21. スパイダーマン:ホームカミング
《ネタバレ》 新作の話を聞いた時、真っ先に「またですか?」と思ってしまった。 トビー・マクガイヤ版3作、アンドリュー・ガーフィールド版2作と、既に5作も世に出ているのにこれ以上何をしたいのか?と言うのが正直な思いだった。 でも、肯定的に捉えれば全てはスパイダーマンという存在がどれだけ世に愛されているのかの表れ。 皆それぞれ、この魅力的な「愛すべき隣人」を自らの手で映像化したく、且つ観客の我々もその時代に即した背景・VFX・ストーリーに彩られた新作を観たいのだ。 なんだかんだで思い切りハードルを上げて鑑賞した本作、予想外に楽しめたというのが正直な所。 是否は別として、MCUに取り込まれた事を機に設定を全面的に変えたのは成功だったと判断したい。 但し、ハイテク満載のスーツは余計。この点では本作のクライマックスでハイテクに頼らず自らの力だけで戦う選択をする流れは素晴らしいと思う。 まだ高校生の新ピーター・パーカー、物語的にもバリエーションの幅が格段に広がる事となるMCUへの編入、次回作に期待したい。 ただ、間違っても宇宙空間で戦う様な展開は考えないで欲しい。 市井の人々と同じ目線・立ち位置で悩みながら人助けをするのがスパイダーマンの本領、 この点はくれぐれもブレないで欲しいと心から願う次第。 [映画館(字幕)] 7点(2017-08-30 12:16:15)(良:1票) |
22. ズートピア
《ネタバレ》 お子様向け映画の殻を被った完璧に大人向けの映画。 「流石」としか言えない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-24 17:49:55) |
23. スーパーマンII/冒険篇
《ネタバレ》 1作目の出来が良すぎた為、公開当時は「駄作」と評価されていた本作。 私自身、通しで鑑賞するのは実は今回が初めて。 ところがどうして、面白いじゃないですか。 幾分ハチャメチャな構成ながら、絵に描いた様は勧善懲悪はまさしくスーパーヒーローの王道。 ロイス・レーンが一人で登場する時はお約束の様に必ずソフトフォーカスで笑えた。 悪役3人組との戦いのシーン、確かに今では考えられない位に緩慢なものだけれど、 どこかで観た様な構図だな?と思っていたら、「マン・オブ・スティール」が本作のバトル構図を例にしていたのだと判り、 実は旧作へのリスペクトが盛り込まれていたのだと嬉しく思った。 さて、3作目以降は本当の駄作の様で観るべきか否か迷っております。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-19 13:12:15)(良:1票) |
24. スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン
《ネタバレ》 本作の評価にはかなり面倒だが以下の行為を一通り済ませておかなければならないと思う。 1.原作の読了 2.原作及びスタジオぬえ作成のパワードスーツの挿絵が後世に与えた影響をWikipedia等で頭に入れておく 3.原作の映画化に纏わる経緯を知っておく(映画化は過去何回も企画され、1997年のバーホーヴェン版まで悉く没となっている) 4.これらを全て踏まえて過去3作を鑑賞する 上記4項目を実施しなければ本作の評価は著しく低いものになるだろう。 何の予備知識もなく鑑賞したら、髭や傷の有無・髪の色・眼帯等で違いは与えられてはいるが似た様な顔のCG俳優がカクカク動く「ゲームの合間に挿入される様な映像の羅列」を単に見せられただけと思われかねない。 1作目のバーホーヴェン版は物議を醸した原作の右傾思想を逆手に取り、アメリカ大国主義を風刺する事に重点を置いた。パワードスーツの映像化を切り捨てたのは英断。 2作目は良くも悪くもバグのSFXを担当したフィル・ティペットのヲタク魂が炸裂、マニアック過ぎる小粒作品となってしまった。 3作目でついにパワードスーツが映像化されるが、残念ながらスタジオぬえの挿絵の影響が強い私の様な原作ファンには期外れだった。 1作目の出来が白眉だったので2作・3作目の評価は低くなってしまったが、全作を通じて感じられたのは良し悪しは別として製作に携わった人それぞれの原作とパワードスーツに対する熱い思い入れだった。(皆それぞれ、自分たちの「宇宙の戦士:Starship Troopers」を作りたかったのだろう) 翻って本作、結論から書くと荒巻監督は自分自身の原作とパワードスーツに向ける熱い思いを上手く映像化したと思う。 あっさりと纏めすぎの感は有るが、パワードスーツを新解釈で映像化し、3作目で不評だった”マローダー”をAppleseedのランドメイトの様な位置付けで上手く組み合わせたのは成功だろう。 だが、前述の様に登場人物がまるでCG版キャプテン翼の如く皆同じ顔のキャラばかりであり、冒頭に記した様に若干の違いは与えられているが誰が誰なのか判らなくなり途中で混乱した。 今後、CGの俳優が実在の俳優に取って替わるとは夢にも思わないが、技術的な課題はここにあるのかと感じた次第。 ハッキリ言って脚本は大した事は無いが、製作に向けた思いに敬意を表し7点献上。 [映画館(字幕)] 7点(2012-08-10 16:32:16)(良:1票) |
25. スペース・カウボーイ
《ネタバレ》 冷静に考えると、今もあの様な過激な軍事衛星が実際に飛んでいそうで怖い。 映画自体は御大クリント・イーストウッド監督作とは思えない程緩い展開で気楽に鑑賞出来る。 それにしても、主役4人の若い頃を演じた役者さん、皆そっくりでしたね。 [映画館(字幕)] 7点(2009-10-26 11:11:27) |
26. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
『行間を読む映画』と表現すべきだろうか。 何とも言えない不思議な雰囲気の作品だった。多分、間違いなくもう1回は観るだろう。 尚、劇中登場する戦闘機『散華』は珠玉の出来。過去私が観てきた漫画・アニメ・映画の中で登場した飛行機の中でマクロスのバルキリ-を抜いてNo.1である。 [映画館(字幕)] 7点(2008-08-04 13:12:31) |
27. スターマン/愛・宇宙はるかに
「カーペンターっぽく無いらしい」事が理由で敢えて20年余、未見だった作品。 年のせいで涙腺が緩くなっているせいなのか、素直に感動してしまった。 なんだ、こんな作品も撮れるじゃん、カーペンター!! と言いたい。 心温まる佳作です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-01 22:17:27) |
28. スニーカーズ
《ネタバレ》 私もご褒美にウィネベーゴが欲しい。 [DVD(字幕)] 6点(2021-04-06 12:58:08) |
29. 300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~
《ネタバレ》 エヴァ・グリーンを際立たさせる為なのだろうけど、主人公やクセルクセス王含めて全ての男性キャラの存在感が薄いのが面白かった。 良くも悪くも、あの豪快な脱ぎっぷり含めてエヴァ・グリーンの為の映画。 さあ、皆んなでエヴァ・グリーンの前にひれ伏そう! [映画館(字幕)] 6点(2014-12-17 10:11:52)《更新》 |
30. スーパー!
《ネタバレ》 何と悲しいエンディングだ・・・ 主人公に取って、あれが本当の救いなのだろうか??? 甘々の考えになってしまうが、せめてラストシーンで主人公の隣にウサギだけでは無く、ペットショップの女性店員(途中でほんの少し登場する)が座っていたら、もう少しは明るく観賞を終えられたのだが・・・ ぶっ飛んだエレン・ペイジ、無駄にテンコ盛りの残虐シーン等、観る者を選ぶ怪作。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-25 16:49:55)(良:1票) |
31. SUPER8/スーパーエイト(2011)
《ネタバレ》 一言で表現すると「微笑ましい映画」。 1966年生まれ、私と一つ違いの監督が今に至るまでに得た経験・思いが良くも悪くも全編に散りばめられている。 この監督さん、本当に映画が好きなのだろう。 映像化したい場面が普段から頭の中に沢山詰まっていて、それを本作で一気に表現した感じがする。 なので、他レビュアーの皆様ご指摘の通り、どこかで観た事が有る様な場面ばかりになってしまったのかも。 いずれにしても、"Boy meets Girl"の王道ストーリーも含め、何だかとても微笑ましい作品。 小学校高学年~中学生位の、ちょっと「ヲタク」が入ってる息子さんをお持ちの家族の皆様に強くお薦めいたします。 アリス役のエル・ファニングは逸材。お姉さんとは異なるキャラで将来に期待大。 それと主人公の部屋のポスター類が良かったので+1点して6点です。 [映画館(字幕)] 6点(2011-07-24 15:23:06) |
32. スパイダーマン2
《ネタバレ》 3部作の中で本作が一番面白い。 キルスティン・ダンストは賛否両論ある様ですが、半端に色っぽい所が妙に気になって嫌いになれません(微妙な表現だなぁ)。 [映画館(字幕)] 6点(2008-10-08 13:26:05) |
33. スリーパー
《ネタバレ》 「さぁ~すが西ドイツ製!!」 吹き替え版最高です。 [地上波(吹替)] 6点(2008-09-04 16:53:35) |
34. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
《ネタバレ》 エピソード1がかなりつまらなかったので、気合を入れてハードル上げまくりで劇場鑑賞に臨んだ事を思い出す。 物語の大半はアナキンとパドメの青春恋愛物が占めておりかなり肩透かしを喰らうが、後半のヨーダの戦いっぷりで挽回。 私がSWシリーズの中4番目に好きなエピソード3に繋がる橋渡しの役目は充分に果たしていると思う。 鑑賞し終えた時に「次作までまだ3年も有るのか・・・」と絶望的な気持ちになったのも良い思い出。 因みに私的シリーズTOP5は・・・ ローグ・ワン(説明不要、ファンへの贈り物的作品) エピソード4(CG修正が入る前のオリジナルに限る) エピソード5(レイア姫が本当に綺麗) エピソード3(暗すぎる展開がまた良い) エピソード9(あの締め方は反則) 以上、お粗末でした。 [映画館(字幕)] 5点(2021-03-04 11:17:08) |
35. スノーピアサー
《ネタバレ》 観賞は数年前だが、純アジア系作品として初のアカデミー賞作品賞を獲得したポン・ジュノ監督を讃える意味で投稿したい。 この手の作品で設定の荒唐無稽さを突っ込むのは野暮と言うもの。 物語自体はラスボスを目指す一種のRPGの様で、各車両毎に異なる設定が有りそれを克服していく描写は飽きさせない。 ラストも希望を感じさせるものだった。 しかしながら、いまや正に「時の人」となったポン・ジュノ監督だが、私はどうにもこの人の作風が生理的に好きになれない。 本作の場合は、捕まった男が見せしめに片腕を凍結粉砕されるシーンや、ゴキブリ棒の謎が明かされるシーンなどがそう。 多くの人は生理的嫌悪感を感じる場に直面した場合、自分の手で顔を押さえるはずだ。 それでも人は好奇心(嫌らしい部類の)から、指の隙間からその場面を見てしまう。 「ほらほら、お前の観たいシーンはこれだろ?」と、その術中に嵌った人々を舞台の袖から監督自信がニヤニヤ眺めている様で、 なんとも嫌なのだ。 昨晩、前回(第91回)アカデミー賞作品賞を受賞した「グリーンブック」を観賞した。 とても素晴らしい作品だった。 昨年は「グリーンブック」、そして今年は「パラサイト」。アカデミー作品賞の振れ幅が大きすぎて正直混乱している。 だからここまで、「パラサイト」の受賞が歴史的快挙とされているのだが。 作品を観ないで批判するのは卑怯だ。 だから出来るだけ早く、「パラサイト」を観て正々堂々と批評したいと思う。 現時点のハードルの高さは約1km位、かってない位にハードルが上がりまくっている。 なんだかワクワクしてきた。 [インターネット(字幕)] 5点(2020-02-12 11:17:50) |
36. スター・トレック/BEYOND
《ネタバレ》 他レビュアー諸氏もご記載の通り、既視感満載のシナリオ。 「惑星連邦に反旗を翻す輩が現れる~何らかの星や基地(人が沢山住んでいる所)が危機に陥る~エンタープライズ号のクルーがその危機を救う」 リブート3作は基本この流れを崩す事無く、毎回予定調和で能天気に終わる。 これもスター・トレックの一つの良さなのかも知れないが・・・ 潤沢な予算に物を言わせた映像を堪能したい方にはうってつけ。 TVシリーズの哲学的な深さを味わいたい方には物足りないでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-10 12:44:21) |
37. スーサイド・スクワッド
《ネタバレ》 期待が大きすぎたのか、正直言って面白いとは思えなかった。 過去公開された関連作品を観ていないと意味が判らない台詞が幾つも有るのは、単体作品として破綻している。 劇場に足を運ぶ人全てがアメコミ物の大ファンでは無いのだ。 他レビュアー諸氏もご指摘の通り、敵との力の差が歴然とし過ぎているのに何とか戦いが成立しているのも興を削ぐ一因。 5点は全部、KATANA役の福原かれんへのご祝儀として。 終始変てこなお面を被り、素顔が登場するのはほんの数秒。それでも良く頑張ったと思いますよ。 [映画館(字幕)] 5点(2016-09-13 08:52:08) |
38. スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間
《ネタバレ》 群雄割拠のゾンビ物に一石を投じる作品で有る事は確か。これは素直に認める。 過剰な演出は最小限に留め、余計なセリフやナレーションで脚本の不備を補う描写も無い。 だけれども・・・ 主人公含め、痛いのだ。 登場人物が皆、痛い程に馬鹿なのだ。 残念ながら私は感情移入出来なかった。好き嫌いがハッキリ分かれる作品。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-05-26 13:19:02) |
39. スネーキーモンキー/蛇拳
《ネタバレ》 本当に久しぶりに観賞したのだが、人間同士の格闘よりも、意外や猫と蛇の格闘シーンの方が印象的だった。以前やたらとTVでジャッキー・チェンの映画を放送していた時、このシーンはカットされていたのだろうか? [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-28 14:07:15) |
40. スペースバンパイア
そうですか、初公開から25年も経つのか・・・(遠い目) もう時効だから正直に書きましょう。 私、本作を映画館で5回も観てしまいました。 何故かって? マチルダ・メイ見たさに決まってるじゃん・・・ [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-02-16 23:01:38) |