1. ソーシャル・ネットワーク
《ネタバレ》 評価に迷う作品である。観る時間帯(深夜か?昼間か?)体調によって5点にしたいときも9点にしたい時もある(5点以下は評価欄に投稿しない事にしている)。「成功企業の内幕は意外とこんなものではないか?」と思っていたのだが「やはりそうなのか?」と合点がいった作品だ。最後にFacebook, Inc.(実際は)の設立に関わった者同士でその権利を巡って裁判闘争になるのだが、システムのアイデアを出した者、金を出した者、拡販する助力をした者、実際にシステムをコーディングした者、達の主張をほぼ公平に描いたドキュメンタリー映画と言ってよいと思う。最後は知っての通りシステムをコーディングしたマーク・ザッカーバーグの勝利になるのだが。Facebook, Inc.がよくぞ公開中止の圧力を出さなかったものだと思う。しかしそうならなかった所をみると映画で描かれている様な事が決して事実ではないという事があちこちに示唆されているからだと思う。例をあげると映画の後半最後に新米弁護士から「ウィンクルボス兄弟を嫌いなのか?」と聞かれる部分が出てくる。彼は即座に否定して「彼らにとっては自分が思い通りにならなかった最初の相手だったから」と即座に分析している所などは「彼が決してオタク坊やではない」と舌を巻く部分だった。 [地上波(字幕)] 6点(2015-08-18 12:35:36) |