で兵を動かそうとしていた感じも否めません。あと真実かは分かりませんが、姉の酷い暴行殺人シーンは観るに耐えませんでした。終盤のジャンヌの苦しみと葛藤の描き方は悪くはなかったけど、好きな作品ではありませんでした。ただ終わってからしばらく心に引きずっていた問題があって。神を信じ使命を全うした結果、あのような状況が待ち受けていたら・・・結果的にそれでも神を信じて殉教に果てた、実在のジャンヌの凄さに想いを馳せずにはいられませんでした。 4点(2002-04-18 01:43:15) |
6. シックス・センス
(ネタバレあり)霊視ができるとあんな世界が見えてしまうんだ。見えるって大変だね。ラストは驚きよりなるほどって感じ。全てに秘密をアプローチしている要素はあったのよね。結局ブルースも想いを残してて浮かばれなかったから、彼の存在を認識できるあの子の所へ現われるようになったんでしょうね。さっきまで栄光の中に輝いていた彼の人生が、教え子の出現で失意や後悔や自信喪失を抱え振り出しに戻ってしまった。でもあの子を救っているように見えて、彼自身、真実に気付かぬまま救われていたんだよね。最後は見えなくなってた絆が見えて良かった。ホラーの要素はあるけどヒューマンな映画に感じたな。 6点(2002-04-17 23:41:04) |