21. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 20世紀フォックスのファンファーレが無くて寂しいものの、「遠い昔。遥か彼方の銀河系で…」からのタイトルロゴとあのテーマ曲で完全にテンションだだ上がりで出来上がっちゃったかな。旧シリーズのキャストの登場やお約束も盛りだくさんで絶妙に配置されているので中盤辺りまではニヤニヤしっぱなしでしたね。女性主人公で不安に思えたレイは芯の強さも華もありそれだけの大役を務める器のデカさを感じたし、フィンは狂言回し的で存在感を発揮していて悪くない。まあ村人を殺せなかったのにちょっと前まで仲間だった連中を躊躇なく殺してるのは気になりましたが、バックボーンを含めた今後の展開が大いに気になる二人でした。BB-8はR2-D2並に愛嬌があって可愛いかったな。 ただ、予告で微妙感丸出しだったカイロ・レンはダース・ベイダーを崇拝する中二病の子供にしか見えず微妙だった。ことあるごとに癇癪を起し周囲に当たり散らすなど小物臭が酷かったうえ、最後にはフォースでも剣術でも体術でも腕力でも素人に完敗。マスクも中身もカッコ悪くて華がないし新シリーズの敵としては力量不足。ソロの息子という重要な立ち位置ながらキャラが立ってなくて残念。もう一人の新キャラのキャプテン・ファズマもショッパイし初日公開のメモリアルパンフの表紙を飾ったのは何故なんだろうと考えてしまいました。印象に残る敵がいなかったですね。また、シリーズの印象的なフレーズは流れるものの、今回は盛り上がりに欠ける曲ばかりでジョン・ウィリアムズどうした?と思ったな。毎回グッとくる曲があったんだけどどうしちゃったんだろう。 中盤まではかなり楽しかったんですが、終盤はそういった面も多く目立ってしまった上に色々と盛り込み過ぎてて駆け足で場面転換もかなり乱暴に見えた。レイがルークに会うところもカメラワークが変な上に長いしSWらしくなかったな。ソロの退場はかなりショックでしたが、いたらいたで周囲を食いまくる強烈な存在感なので仕方ないのかも?とも思いますが、インディ・ジョーンズとソロは死なないと思ってるのでひょっこり復活することを願います。チューイも願ってることでしょう。まあ謎も多いシリーズ開幕戦でしたが次が早く観たいですね。 [映画館(字幕)] 7点(2015-12-19 19:24:23)(良:2票) |
22. スペル
《ネタバレ》 ライミ、久々にホラーを撮ってたんですね。スパイダーマン・シリーズで名声を浴びたため、もうコッチ側には来ないかと思ってました。 主人公に呪いをかける老婆は「死霊のはらわた」シリーズの死霊を思わせる形相、序盤の主人公との肉弾戦なんかもホチキスで顔面を止められても、定規を口の中に突き立てられても向かって来りと大活躍だったな。ヨダレ垂れ流しで入れ歯を何個も入れてるくせに動きは俊敏で飛んだり跳ねたり強いわ、振りかえると婆、朝起きたら彼氏が婆とお約束満載。主人公が口に入ったハンカチを一生懸命引っ張り出すトコなんか、ドリフで志村が「あぁ~あ~?」と言いながらずっと出てくる万国旗のシーンを思い出しちゃいました(もうちょっと長くやってたらもっと面白かった)。ホラーと笑いは紙一重と言いますが、やっぱライミは変わってないんだなぁと思わせてくれる作りで喜ばしい限り。またスパイダーマンに取り掛かるみたいだけど、はらわた4なり違うホラー作品なり楽しみに待つとしますか。 しかし主演のアリソン・ローマンは割と名も売れてるのに、よくこんなヨダレだの入れ歯だの血しぶきだのとぶっ掛けまくられの映画に出たわ。 [映画館(字幕)] 7点(2009-11-10 21:45:07)(良:2票) |
23. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
《ネタバレ》 バートンらしいダークな映像満載の王道的な悲劇と血まみれミュージカル。今までのバートン作品やデップが好きだから、というだけの人は止めた方が正解かもしれませんので注意。ちなみに私が観に行ったトコでは、予告が始まっても大きな声で普通にお喋りしていた若干お年を召したご婦人方が数十人いらっしゃいましたが、上映後は皆さん足どり重く無口になっていましたね。 髭剃りでどれくらい稼いでいたのか分かりませんが、喉を掻っ捌いた後のトドメの脳天逆落としは合理的だなぁと感心してしまいました。悪趣味というかさすがバートン!みたいな。殺して落としたら後処理(肉の処理)担当のラベットが大変なんだけど血糊は別として殺しは妙にリアルだった。ラスト、知らずに殺めてしまった嫁を抱きかかえ「斬れ」とばかりに首をもたげ、嫁を包み込むように崩れていったトッドには哀愁を感じたな。ミュージカルとしては皆さん高音も十分に出ていて上手かった。 [映画館(字幕)] 7点(2008-01-22 20:51:43)(良:1票) |
24. スパイダーマン3
《ネタバレ》 映像は半端じゃなく凄かったけど、今回は盛り込み過ぎてて消化仕切れなかった印象がありますね。ちょっとずつ伏線残してるし尺が欲しい。ヒーローとして人を助けるという働きがあまりなく、寄生されたとはいえ自分の内面との戦いがメインなのは、等身大としての英雄として理解できるが2の焼き直しに見えたな。それにしてもハリーが不憫だ。 シリーズを通してヒーローとしての葛藤、平凡な人間としての葛藤などもしっかりと描写されていて単なるアクションヒーローに終わっていないのはライミの手腕なんだろうな。演出から脚本から、これだけ盛り込んでライミには素直にお疲れ様と言いたい。でも完結と言っていたようですが次がありそうですね。 [映画館(字幕)] 7点(2007-05-25 00:44:25) |
25. スーパーマンII/冒険篇
冒険編とはよくつけた。 7点(2003-10-19 15:12:31) |
26. スーパーマン(1978)
好くまとめてあります。クリストファー・リーブは頑張ってもらいたいです。 7点(2003-09-30 03:40:50) |
27. スペース・カウボーイ
爺さんみんな、元気で渋くて面白かった。 7点(2003-09-12 20:44:26) |
28. 300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~
《ネタバレ》 スパルタの豪快かつ豪胆な勇猛果敢なる300人の男たちを描いた300(スリーハンドレッド)。スタイリッシュな映像美で容赦の無いえげつない描写も美しくありました。その続編となる今作ですが、神話の世界のような異形な異教徒を思わせたペルシア軍はクセルクセス王は相変わらずイイ味を出してますが、すっかり毒気を抜かれたかのように並の人たちの集まりになっていて拍子抜け。それを補うためか、妖艶で冷酷かつ優れた戦闘能力を持った女傑アルテミシアが出てきますが、彼女はキャラも立っていて良かったですね。 今回の主役デミストクレスは前作のレオニダスがあまりにも凄かったため、大きく割りを食ってしまった感がありますが、いかんせんスケールダウンした人にしか見えない。男気の塊でグイグイ周りを引っ張ってくれるカリスマ性を併せ持ったレオニダスの後任には荷が重かった。脇を固める人たちも、また父子ネタをやってるし、キャラが薄く印象に残らずイマイチだったかな。荘厳な音楽とビジュアルは前作を継承してて良い感じでしたし、ほぼ同時軸での物語で悪くはなかったんですけどね。 [映画館(字幕)] 6点(2014-06-21 22:16:46) |
29. スノーホワイト(2012)
《ネタバレ》 大多数の女性の願望でもあろう、『永遠の若さと美貌』を渇望する魔女役のセロンは妖艶でハマりすぎてましたね。若さを吸い上げて美顔状態にしろ、邪悪度アップした顔つきにしろ、魔法が抜け老化した顔にしろ、様になってるのは流石でした。クリステン・スチュワートのスノーホワイトも悪くはないですが、陰気で華やかさに欠けるし存在感が薄い。セロンとは完全に格が違いましたね。新解釈と位置づけて戦う白雪姫になっていますが、いっその事、魔女が主役で勝っちゃうのもアリだったんじゃないの?と思います。 『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが作品が変わっても斧を持っていてウケましたが、この人はほんと頼もしさが溢れてるしイケメンですねぇ。道中で無駄死に扱いされたら嫌だなぁと思いつつ観てましたが、悪くない扱いで安心しました。 世界観もビジュアルも好みの部類なので退屈はしませんでした。 [映画館(字幕)] 6点(2012-06-18 22:06:04) |
30. SPIRIT スピリット(2006)
《ネタバレ》 王道的なストーリー展開ですが、リンチェイ(あえてこの名前)は華麗で優雅な動きだった。棒術、剣術、三節棍と素手以外も集大成と言うだけあって披露していたが惚れ惚れする様な上手さで相変わらず素晴らしい。勝つために手段を選ばない日本人と崇高な精神を持った日本人。これを観た向うの人はどう思ったんだろうか? 関係ないが最近ありがちな曲のタイアップはどうにかならんものか。契約の問題だか知らんが興醒めもいいトコ。 [映画館(字幕)] 6点(2006-03-31 01:48:08) |
31. スチームボーイ STEAM BOY
キャラクターに色がないんですよね、濃さっていうか。立ってないし、さっぱりしていて脇役だらけな印象。19世紀のイギリスがどんなんだったか知りませんが、原色がほとんど無いこともあり、抑えた色調で全体的にも淡々とした感じです。映像は書き込みが凄く見るべきものがあるが、ストーリーが練られておらず平凡な作品。導入部からして下手。バルブや配管、歯車ばかりで見ていて飽きが来るのも原因かな。 6点(2004-07-26 23:47:47) |
32. スイミング・プール
《ネタバレ》 中年作家の妄想話、と言うか小説のお話か。アレが虚構コレが現実と考え出したら疲れました。混乱させるのは、監督の思惑通りなんだろうな。最近この手の作品が多いですね。 6点(2004-06-15 19:30:40) |
33. スプラッシュ
ダリル・ハンナ、とってもキュートな人魚でした。 6点(2003-10-19 13:32:27) |
34. スーパーの女
よく調べ上げたなぁと思います。最近は表示を偽ったりで問題化してますが、昔からあったんだろうな。 6点(2003-10-13 20:31:35) |
35. スターシップ・トゥルーパーズ
パワードスーツがカットされたのはしょうがないかな。バーホーベンらしさの出ている残虐シーンは期待通り。 6点(2003-10-13 18:43:46) |
36. スパルタンX
あの怪鳥ベニ-・ユキーデに演技とはいえ、ついていってるジャッキーも凄いなと。 6点(2003-09-19 02:08:14) |
37. スピーシーズ/種の起源
B級SFとしてベタベタですが、ヘンストリッジが綺麗なので許す。 6点(2003-09-13 00:28:50) |
38. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
単なるアクション映画に堕ちたなぁと。ep3で、どうケリを付けてくれるのかな。 6点(2003-09-12 18:19:49) |
39. スケアリーストーリーズ 怖い本
《ネタバレ》 原作未読。幽霊屋敷で見つけた本を持ち帰るとひとりでに物語が書き綴られ、主人公として名を刻まれた者は現実として恐ろしい結末を迎えてしまう、というお話。児童文学が原作でレイティングGだけあってグロはいっさいなく、それほど怖くもないので苦手な人や子供でも安心して観るコトが出来ると思います。逆に慣れている人にはいろいろと物足りない気がしますね。原作は短編集で独立していたお話をピックアップし、ひとつのストーリーにまとめたそうですが、いじめっ子の案山子の話は振りもあるので良いのですが、他は「なぜこの子にこの化け物なんだろ?」的な疑問が浮かぶし落ちもイマイチな感じでした。怪奇ファンで作家志望の内向的なメガネっ子主人公ステラ役ゾーイ・コレッティはキュートで雰囲気があるので今後ブレイクするような気がしないでもないですね。 [映画館(字幕)] 5点(2020-02-29 00:49:55) |
40. スプリット
《ネタバレ》 23人の人格を持つ男vs女子高生3人組。23人の人格といいつつ、出てくるのは見た目とギャップのある女性や子供など数人のみだし監禁場所や内容も特に驚きはなかったかな。人格の主導権争いもふーんってだけでベタだしね。人格が変わる事により肉体構造も変わり女子高生がえじきになった辺りで「あー、シャマランには珍しくホラーになっちゃうのか」と思ったらさらにその上をいくラストでそこはビックリだった。途中で「アンブレイカブル」の音楽を使ってたから違和感を感じたけどダンが出てくるとはねぇ。アメコミ映画が大流行りだからシャマランもヒーロー物をやりたくなったとしか思えなかったな。今回はダンに対抗できるビーストという怪物誕生物語で盛大な前フリ映画でしたね。まぁぶっちゃけあのラストシーンは丸々カットで、性的虐待を受けてたケイシーが多重人格者ケビンの表に出た人格ビーストもろともオッサンの記憶も払拭したラストにした方が筋が通った気がしますが、こういう流れにしたいなら続編は早々にやって欲しいトコですけどね。再来年は遠いな。 [映画館(字幕)] 5点(2017-05-30 21:42:52) |