1. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
《ネタバレ》 もし、レイア役がキャリー・フィッシャーでなくジョディ・フォスターだったらSWシリーズは全く別のものになっていただろう。もし、キャリー・フィッシャーがレイアのイメージを壊すような役を他の作品で演じ続けていたらSWシリーズの世界観や作品イメージを変えざるを得なかっただろう。この役はこの役者、この役者はこの役。そのファンと映画界の期待に応え続けた名優に惜しみない賛辞を贈りたい。ありがとうキャリー・フィッシャー。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2019-07-21 16:41:37)(良:3票) |
2. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 まあ、エピソードⅣを公開初日に劇場で鑑賞した者として、これは何なんだと言いたい。ルーカスのあの熱い情熱が、随所に張り巡らされた細やかな感性が、完璧な構想が泣いている。ところで、エイブラムス監督が会社の上層部(背後にルーカスの存在があるかも)から示された条件を見たんですが、気になった条項がありまして。例えば、フェミニスト団体とか小うるさい連中から批判が出ないように配役はマイノリティーに配慮すること、エピソードⅣを尊敬していることを示すためストーリーは極力同じものとすること、新しいキャラクターを作ってもいいがオリジナルのものより少しダサくすること、SWのシリーズらしく今までのスターやキャラクターを随所で出すこと、ハリソン・フォードは歳なのでハン・ソロだけは死ぬ設定でもいい、間違ってもエピソードⅣを超える傑作にはしないこと。うーん、エイブラムス君、完璧な出来上がりではないか。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-07-08 19:02:43)(笑:2票) (良:1票) |
3. SUPER8/スーパーエイト(2011)
《ネタバレ》 映画好きな少年達にとって、8ミリなどのホームビデオは夢に近づけてくれる魔法の道具だ。大好きな監督や俳優の真似をして、感動した作品を模倣している時間こそが、夢中になれる何にも変えがたい時間だ。どんな辛いことも悲しいことも忘れさせてくれるものだ。また、そのときの友人はかけがえのないものになる。軍の秘密や宇宙人が絡んでくれば、益々特別な体験になる。一方、このような少年時代の体験を題材にした作品を観た大人たちは、過去に観た自分達の感傷に浸れる作品のイメージと比べてしまいがちだ。宇宙人は人間を襲ってはいけないとか、たいした冒険をしていないなどと、つい、思ってしまう。しかし、そんな先入観のない少年達にとっては、まさにこの作品こそが、後に、自分達の少年時代と重ね合わせることができる、思い入れの一本になるはずだ。仲間と夢中になったこと、淡い恋、家族の絆、誰にでもかけがえの無い思い出はある。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-22 22:56:09)(良:1票) |
4. スパイダー
モーガン・フリーマンは存在感ありますね。最後までだまされていたんで、楽しめました。ただ、人を殺しすぎるよな。残酷さを売りにするんなら、殺し方に工夫が必要だけど銃で撃つだけだからなあ。これは、サスペンスとしてはマイナス要因ですね。製作者も反省してるでしょう。ちょっと、スッパイダ(失敗だ)なあって。 [地上波(吹替)] 6点(2005-11-21 11:59:47) |
5. スピード(1994)
息をつかせぬハラハラ感がすごい。次から次へと難題また難題。壊した車は何台?(沈黙)犯人のすさまじい執念と才能を竜巻追跡研究に向けてればハリケーン被害も防げたかも。世の中上手くいかない。 [地上波(吹替)] 8点(2005-10-15 13:44:53) |
6. スネーク・アイズ(1998)
冒頭の長回しはすごい。話が核心に迫るところの、カメラの揺れと気を持たせるじらし、そして部屋の壁を移動する空間の使いかたは、デ・パルマ節満載。ゲイリー・シニーズが出てきたところで、悪役決定と思わせるリスクをあえて犯すか。最後の何でそうなるか解らないままのアッサリ感も若干不満。まあ、ニコラスの演技が補っているので、けっこう完成度は高い感じがする。って、思ったら、評価低い。そう言われると有り得ない話かなあ。あの女一人で会社の不正を暴き、しかも、直接国防長官にメールって、どうかなあ。で、どっちなんだよ。やっぱり良かった。 [地上波(吹替)] 8点(2005-10-01 00:22:52) |
7. スコア
デ・ニーロにブランドって、すごい贅沢な感じがするけど、意外と軽い感じで話は進んでいきます。ノートンは上手いし、はりきっている感じはしたなあ。でも、この二人に比べると見劣りするのは私だけかな。デ・ニーロの演技で特徴的なのは、相手の話を黙って聞いている時の目だよね。独特の間が何とも言えない魅力だなあ。時々目線をはずし、内心の気持ちを眼いっぱい表情で表現している。最後は、もう一つぐらいどんでん返しが用意されてる展開なのに、肩透かし。監督が、この観ている者の意識を計算し、意図してやったんなら、見事だ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-07 15:01:41) |
8. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
確かに映画の出来・不出来という点からすると、満点は付けられないでしょうね。シリーズ物でストーリーや設定が限定されるし、最終章なので話をまとめないといけないし、第1作に繋げないといけないというハンデを割り引いても、苦しいなあ。しかーし、SWは映画ではないのです。誤解を覚悟で言えば、行事なんです。つまり、例えが適切ではないかもしれませんが、夏祭りみたいなものなのです。楽しみにしている子供(熱狂的ファン)に付き合って、大人(映画好き)は参加しなければならないイベントみたいなものなのです。ビールでも飲みながら、今年の出来は良くなかったとか、いつもの出店や珍しい花火なんかを批評していればいいのです。そして、やる気が無くなって来て、来年から止めるという町内会長(ルーカス)を説得(10点を付ける)しなければいけないのです。この地域(映画界)のため。 [映画館(字幕)] 10点(2005-07-28 12:12:37)(笑:1票) (良:3票) |
9. スターリングラード(2001)
《ネタバレ》 戦場のリアル感は、よく描かれています。忠実に再現してるんでしょうね。非人道的な行為は戦争には付き物、というか、そういう行為を総じて戦争と言うんだけど、兵士も人間。そこでロマンスもドラマも生まれるんでしょうね。エド・ハリスは存在感抜群です。あのスパイ子供の結末は悲しかった。不満を言うと、邦題は内容を表していないと思うなあ。ところで、第二次大戦中は、ドイツ軍やソ連軍のように、日本軍も英語を話していたのかな? [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-21 09:08:22)(笑:1票) |
10. スクール・オブ・ロック
主人公は、ロックファンに往往にしているタイプ。「誰もがロックが好きに違いない」と思い込んでいるやつ。(わ、私は違う)あの子供たちが好きになってくれて良かったが、嫌いなものを押し付けられては可愛そうだ。クラシックの方が好きな子もいたのでは、と気になってしまった。自分の考えを押し付けるのは良くない。と、反省を込めつつ、なかなか良い話ではある。 7点(2004-12-27 16:51:21) |
11. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
それまでの謎も問題も解決させて、イウォークも登場させたら、印象はまとまりのある無難な感じにならざるを得ない。次は何が起こるかのわくわく感より、そうだったのかの納得感が主流になっています。余談ながら、ジェダイアカデミーの訓練は厳しそう。一流になるには、習ったことを繰り返し練習することも必要です。「スター・ウォーズ/ジェダイの復習」 8点(2004-11-26 18:32:57) |
12. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
おそらく映画史上最もユニークなキャラクターの一つであろうヨーダの登場もあり、シリーズの中でも1、2を争う出来かと思っている。この作品に限らず、シナリオはたびたび書き換えられるのだろう。あくまで個人的な考えだが、帝国軍が官僚化して、戦略なんか考えないで、いつも決まった時間に攻撃してくるような話もあったのではと推測している。「スター・ウォーズ/定刻の逆襲」 9点(2004-11-25 18:52:14) |
13. スター・ウォーズ
何といってもあのオープニング。遠い昔、はるか銀河系の彼方で~、バーンというテーマが流れる、もう駄目です。この瞬間、頭は完全に映画の中に入っています。しかも奥深く。この歴史的名作を、なかなか客観的には評価できない。なにしろ、少年時代に夢見たものが目の前で展開しているのだから。冒険、宇宙、怪物、正義、悪、お姫様・・全部そろっているじゃないか。減点要素なんか何にもない。Ⅶ~Ⅸを作らないという発言を取り消したら、シリーズ全部10点献上してもいいぞ、ルーカス。 10点(2004-11-09 19:06:09)(笑:1票) (良:2票) |
14. スターシップ・トゥルーパーズ
監督自身が語っていたが、映画が第二次大戦時に戦意高揚や愛国思想普及に利用されたことへの、批判と風刺を込めているらしい。そう考えると、なかなか面白い。「無いものを有る様に見せる映画は魔術ですよ。愛国心とか正義感なんか簡単に作り出せます。虫と戦争するといっても、誰もばかにしません。ほら、このとうり。」と、言ってるようだ。 7点(2004-10-20 23:48:09) |
15. スーパーマン(1978)
クリストファー・リーブありがとう。スーパーマンよ永遠なれ。 10点(2004-10-12 19:48:28)(良:6票) |
16. スリング・ブレイド
淡々と静かに進んでいくが、人生の影と人間の悲しさが随所に表現されており、静かな感動が広がっていく。優秀と言われる人間ほど計算高く、自分を不利な状況に追い込む行為は行わないものだ。君子危うきに近寄らず。また、それを非難する者はいない。しかし、打算や損得を超越した、人間としての純粋な思いに勝る美しいものはない。少年と彼の家族の善と悪を考え、その悪を排除するために自分が悪になる。犠牲とか愛というより、それを知った一人の人間として、友人としての当然の行為のように。 8点(2004-07-13 19:19:30) |
17. 素晴らしき哉、人生!(1946)
みなさんが述べられているとおり、「奇跡」が起きたのは、天使が反則技を使ったわけではなく、主人公が自分が生まれていない世界を見たことにより自分の視点を変えた事と、それまでの誠実な行いが報いられたためでした。つまり「奇跡」は誰の身にも起こり得るもので、誰でも起こせるもの。素晴らしい人生を送れるか否かは、正に、どういう気持ちで生活していくかにあるのです。生を受けたからには、どんな人でも、その人生に必ず意味があり、幸せになれるはず。頑張れ、まだ「奇跡」を起こしてない人たち! 9点(2004-05-06 23:30:07)(良:1票) |
18. スティング
主役のご両人に10点、監督に10点、名脇役たちに10点、ロバート・ショウに10点、スティング大好きさんに10点、騙された私に10点、平均すると、...えーと...じゅ、10点(考えなくてもわかるだろう。) 10点(2004-03-05 00:54:19)(笑:1票) (良:1票) |
19. スタンド・バイ・ミー
原作と映画の比較はどうしてもしてしまう。私の場合、先に見た(読んだ)ほうが評価が高くなる。原作を先に読むと、想像により画面が印象付けられ、後に見る映画とマッチしないとつまらなくなってしまう。逆に、映画を先に見ると、視覚の印象とせりふが文章と一致せず違和感を覚えるのだ。しかし、この映画だけは別である。どちらも甲乙付け難い。原作を先に読んだが、読書後のイメージと映画が一致した数少ない作品である。もちろん彼らの体験と私の少年時代は似ているとは言えないが。その日暮らしの子供ではなくなり、自分の立場を意識しだし、漠然と将来のことも気になりだしたあの頃。遊び友達の関係が友情になり、大人の自分がもうすぐそこまで迫ってきたような感覚。今でも思い出すと、懐かしさと切なさがこみ上げてくる。あの時の友達は今なにをしているのだろう。自分は今まで何をしてきたのだろう。名作です。 10点(2004-01-20 00:33:31)(良:2票) |