1. 捜索者
へんなインディアン擁護映画こそ逆差別。白人世界対インディアン、人間と人間、文化と文化が対等にぶつかるからこそ闘争が生まれる。そこには偏見も差別もない。人間の生命の真剣な営みと、そこから生じる痛みがある。インディアンの食料になるからと、野牛を殺そうとするイーサン。すさまじい悲しみを秘めた名シーンだ。それをつつみこみ、さまざまな表情を見せる自然の美しさ。アメリカ映画の最高峰のひとつである。 10点(2002-08-10 16:50:01) |
2. 宋家の三姉妹
日本軍の戦車、遠目ではっきりとはしないが、97式中戦車改に見える。史実なら89式だが、いずれにしろ本物(らしい)旧軍の戦車に現代の映画で出会えるとは思わなかった。造ったのか、人民解放軍から借用したのか?名作をよく勉強して重厚な作風。日本映画はもう真似すら不可能。 7点(2001-07-31 11:44:10) |
3. 続・悪名
新悪名、田宮は、貞の弟・清次(二?)ででてます。貞よりドライで面白い。こういう力のある邦画が絶えて久しいです。 7点(2001-07-25 18:41:34) |
4. 続・荒野の用心棒
時代も武器も場所も現実にはありえない「悪夢」の世界でくりひろげられる殺戮劇。タイタスのような意識的なシュールさとは違う,無意識のシュールさがたまらない。レオーネ西部劇を超越したマカロニ中のマカロニ。 8点(2001-07-21 17:01:06) |
5. 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
「夕陽のガンマン」の後%2C「待ちかねた」登場。アヤヤヤー、というモリコーネ・サウンドが%2CテレビCMで流れたときの印象は%2C強烈。クリント・イーストウッド主演のイメージが少し薄くなったのは不満だが。物語の語り口の妙を教えてくれた作品。 8点(2001-07-19 19:16:49) |