2. スターシップ・トゥルーパーズ2
前作をかなり気に入っていた私は、かなりガッカリした。前作の魅力を大雑把に(1)爽快な特殊映像(2)脳天気な青春ドラマ(3)痛快な批評精神、だとすれば、この『2』にはそのどれも存在しない。低予算ゆえの暗い画面と開放感の無い密室劇、新鮮味の無いキャラクターとストーリー、前作のスタイルを踏襲しようとしているが単なるドタバタ・スリラーになってしまっているのが今作だ。外伝としての存在は許されるが、バーホーベンの傑作の続編でないのは明らか。ティペットが監督にチャレンジしたかったのは解るが、まさに“習作”という感じで、残念ながら前作の偉大さを薄める結果になってしまった感は否めない。エンド・クレジットでバーホーベンにSPECIAL THANKSを捧げていたが、VERY SORRYにすべきだったのでは? [映画館(字幕)] 2点(2004-06-14 22:49:01)(良:1票) |