1. 卒業(1967)
兄に連れられて封切り館(懐かしい)に行ったのは小学生の時でした。当時はまっすぐな主人公に素直に共感しましたが中年になった今、改めて観なおしてみると何とも言えずに「うーん」と考えてしまいました。時代が作った名作には間違いないのですが、いろいろと現実を重ねてしまいました。ただ、この映画はハッピーエンドではないんだと確信しました。若気の至りが底辺にあるのかなと妙に納得もしました。結婚はみなに祝福していただくほうがいいですよね。順番を間違えるとついつい相手を責めたりしてしまいます。自分が悪いのに・・・・・。奪い取っても努力をしても縁がなければ離れます。それは成長するために必要なこと。同様に縁があればいつか一緒になれます。その時は絶望しても相手の幸せを心から願えて、そして相手が思い出に変わる頃に縁があれば・・・。踊子さんが冷ややかに笑みを浮かべるシーン、うれしそうに見てる主人公はX。かわいそうですね踊子さんが(?)。バスに座った主人公の表情はプライドを間違って使った顔のようです。でも花嫁さんは信じてますよ。お幸せに!!がんばれ!!二人とも!! 7点(2003-06-07 17:01:39) |