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1.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り
この映画は僕の最高の映画。脚本、演出、そしてアル・パチーノのすばらしい演技が、男が生きるとはこういうことだと教えてくれる。そして、そこここに散りばめられた、数々のアドバイスも。 一人の人間が、男が、生きるとき、そこには多くの間違い、痛み、そして後悔がある。そのすべてがこの映画に詰まっている。 正直、この映画をみて何も感じなかった男とは話もしたくない。間違ったことを覚えてないか、後悔をしてないか、さもなくば、痛みを知らない人間に違いないと思うからだ。 これからも僕は、自分が闇の中にいると感じたらこの映画を見るのだろう。そして、もつれても踊り続けるようと思うのだろう。
[DVD(字幕)] 10点(2006-10-13 22:13:50)(良:3票)
2.  千年女優 《ネタバレ》 
最後の一言が不評なようですが、僕はハッとされました。矢面に立たされることの多いナルシシズムですが、それを見事に擁護し、ナシシシズムをバッシングして、物質的なもの(人も含む)を賞賛する人達に、一撃食らわせる、見事な展開だったと思います。  ナルシシズムに生きる人生もありなのでは、いや、それこそ幸せなのではないか。求めるものが手に入る入らないは関係ない、それを求めて生きる人生そのもの自体が、幸せな人生なのではないか。手に入ってしまえば、もう追い求めることもなく、ただ老いさばらえていくのですから。「満月ではなく、その一日前の月が好き」と鍵の君が言っていましたが、それこそがこの千代子の生き方、そして監督の幸福についての思想を形容しているのでしょう。よくやった監督!! ・・・と、その点だけでみれば10点つけられるのですが、映画としてみると似た展開が多すぎて正直途中で飽きてしまうので7点です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-09 03:18:33)(良:1票)
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