1. スパイダーマン2
《ネタバレ》 続編としては良くできていると思いました。糸を使って街を飛び回る映像が丁寧に作られていて、うまく引き込んでくれます。主人公を中心とするキャラクターも、それなりに深みがあって見応えがありました。ただ、悪役の造形はどうかなーとか、主人公が顔出ししちゃうと後で困るのじゃないかとか、恋人役が結婚式をすっぽかすのはいかにもひどいとか、色々不満を言えばありますが、楽しむ分には問題ないでしょう。 7点(2004-11-04 15:37:08) |
2. スミス都へ行く
単純明快な善玉・悪玉ストーリーですが、丁寧に作られていると思います。アメリカ人の憲法や建国神話への愛着がよく出ていた。エンディングだけもう一工夫欲しかった。 8点(2003-04-30 01:01:00) |
3. 砂の器
DVDで最近見ました。映像の美しさに感激。付録映像でロケハンの苦労が語られていましたが、この時代の機材でここまで、と驚きました。スタッフ、役者共に一級で、細部までこだわった作りは日本映画の誇りだと感じました。完璧ではないけれども、この水準の映画をもっともっと見たいと感じました。 9点(2003-03-09 00:01:43) |
4. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
ネタバレですのでご注意を。今回はダメでした。SWはハリウッドの技術と、ルーカスの東洋趣味の結合でもっていたのではないかと思いますが、今回は全く内容空虚になってしまいました。ドロイドとクローンが戦ってたくさん破壊があって、何が面白いの?ジェダイは力よりも精神性を重視するのかと思っていたら、フォースは単なる念力になっちゃった。そして「自我」をもたないクローン兵を指揮するヨーダ。アナキンとアミダラの二人の「13日の金曜日」に登場する学生並みのロマンスと頭のなさ、それにもましてジェダイの洞察力のなさ。ドロイドとクローンを戦わせ、正義と悪を配して共和国を専制主義に導こうとする存在に察しをつけさせることがストリート言えばストーリーでしょうか。SWシリーズも派手なだけで中身のない映画に仲間入りをしたことを感じた1作でした。 5点(2002-08-12 18:14:44) |
5. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
スターウォーズで始めた、役者とストーリーよりもセットと特殊効果で見せる路線を進めた作品ですね。映画としては面白くないけれど、77年にはチューバッカだけがかろうじてアメリカの「多様性」を表現していたのだけれども、この年には様々な惑星人を登場させて、多様性を強調しているという感じですね。ハリウッド社会の変化を感じさせてくれました。 6点(2002-04-19 16:52:00) |
6. スター・ウォーズ
70年代後半のアメリカは90年代の日本のように意気消沈し、挫折感にあえいでいました。その時代にこの破天荒な映画を作り出せたのはやはりアメリカの強さでしょう。楽しめるストーリーとセット、特殊撮影で宇宙と日本のヨロイ、刀を結びつけたところが面白い。中身はないが楽しめればという発想に徹した映画。 8点(2002-04-19 16:47:47) |
7. スーパーの女
『お葬式』や『タンポポ』のはつらつとした映像を見ていると、痛々しいばかりの映画でした。伝わってくるのは伊丹さんの苦しみ、同時にバブル崩壊後の日本の苦しみ、という映画ですね。 3点(2002-04-19 16:41:03) |
8. スペースバンパイア
何だかストーリーはぶっとんでるんですが、そうした解放感のない映画でした。宇宙人が地球を征服する話はもう古典かパロディになったということなのでしょう。 4点(2002-04-19 16:07:48) |
9. スキャナーズ
うーん、グロですね。ストーリーは緊張感があっていいと思います。でもクローネンバーグ・ワールドとしか言えないですよね。彼の『ビデオドローム』の方が好きですが、この映画の映像が衝撃的だった時代の方がよかったでしょうね。 7点(2002-04-19 16:05:36) |