1. スミス都へ行く
《ネタバレ》 すいぶん前、TV放送されていた本作品。 仕事から疲れて帰って来た私は、なんとなく途中から観始めた。 後半の1時間だけ鑑賞し「なんて素晴らしい映画だ!」と感激したものだった。 今回あらためて冒頭から見直したら…。あれ?なんか違う。 丁々発止な法廷モノと違って、彼の演説は基本理念の朗読。 スミスの不正をでっち上げたテイラー側の嘘をビシッと暴くわけでなく、 議会引き伸ばしの為に長々と朗読し続ける。戦法って、引き伸ばしだけなの?。 チビッ子新聞読んで支持者が集まってくれるかも知れないから?。 支持者のデモは放水などの圧力で押さえ込まれてしまった。 仮にアレが大きくなり、議事堂周辺100万人デモになっていたら…。 しかし、この映画は「民衆に支持されたからこその勝利」の形にしない。 スミスは、長時間頑張って「民主主義が大事なんだー!」と訴え気絶。 結局、ペインが「良心の呵責」を感じて諸々を自白。 なんだか「交渉人が時間掛けて説得すれば犯人も投降するサ」みたいな平和な話。 米国が、まだ「個人の良識」を信じていた時代だからだろうか。 「平凡な一般人が見事な演説」のストーリーから連想して、 チャップリンの傑作「独裁者」が観たくなって来た。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-25 22:07:40) |
2. スライディング・ドア
《ネタバレ》 日本で言う所の「急がば回れ」「塞翁が馬」?。 ドアに間に合って良かったね…に思えて、そうでもない。 間に合わなくて残念でした…に思えて、そうでもない。 人生って上手く行かない事いろいろあるけど、 くじけないで頑張っていこう…と応援してくれる短めストーリー。 ショートにしたパルトロウが特に素晴らしい。 それほどの美貌でサンドイッチ屋の店員ってこたーねえべ…と思わずにいられない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-23 19:21:06) |
3. SUPER8/スーパーエイト(2011)
《ネタバレ》 見終わってジワジワ思い起こされるのは「E.T」ってスゴかったんだな…という変な感想。 LOSTにハマった私としては、JJ作品を褒めたい所だけど、これはちょっと…。 中学生の時に観た「E.T」は、保護した宇宙人が謎めいていて適度に弱弱しく、 そして瞳が美しい絶妙な「誰か」だった。だから「少年たち、大人に負けず、 なんとか助けてあげて!」と感情移入がしやすかった。助けを求める通信機ぐらい、 この人なら作れそう…そんな自然な印象だった。でも、こちらはデカい土蜘蛛。 触れ合うと気持ちが通じる?、でも人喰っちゃうよ?。穴掘って暮らすモンスター、 でも科学知識有りそう…?。捕らえた人間を後で喰う…エイリアンか?。 最終的には、不思議な力で金属集めてロケット作成!。なんじゃそりゃ。 今まで、よく捕獲していられたな…。いろいろ微妙なモンスターだったけど、 母の形見と別れる最後のシーンは、素晴らしかった。磁力でフタが開くタイミング最高。 圧縮された給水塔から水が散る様子も美しかった。でも、どうしても頭に浮かぶんだよね。 「LOSTの感動シーンと音楽が似てるな」…と思ったら、やっぱり同じ人だった。 エル・ファニング素晴らしい。彼女に救われた作品…かな。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-03 20:51:51) |
4. スカイライン-征服-
《ネタバレ》 ある意味、すげー。「細かい事、言ってんじゃねえよ映画」?。 実は、この映画、米国の大学生がガレージで仲間と作りましたって背景でもあったら 拍手喝采だろう。天才が現れた!って感じで。実際は、そうじゃないけど。 屋上で敵を素手で殴るシーンは、さすがに飽きて来た。なんだか「金掛けた仮面ライダー」。 そう言えば日本には昔「地球へ…」(竹宮惠子作)っていう漫画があったが、 あの時代に、所謂「機械的なロケット」じゃなくて、ああいう造形の宇宙船を描いてたっていうのは、 かなり革新的なデザインだったんじゃないか?…と、この映画を観ながら再認識。 なんだかサ、海の中で静かに暮らすウニにしたら、ある日、水の上からズバっとやって来て、 モリみたいなので仲間を上へ上へとさらって行き、パカっと割って内臓(生殖腺だって!)食ってる 人間って言うのは、まあ、こんな感じかね。トゲで反撃しようものなら逆ギレするだろうし。 愛し合う二人が一緒に吸い上げられる場面を観てたら、それはそれで、 子どもにオンブバッタが2匹一緒に捕獲されちゃった時は、こんなか?…と。 逃がしてやれよ、そういう時くらい。それにしても、ラスト。 もしや、あなたは○○?。そう来たかー。やっぱり仮面ライダーだ。 なかなかM・ロドリゲス出て来ないな…と待っていたら、それは違う映画だった。ああ…。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-10-10 18:54:03)(笑:1票) |
5. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
《ネタバレ》 存分に楽しませてもらいました。巨大ロボ、光線銃、飛行艇、水中も飛べる飛行機やら、 空中発着場(?)、実に楽しいです。ボカし気味の映像に、少し目が疲れましたが、 上映時間は、長過ぎず短過ぎず適度。でも、アンジェリーナのシーンが少ないのが残念。 役どころゆえ、仕方ないけどね。艦内に指示をバンバン出す所とか見たかった。 それと、この映画に下品なチベット語のやりとりは不必要。あれは、蛇足だろう。 他にも、あのシーンの演出方法はあるだろうに。翻訳での失敗かな?。 そう言えば、アダムとイブの正体がハッキリしないな。実際、どんなだったんだ?。 あれ無しでも飛べたような...。ま、そんな詳細は別にして、雰囲気や映像を楽しめる映画だと思う。 ロビーでチケットを買ったら、先着00名さまとかで、プラスチック製組み立て飛行機をもらった。これ、懐かしい~。小さい頃、良く遊んだ。 7点(2004-11-28 22:06:58) |