21. ソナチネ(1993)
《ネタバレ》 不思議な虚無感が漂う、まるでロシアン・ルーレット(作中にも出てきますが)のような映画でした。結構、ドンパチやるシーンが出てきますけど、見終わった後の印象は冷ややかな静寂と「キタノ・ブルー」でしたね。 [DVD(邦画)] 8点(2007-11-20 18:24:00) |
22. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 これは、凄い映画ですね。勉強になり、それでいて面白い。でも、これはフィクションでは無く現実の話であり、決して他人事ではないという衝撃も与えてくれるんですよね・・・・・。 まあ、人間が人間を完璧に裁くことは出来ないということなんでしょうね。当然、裁判官、検察、警察、弁護人等それぞれがそれぞれの思惑がある中で結論を導き出していく訳ですから、極論すれば証拠の伴わない真実なんて真実でなくなってしまうんでしょうね。 しかし、このようなテーマの作品を周防監督のようなメジャーな方が撮ってくれたというのは、本当に素晴らしいことだと思います。そうでなければ、痴漢冤罪の刑事裁判の映画なんてここまで関心を持たれることは無かったでしょうからね。 [DVD(邦画)] 10点(2007-09-19 19:19:08)(良:1票) |
23. ソドムの市(1975)
はっきり言って、吐き気を催すような酷い作品です。私はこれを芸術だとは認めません。たとえ、人間の欲望の醜い一部分を描いているものだとしても・・・・・。 [ビデオ(字幕)] 0点(2007-01-17 19:47:48) |
24. 卒業(1967)
《ネタバレ》 ストーリーは今見てもブッ飛んでます。(今でさえそうなんだから、上映当時の衝撃は凄かったでしょうね。)やはり名作と謳われるだけあって、作品から滲みでるオーラが凄かったです。 ダスティン・ホフマン 、キャサリン・ロス 、 アン・バンクロフトの演技の素晴らしさ、どの場面もそのまま切り取ってポスターに出来そうな素晴らしい映像 、サイモン&ガーファンクルの美しく切なすぎる音楽、そして余りにも有名すぎるラストシーン・・・・・。まさに伝説の映画というにふさわしい作品でした。 まあ、冷静に見ると突っ込みどころ満載なんですが、それでもやはり凄い作品だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2006-08-28 18:57:10)(良:1票) |
25. 続・拝啓天皇陛下様
《ネタバレ》 前作とは、また違った設定・雰囲気の作品でした。まあ、喜劇的な一面もありますが、戦中・戦後の混乱期を生きた男のドキュメンタリーのような雰囲気を持っています(後の「男はつらいよ」の要素も見受けられます。)。 特に戦後の混乱期の人々の様子を結構生々しく描いていて、結構興味深かったです。(結構、今では放送禁止のセリフも出たりしてきわどい部分もありますが・・・・・) まあ、小沢昭一が演じる中国人が非常に怪しく面白かったですが、全体的にはやるせない話でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-27 16:02:51) |