1. ソウ
《ネタバレ》 まさに密室劇の様相を呈しているのですが・・・、部屋の中央で倒れてた死体。あれじゃ「後で何か有るな」と勘ぐってしまいますよね。 舞台劇のような作品を期待していたのですが、結局回想シーンを連発するあたりにイライラがつのってくる。犯人さん“命を大切に”って、自ら他人の命を縮めてるやんけ!しかも弄んでるし! っていう突っ込みは野暮だよな。だけどチョット無理あるかもね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-06 18:31:17) |
2. 卒業(1967)
高校の時の学園祭で偶々やってて、チョット見てみる程度の興味しかなかったのだが、見始めると最後までやめられなくなってしまった。つまり面白かったのである。こんな古い映画を大画面で見れて、今思えばすごく幸運だった。 後からよく考えて見れば、ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)は可成りのトンデモ男ですよね。不倫+その相手の娘との恋+花嫁強奪。その悪行は凄まじいものだが、若気のいたりを生々しく素直な人間ドラマとして堂々と描いているところに強く興味を引かれる。 言うまでもないことだが主題歌も超有名であり、ラストシーンは今でもオマージュとしてたまに使われていますね。 6点(2004-09-21 09:09:07) |
3. ソナチネ(1993)
前作で余程沖縄が気に入ったようですね。作品の背景として沖縄の自然を撮るのではなく、芸術ぶったカメラワークが大嫌い。 そして出ました『暴力団』。専門家ですね。抗争が大好きです。壮絶な殺しのシーンも「その男~」「3-4X10月」で慣れてきました。 それにしても日本の役者って表情が無いね。昔ながらの役者もみんなそんな感じですが、これは伝統なのでしょうか。不気味さは伝わるのですが、それ一手の演技なので情緒が湧かず、つまらない。音楽にしても恩着せがましくクドイ。荒々しさが欠けて『妙な芸術』に走ってしまっているように感じた。 4点(2004-08-25 17:58:01) |
4. その男、凶暴につき
《ネタバレ》 我妻諒介の『暴力には暴力を』というやり方は嫌いではない。だからダーティー・ハリーも大好きなのです。この作品の中のシーンのように浮浪者を襲ったり、あるいは親父狩りしたり、夜中に花火をして騒音をまき散らしたり、屁のような爆音を轟かせてバイクを走らせたりと『ケツを拭く紙の価値もない人間』が横行しています。そういうヤツにはついつい『目には目を~』という気持ちにもなります。 終始暗いムードで、台詞もボソボソ。とても見づらい映像なのです。しかし、生々しい殺害シーンは緊迫感と同時に恐ろしいまでにリアリティーが有る。ラストは更に生々しく、妹を楽にさせるシーン、自ら撃たれるシーンには恐怖のあまり息をのむ。 菊池はああなってしまうのですね。リアルだ・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2004-08-25 17:26:39) |
5. ソルジャー(1998)
この作品って以外と制作費かけているようですね。『インデペンデンス・デイ』と同じだって!。全然そう感じないような、B級感たっぷりな出来映えです。 基本的なシナリオは、少し『ダーク・エンジェル』っぽい感じで、幼少の頃からの英才教育により戦闘用に作られたサイボーグ人間の悲哀を描いたドラマなのである。ただ、そんな舞台設定にもかかわらず“人間ドラマ”としての見応えは皆無と言っても良いほど乏しい。何故だろう・・・。 主人公は戦闘員として役立たずのレッテルを貼られ、廃棄物の溢れる惑星にすてられる。しかし、そこに住む人達との触れ合いにより人間性を思い出していくという設定なのだが、そこのところの描写が甘いのではないか?。他人と共同生活しても、思ったほど大きな問題を起こさないし、徐々に立ち直っていくという描写も物足りない。 他にも「???」と思うところが有ります。序盤に垂れ下がったチェーンの上で戦って、目を負傷したスキンヘッドの戦闘員は「使い物にならないから囮にしか使えない」と言われていたのに、結局は終盤で他の戦闘員と同じように前線で戦っていた(むしろ戦車に乗ってリーダーっぽかった)のは何でだろう。 4点(2004-05-26 00:22:33) |
6. 続・猿の惑星
テレパシーが出てきて安っぽくなってしまった。 これほどの作品なので無理にスタイルを変えて欲しくなかった。 この映画で訴えている「核の恐ろしさ」というメッセージも非常に安易。 4点(2003-12-09 17:44:25) |