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コメント数 67

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1.  スパルタカス(1960)
ベン・ハーやクレオパトラと並ぶ歴史物超大作だが、とにかくやたらと金とエキストラを使いまくっており(今の時代では絶対CG使わないと映像化できないだろう)、特に奴隷軍とローマ軍の戦闘シーンはただただ圧巻。しかし、主演のカーク・ダグラスにイマイチ魅力を感じられなかったり、監督があのキューブリックであるということを意識し過ぎたせいか、個人的には正直あまりのめり込めなかった。聞くところによると、本作の撮影に際してキューブリックは作品のコントロールをまったく行うことができず、出来そのものにも相当な不満を持っていたらしく、実際、作風があまりにハリウッド然としており、本作以外の諸作品と比べるとどうしたってその作家性の希薄さは否めないだろう。同じく歴史物ならバリー・リンドンの方がずっと好きだな。
8点(2001-08-04 02:31:46)
2.  ストレイト・ストーリー
ヒトを不愉快にさせる映像を何より喜々として撮っていたあのリンチが「癒し系」などと評されてしまうとは・・・何とも隔世の感がありますが、本作は本当に美しい。確かに話のテンポは主人公が乗ってるトラクター並にゆっくりしており、せいぜいそのトラクターが暴走する程度のハプニングくらいしか用意されてないのだが、かつて、兄とともに眺めた星空をもう一度見たい、という純粋な思いが純粋に見るものの心に響いてくるのはやはり、リチャード・ファーンズワースのあまりにイイ顔のおかげでしょう。リンチの次回作も大いに楽しみ。
8点(2001-07-08 02:55:36)
3.  スペース・カウボーイ
確かにアルマゲドンの話の中の石油採掘工を爺さんに、巨大隕石をロシアの衛星に替えただけと言えばそうかもしれない。しかし、何十年も映画をつくり続けてるイーストウッドがこのような話を撮ることのデメリットを勘案しないわけないよね。たぶんこれはアルマゲドンのようなつまらん映画のプロットを敢えて借りつつも「若者よ、映画ってのはこう撮るモンなんだぜ」という宣誓的なものであり、果たしてできた映画は年取っても頑張る爺さんたちの爽快な話という、紛うことないイーストウッド印の映画となっている。また、これはワンパターンとかの批判を受ける類のものではなくハリウッドの第一線で真摯な活動を続けてきた大ベテランゆえに持てる説得力及び表現である思う。ただし、イーストウッド近作の中でもベストとまでに至らなかったのは、らしくないと思えたファイヤーフォックス同様、SFとはイマイチ相性が良くないのか・・・
8点(2001-07-08 02:20:26)(良:1票)
4.  スリー・キングス
概ね不評だが、個人的にはロバート・アルトマンのMASHと並べて評価すべき傑作戦争映画だと思う。多くの戦争映画が反戦を描いているようでありつつ、実は戦争を通して主人公が成長していったり、一方の当事者国サイドの視点しか盛り込んでなかったりするなか、本作はユーモラスを交えつつ締めるところはリリと引き締め、イラン、イラク、アメリカを等価に近い視点で作品を描いている。これは映画製作の前、実際に現地に訪れ、入念な下調べをしたらしいスタッフの尽力によるものだと思う。でも、僕が一番印象にのこったのは、唐突に弾丸が内臓を貫くようなシーンを大胆にも挿入してしまうラッセル監督の映像センス。スパイク・ジョーンズあたりとともに近い将来、次代のハリウッドの中枢を担う人材だと思う。
8点(2001-06-02 23:01:17)
5.  スモーク(1995)
一つ一つの話はそんな大したことないんだけど、見終わるころには何とも暖かいものに体中が包み込まれるような感じがした。全編に通底するテーマは家族と嘘であり、マイク・リー監督の「秘密と嘘」というタイトルは本作にこそふさわしいかも、と思った。ハーベイ・カイテルもいい味出してます。ただ、続編のブルー・イン・ザ・フェイスは全然面白くなかったけど。
9点(2001-05-27 01:33:29)
6.  スティング
皆さん絶賛の嵐だが、僕も同感。ジョージ・ロイ・ヒルがレッドフォードと組んで悪いものができるわけ無いが、中でも本作は頭一つぬけてる。痛快という言葉がこれほど似合う映画は無いかも。
10点(2001-05-27 00:54:43)
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