1. 図鑑に載ってない虫
好みによると言えばそれまでだが、 いくら何でも評価が分かれ過ぎですね。 ふざけまくった映画でこれまでの手法を無視するような 作品ですが、これが何パーセントかの人々の心をがっちりつかんだのも事実。 それだけ突き抜けた作品であるということに敬意を表します。 映画としてはなかなか風変わりで奇天烈な雰囲気が面白いですが、 一方でいくらなんでもというシーンも多くあり、 総合すれば6点が妥当かと [インターネット(字幕)] 6点(2016-03-23 16:58:04) |
2. スコア
皆さんの書いていらっしゃるとおり、スター揃い踏みという点以外には何も無い作品。 ベテランと若手の泥棒がタッグを組むこと、泥棒の手口、裏切りなどなど もう映画脚本の王道中の王道過ぎて、イマドキこのストーリー?ってな感じですが、 とにかく配役をがんばって演技を魅せることに映画の命題があったのでしょう。 演技がしっかりしているだけにもう少しそれでも工夫があれば佳作だったのに、 ちょっと勿体無さが目に付く映画でした。 [DVD(字幕)] 5点(2015-12-19 19:05:53) |
3. ストレンジャー・コール
普通にやれば15分~20分の話を4倍に希釈した映画。 意味の無い設定を思わせぶりにちりばめて、 美しい邸宅をときに気味悪く描き、風の音を意味ありげに響かせる。 あの手この手で時間を長引かせる腕前は確かだ。 腕前は確かなんだけど、本当に退屈。 これだけ引っ張るのだからどこかで怒涛の展開がまっている筈。 という期待も裏腹にとくにひねりもないENDを迎える。 ちょっと今時の映画としてはいただけない。 [インターネット(字幕)] 4点(2015-12-18 14:59:45) |
4. スリー・リバーズ
なぜか90年代前半は特に凝った訳でもないアクション映画が乱造された時代で、 僕らの年代の人間にハリウッド映画=アクションスペクタクルの図式をインプリンティングした時代です。 『ダイ・ハード』から『マトリックス』の間の時代。 新たな表現を求めていたのかとりあえず作りまくったのか、 多分、とりあえずなんでしょうが、この映画もそんなとにかくアクション映画をつくらなきゃ。 というセンスで作られました。なんせウリがカーアクションではなくて水上ボートアクション。という所。 後年『タクシー』や『トランスポーター』『ワイルドスピード』などが出てきたことを考えれば、 カーアクションを進化させる余地はもっとあったのでしょうが、 もうダメだ。カーは限界だボートにしよう。という英断の果てにきっと出来たのだと思います。 一応、謎解きがあって美女がいて、アクションシーンもあるにはある。 そして今回はボートアクション・・・・ よし5点献上しよう。 [地上波(吹替)] 5点(2015-12-16 18:51:53)(良:1票) |
5. スパイ・ゾルゲ
この監督は本当に一度も良い作品など撮った事がないだろうによくもコレだけの数を作る機会があったもんだ。 ATGとか日本のヌーベルバーグかなんかしらんがとにかくつまらなくて長い。 つまらなくて長くて鼻持ちならないという事がおそらくヌーベルバーグというものの共通点なんだろう。 表現のどうのこうの言う前に面白い映画を作ってくれればそれでいいのに、 全くそうした所が皆無であり、とにかく冗長である。 3時間もあるがゆえに何がなんだかわからず、劇場でみたのにDVDで見直した。 本当に損した損した。 6時間もこの映画を、普通の映画なら3本観れる時間使って、 本当に損した損した。表現社だってさ。つぶれろつぶれろ。 引退だって遅すぎるだろ。しかし見られないほどは酷くはないので4点。 [DVD(邦画)] 4点(2015-12-16 18:06:21) |
6. スタンドアップ
戦うためにはファイティングポーズを取らなければならず、 その為にはまず立ち上がらないといけないという点で、この映画の邦題は珍しくうまくできた題名だといえる。 映画としては構成がうまく、禍々しいシーンもしっかりと描写しながら、 重くなり過ぎないテンポで最後まで語りきられており、過度にもなりすぎない点で、 なかなか良いのですが、物語のダイナミズムという点で物足りない。 実話なので仕方が無いが、とにかく勧善懲悪の構造になってしまう為に、 こうすればいいのに、こうするべきだ。という回答が用意された上でのシーンが連続してしまい、 こちらとしてはわかったからさっさと幸福になってくれ、としか言葉がでない。 事実として主人公の生き様には敬意を覚えるが実のところあまり映画的ではないんじゃないか、 という点から5点。 [DVD(字幕)] 5点(2015-12-16 17:15:09) |