1. スリーピー・ホロウ
青味がかった映像が綺麗な、ファンタジー・ホラーといったらいいのか、そんな作品です。ホラーはちょっと勘弁、という人も大丈夫、これなら見ても夜中にトイレに行けます。金髪のクリスティーナ・リッチは、彼女と識別出来ないほど何故か可愛いです(美容番組の変身前と変身後みたい)。いつもやや濃い目のジョニー・デップも薄目のいい男振りを発揮しています。筋はどうということもないので、全て作り物、とハラハラドキドキせずに、雰囲気を大いに楽しんだら良いでしょう。 6点(2004-01-04 00:46:17) |
2. スリング・ブレイド
結末がちょっと受け入れ難いです。それにしても、この俳優さんは怖いです。出てくる度に作品によってまるで、別人。この俳優さんを見るたびに、警察の面通しにもし自分が目撃者として呼ばれたらどうしよう、と怯えてしまいます。この人が犯罪者じゃなくて、俳優で良かったです。 6点(2003-11-26 21:37:07) |
3. スウィート ヒアアフター
あんまり面白くはないけど、見た後けっこう印象深くのちのちまで覚えている映画の類。真実を暴くより、過去の悲劇は黙して語らず、静かな共同体として今の生活を守るほうが人々は癒されるのだ、ということなのでしょうか?わかるような、納得できないような、自分の方に引き寄せて考えてみても難しい問題ですね。生きていくことの共通した困難さが良く描かれていると思う。 6点(2003-09-15 23:00:03) |
4. スペース・カウボーイ
どこぞの映画評論家が今年1番の傑作とか書いているから、期待して家族で見に行って思いっきりコケた。皆でしらけた思い出がある。本当に無責任な批評はやめて、と言いたいが、このレビュウでも、とんでもない映画に10点付けている人がいるし、私が10点付けた映画に0点っていう人もいるから、ホント世の中さまざま。 3点(2003-07-02 21:34:21) |
5. スウィート・ノベンバー
自分や恋人や友達が、癌や不治の病に侵されたりしたことの無い人と、ある人では、こういう映画は感じ方が全然違うんだろうと思いました。私はもう辛くて泣けました。どんなに親しかった綺麗な人でも末期になると別人のようになってしまい、痛々しく会えなくなる、会っちゃいけないような気にさえなります。愛する人と本当は一緒にいたいに決まっているのに、彼女の辛い判断が痛々しいです。病院で治療を受けている時に、そういう人を彼女はいっぱい見たんでしょう。でも、美しい思い出だけを残された彼はこれからどうしたらいいの?次の恋愛できるまで、長い月日が必要。そう考えると、愛しているなら、最期まで見届けてもらった方が、彼のためには良かったのでは?なんて逆の選択も考えちゃいました。いずれにせよ、実人生でも、不治の病にどちらか一方が侵されてしまうと、本人同士だけの意思ではもうどうにもならないような、思いもしなかったようなことの連続なのは確かです。その人たち各々の生き方をとやかくいう資格は誰にもないように思います。自分だってどうなるかイザとならなきゃ分かりませんから。 8点(2003-06-26 22:06:24) |
6. ストレイト・ストーリー
D.リンチとは思えないような心暖まる作品。はじめ、見るのをためらったのだが、見て良かった。D.リンチの裏表、どっちもリンチだとしたら、随分奥の深い人間なんでしょうねえ。私はこっちのリンチの方が好きです。実話ということですが、おじいちゃんの台詞や孤高を貫く態度が清々しい。欧米人って本当に甘えないのよね、年寄りでも。私もいつも見習いたいって思います。でも、向こうの人ってつつましいというか、貧乏というか、欧米ってお金があるのか無いのか極端(信じられないくらい豪華な暮らしだったりもする人もいるし)でよく分からない。貧富の差が激しいのかなあ。 8点(2003-06-04 00:05:55) |