2. スウィートホーム(1989)
公開から16年も経つんですね。久しぶりにビデオで観賞しました。 今評価しても和製ホラーの代表作であり、見ごたえ十分のカルト作と言えます。製作に関わった辻村ジュサブローさんや宇野亜喜良さんの仕事、伊丹十三さんを含めた出演者の顔ぶれの楽しさに加え、初期黒沢清監督作品としての価値もあります。映画としては荒さが目立ちますが、「死霊のいえにえ」等のインディーズ・ムーヴィーに通じる味わいがあり、いまどきのホラーにはない味わいがたっぷりあります。当時の海外作品の影響を受けた特撮は古さを感じさせますが、趣味っぽく凝ったセットが怪奇的な雰囲気を見事に表現していて、今でも抵抗なく観られました。 ゲームもファミコンRPGの傑作でかなり楽しかった憶えがありますし、映画を観てゲームをすれば現在でも1989年「スウィートホーム」の追体験が可能です。お勧め! [ビデオ(吹替)] 8点(2005-11-01 23:28:21) |