1. 裏窓(1954)
けっこう最後まで引っ張るので驚愕のオチを期待してしまいましたが、以外にもそのまま終わります。観賞後に少し消化不良という感じが残ったのは残念でした。ただ、緊迫感というものは非常に上手く出せていたし、犯人が迫って来るラストのスリリングな描写も手に汗握るものがあった。 特に感心したのは「見せ方」による工夫です。主人公のアパートから向かいのアパートまでは距離が有るので住人の声は聞こえませんが、住人の身振り手振りによる動作で何をしているのか分からせてしまうという見せ方が上手い。 あとは、やはりグレース・ケリーの美しさが際だっていたのが印象的です。 6点(2004-01-27 18:10:03) |