Menu
 > レビュワー
 > rain on me さん
rain on meさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 123
性別 男性
自己紹介 新作をどんどん観に行く、というよりも好きな作品を何度も繰り返し観るタイプです。
よろしくお願いいたします。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  セッション 《ネタバレ》 
当該監督の作品は「LA LA Land」を先に観た。その後このwhiplashを観て分かったのは、とにかくこの監督は「ベタが嫌い」「有り物が嫌い」なのだろうということだ。普通、物語だったら、映画だったら、こうなるだろう〜という予定調和を嫌い、次々と観客の予想を裏切ろうとする。この作品も観る前には勝手にイメージを抱いていた。それは、頑固で厳しい師匠的な存在の男の下で、ダイヤモンドの原石のような少年が時に反発しながらも切磋琢磨を続け、真の自分を見つけていく、と言う謂わば「あしたのジョー」的な世界観だ。しかし映画を見るとわかるが、実際はどうもそういったスポ根物でもないのである。恐らく監督は観客の中にはある程度の先入観があるであろう事が分かっていて、そこからあえて外して行こうとする。(監督の「こう来ると思ったでしょ? 違うんですよ。」という声が聞こえてきそうだ。)「LA LA〜」に関しても、表層的には華やかなミュージカルであるが、「ミュージカルだから、多分この後こうなって、ああなって・・・」と言う顧客の先入観を悉く裏切る展開となっていた。さて今回この映画を見て、「LA LA〜」を観終わった後に感じた違和感の正体が分かった気がした。監督は観客の予想を裏切ろうとし、確かにこちらの予想しない方向へ映画は行く。しかし・・・その先がないのだ。どうもベタを嫌いすぎてそこを回避することだけに専念していて、じゃあその向こうで本当のテーマが描けているのか?というと、まだそこまで行けていない気がする。  それでも、この作品は最後の最後に師匠と弟子が人間としての好き嫌いを超えて、音楽で通じあえた一瞬をその二人の表情で描けていたカタルシスがあったので個人的には「LA LA〜」よりも良かった。  しかし何と言ってもこの監督はまだまだ若い。恐らく作家としてのピークもまだまだこれからでしょう。顧客の期待を裏切りつつ、その先で本当の人間が描けているような、そんな作品が今後出てくることを期待したい。 
[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2017-08-17 08:49:24)
000.00%
110.81%
210.81%
310.81%
443.25%
5129.76%
61613.01%
72721.95%
83326.83%
92016.26%
1086.50%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS