1. SPIRIT スピリット(2006)
アクション一辺倒ではなく、ドラマ部分に重点を置いた脚本はベタながらも悪くない。ジェット・リーの武術に対する思想のようなものも垣間見れて良かった。ただ、あまりワイヤーには頼らないでほしかったな~。また、ブルース・リーの映画なんかでもそうだけど、日本人の描き方がひどい。実際の日中間の歴史を見れば文句も言えないが…。 [映画館(字幕)] 5点(2010-09-24 10:31:16) |
2. スペル
《ネタバレ》 サム・ライミらしいホラー・コメディの快作だが、怖がらせたいのか笑わせたいのか(いきなり大音量で婆さんの顔がどアップになるから確かにビックリはするが)いまいち分からない。序盤で彼氏がプレゼントのコインを大事そうに封筒に入れていたから、「ああ、これは最後の伏線になるのか…」と簡単に読めてしまったが、どうせなら、この彼氏が呪いのボタンの封を開けることで奈落に引きずりこまれた方が、ホラー映画のオチとしては良かったような気がする。その方がヒロインは現世で生きている限り罪悪感から逃れられずに苦しみ続けることになるだろう。もっとも、彼女はそれほど悪いことをしているわけでもなく、婆さんの逆恨みで呪いをかけられただけなのだから、どちらにしろ気の毒に思える。彼女がもう少し性格の悪い人間に描かれていれば、婆さん側にも感情移入できたのだが。流血のない『死霊のはらわた』といった印象で、ホラー初心者にも楽しんで頂けます。 [DVD(吹替)] 5点(2010-04-29 14:06:13)(良:1票) |
3. ストレンジャーズ/戦慄の訪問者
《ネタバレ》 今どき珍しい直球勝負のスリラー。別荘で一夜を過ごすカップルが謎の訪問者によって蹂躙されるという内容はまんま『ファニーゲーム』の焼き直しのようで、観ていて気分が悪くなる。結局大した反撃もできずに嬲り殺されるだけというのも最悪。どうしてこんな映画を撮る気になったのか、作り手の考えがさっぱり分からない(リブ・タイラーがどうして出演する気になったのかも)。ところどころ『ハロウィン』のようなショットがあったりもするが、今さら30年も前のホラー映画を真似してどうする? [DVD(字幕)] 4点(2010-02-02 19:37:00)(良:1票) |
4. スター・トレック(2009)
《ネタバレ》 細かいところを突っ込む暇さえ与えないスピーディーな展開は、JJ監督の持ち味なのだろう。とにかく頭カラッポにして「ワーオ!」と楽しむのがベスト。トレッキーではないどころか、一度もシリーズを観たことのない自分でさえもあっさり引き込まれる面白さ。未来のスポック役の人、レナード・ニモイにそっくりだと思っていたら、ご本人だったのね!また、ウィノナ・ライダーやエリック・バナなどは、言われなきゃ分からないような登場の仕方。『M:IⅢ』に引き続き、サイモン・ペッグの続投は嬉しい限り。オープニングは、アニメ「ドラゴンボール」でカカロットのお父さんがフリーザに殺される話を思い出した(と言ったら世代がバレますね)。 [DVD(吹替)] 7点(2009-11-06 17:37:56) |
5. Sweet Rain 死神の精度
金城武はこういう人智を超えた役が非常によく似合う。3つのエピソードが繋がっていることはこれまでの伊坂作品からも分かるので、要はどのようにその「繋がり」をうまく機能させるか。オムニバス形式の映画というのは概して、こちらが感情移入する前に話が終わってしまうので、やや物足りなさを感じてしまうものだが、本作もその壁は越えられなかった。CGがチープといったマイナス点はあるものの、決して悪い出来ではなく、楽しく観ることができた。 [DVD(邦画)] 5点(2009-10-17 07:33:33) |
6. スペース・カウボーイ
《ネタバレ》 設定上、どうしたって『ライトスタッフ』や『アルマゲドン』と被ってしまうのだが、この作品の肝は「ジジイ頑張る」なので、そこさえ楽しめればいいのだろう。「チーム・ダイダロス」のメンバー中、トミー・リーだけが50代でじいさんに見えないのに、彼ひとり犠牲になってしまうのは悲しい。しかも、みんな大して引き止めるわけでもなく、「月に行けたかなぁ」なんて呑気な締めくくり(笑)ジャック・バウアーのお父さんは年を取っても茶目っ気を忘れない愛すべきじいさんだ。イーストウッド監督作品の中では、肩の力を抜いて楽しめる佳作。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2009-10-02 09:42:13) |
7. スピード・レーサー
映画館で予告編を観た時は、「安っぽいCGの超つまらなさそうな映画」とスルーしていたのだが、ここでの高評価にレンタルDVDで鑑賞。凄い、の一言に尽きる。『マトリックス』でスーパークールな映像世界を見せてくれたウォシャウスキー兄弟が、またやってくれた。しかも、今回は『マトリックス』のように変にストーリーに凝ることなく、真のオタクっぷりを発揮。レースシーンでの独創的な映像美は勿論、クリスティーナ・リッチとチンパンジーの愛らしさに完全にノックアウトされました。 [DVD(吹替)] 9点(2008-11-19 21:59:05) |
8. 図鑑に載ってない虫
『イン・ザ・プール』の松尾スズキは合ってないな~、と思っていたので、これくらい汚らしい方がしっくりくる。小ネタ満載で笑える人には笑える(塩辛ケイジとか…)。でも他の三木作品の小ネタと区別がつかなくなるんだよね。岩松了とふせえりコンビは健在。菊地凛子がはじめて可愛いと思った。この馬鹿馬鹿しい連中が愛おしくなるラストの落とし方も巧い。ちょっぴりしんみり。 [DVD(邦画)] 6点(2008-09-04 10:04:10) |
9. 好きだ、
この映画のテンションが今の自分には合わなかった(一緒に観た嫁さんは「ヘボ映画」と言ってました)。ドキュメンタリータッチの手法は、是枝監督の作品みたいに、臨場感のあるスリリングな画を作ることも可能だが、これはちょっと退屈に過ぎる。何度も眠くなった。「宮崎あおいが出てなかったら観なかった」とは嫁の弁です。 [DVD(邦画)] 4点(2008-07-11 13:54:50) |
10. スリザー
《ネタバレ》 宇宙ナメクジの侵略といえば『クリープス』か…。もっと『ブロブ』的なパニック映画を期待していたので、ちょいと物足りない感じ。80年代のB級SFホラーが好きなら、観て損はない。前半は退屈だが、後半、ナメクジとゾンビが大量発生してからは楽しめる。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-25 22:19:03)(良:1票) |
11. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 決して悪い出来ではないのだが、「どーせCGなんでしょ?」という思いがどこかにあり、あまり入り込めなかった。ナレーションで状況をほとんど説明してしまっているのもどうかと思う。戦闘シーンは様式的で、『グラディエーター』や『ブレイブハート』の本物の迫力は味わえず。ちょっと消化不良の映画でした。もっとも、筋肉ムキムキの男たちを見たければ満足できるはず。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-20 09:59:46) |
12. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
アンジェリーナ・ジョリーのアイパッチに萌える。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-08 08:55:13) |
13. スケルトン・キー
《ネタバレ》 非常によくできているオカルトミステリーの傑作。個人的には『エンゼルハート』以来の衝撃か。まあとにかく、ブードゥー(ここではフードゥー)とかニューオーリンズとかが好きなので、この雰囲気だけでも楽しめました。アーレン・クルーガーの脚本は、 『隣人は静かに笑う』もそうだったけど、ペシミスティックな結末に躊躇がないところがよい。今どきここまでやれる人はそうはいない。相変わらず善人か悪人か分からないピーター・サースガードの存在感もナイス。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-16 09:17:33) |
14. スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
この企画には正直期待したが、結論から言うと、つまらなかった。まず、上映時間が長すぎる。この程度の内容なら、90分前後に収めるべきで、2時間もだらだら続けるべきではない。また、主演の伊藤英明は存在感が薄く(そもそも共演者が濃すぎ)、タランティーノのパートなど全く必要性を感じない。佐藤浩市の腰抜け振りと桃井かおりの銃さばきは良かった。あと、スタントさんが随分頑張っていたようだし、美術や衣装やアクション演出が良かった分、作品の出来が惜しまれる(特に脚本と編集)。いっそのこと、『続・荒野の用心棒』をまんまリメイクした方が面白かったろうに。 [DVD(邦画)] 5点(2008-02-12 21:38:00) |
15. スーパーマン リターンズ
《ネタバレ》 「なぜスーパーマンは必要ないのか」という記事を書き、ピューリッツァー賞を受賞したロイス・レーン。だが、心の中のヒーローを探した時、そこにいるのはいつもスーパーマンだった。ハイクオリティな映像と変わらぬテーマ曲で我々の前に戻ってきたスーパーマン。序盤の飛行機救出シーンは圧巻。キャストを一新し、ロイスも可愛くなった。ただ、惜しむらくは、ケビン・スペイシーのレックス・ルーサー。これではただの異常犯罪者であって、憎めない小悪党だったジーン・ハックマンのイメージとはかけ離れている。最後も派手な対決があるのかと思えば、勝手に無人島に不時着して終わり、とは拍子抜け。深手を負ったスーパーマンが病院に担ぎ込まれるという展開にはびっくりした。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-09 07:46:52)(良:1票) |
16. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 エピソード4~6を観直した上で鑑賞すると、ラストのタトゥーインでの二つの太陽のシーンは鳥肌が立つほど感動する。エピソード1ではあんなに可愛かったアナキンが、ダークサイドに堕ち、女子供まで手にかけるようになるとは…(泣)映像面では間違いなくシリーズ最高の出来で、逆にこの作品の後に旧シリーズを観ると、(映画の時系列的には)20年ばかりで随分文明が退化したかのように感じる。オープニングの宇宙戦争から、クライマックスのライトセーバー戦まで、サーヴィス精神満点。ところで、ナタリー・ポートマンという美女から何故レイア姫が産まれるのか… [映画館(字幕)] 7点(2007-11-06 16:46:56) |
17. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
《ネタバレ》 ドゥークー伯爵役のクリストファー・リーと言えば、ドラキュラで有名な怪奇俳優だが、エピソード4ではピーター・カッシング(ドラキュラの宿敵ヴァン・ヘルシング役)が出ていたな~、と妙に因縁めいたものを感じる。悪役ではジャンゴ=フェットがロケッティアみたいで格好良かった(サミュエルにあっさり斬首されるが)。本作の白眉は、やはり突如ブルース・リー化するCGヨーダだろう。アナキンとパドメの恋愛シーンは中学生レベルの描写で、観ているこちらが恥ずかしくなる。 [映画館(字幕)] 6点(2007-11-06 16:41:42) |
18. スパイダーマン3
《ネタバレ》 完結篇ということで、色々と詰め込みすぎか…それでも充分に楽しめる。サンドマンの映像には度肝を抜かれた。『T2』の新型ターミネーター以来の衝撃かと。ジェームズ・フランコの演技も良かった。記憶喪失時の憑き物が取れたような顔が印象的。役者ってすごいな。 [映画館(字幕)] 7点(2007-10-23 09:47:54) |
19. スパイダーマン2
シリーズ最高傑作。シナリオが上手い。完結篇へ向けての伏線も気になる。CG技術が前作よりも格段にパワーアップし、あり得ないアングルでの映像が楽しめる。悪役のドック・オクも格好良いぞ!行け、スパイディー! [映画館(字幕)] 8点(2007-10-23 09:43:50) |
20. スパイダーマン(2002)
80年代かよ!と突っ込みを入れたくなるベタな青春ストーリー。でもそこが好き(笑)スパイディーのアクションは凄いね~。でも随所でCG丸分かりなのは如何なものか。映画館で観てスカッとするにはもってこい。 [映画館(字幕)] 6点(2007-10-23 09:40:09) |