1. 歌え!ロレッタ 愛のために
カントリーソングというのは私にはあまり馴染みのないジャンルですが、シシー・スペイシクの歌声には惚れました。ハスキーでありながら深みのあるいい声をしてますね。本業の歌手じゃなくてここまで歌えるのは凄いです。話としてはよくあるサクセスストーリーですが、テンポもよく、夫も嫌な奴かと思いきや意外と憎めない奴で、最後まで楽しめました。何より、古き良きアメリカの雰囲気が良かったですね。 [DVD(字幕)] 8点(2007-02-25 01:40:11) |
2. 裏窓(1954)
製作年('54年)当時だったら珠玉の名作と呼べる映画だったのかもしれませんが、今の私の感覚で観る限り、どうしても古臭さは拭えません。プロット、スリル感のいずれも、今どきに置き換えてみれば至って平凡だと思います。「当時だったら凄かったはず」という差し引いた見方で点を付けても仕方が無いので、5点献上です。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-02 23:17:56) |
3. 運動靴と赤い金魚
《ネタバレ》 ラストスパートでつい気合が入り過ぎてうっかり1着を取ってしまったお兄ちゃんも気の毒だったけど、半馬身差で4着だった子はもっと気の毒だなぁ…。それはさておき、イランの日常風景が何とも健気で慎ましやかで美しい映画でした。妹がとにかく可愛かったなぁ。ラストがほろ苦~い雰囲気のままで終わってしまうのは痒い所に今一つ手が届かない感覚にも似た感情を味わわされましたが、実は巧い演出だったのかもしれません。これがハリウッド映画だったら、お兄ちゃんの1着を家族全員が讃え、その後パパから兄妹に新品の靴のプレゼント。抱き合ってキスしてみんなハッピーってところでエンディング曲が流れる…。それはそれで何だかなぁって気がしますからね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-09-25 00:06:17) |
4. ヴィレッジ(2004)
相変わらず暗くて地味~な映画を作りますね、この監督は。でも何か仕掛けがあるはずだというのだけを楽しみに、何となく最後まで見てしまうという、シャマランの専売特許のご多分に漏れない作品ではありました。それにしても、ストーリーのスケールがあまりにも小さすぎた(笑)。今どき、こんなオチくらい、深夜とかにやっている日本のTV局製作の安物ドラマでもざらにありますよ。まあでも、ルシアスとアイヴィーのドラマの描き方はそれなりに観るものがありました。途中、語らざるべき者が実は火に弱く、ルシアスに木の棒か何かで撃退される展開にでもなるんじゃないかと、真剣に不安になりましたので…。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-18 17:45:20) |
5. ヴァン・ヘルシング
アメコミ的近世西洋風ホラーアクション。退屈では無かったけど、後に何も残らない映画だなぁってところが、X-MENやスパイダーマンなどのVF-Xを売りにしたアメコミ・ヒーロー系映画に共通する点。って言うか、この人の顔、X-MENのウルヴァリンの印象が強すぎるんだよね。いい役者さんだと思いますけど。ストーリーは単純で、ただ単にヘルシングが吸血鬼の伝説の村に行って吸血鬼他モンスターと戦うというだけのものですが、ラストは意外に良かったので少し評価を持ち直しました。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-18 17:25:46) |
6. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 テレビCM以外の予備知識は全く無しに観てきました。これ、全然「宇宙」戦争じゃないですよね?地球が一方的にエイリアンに侵略され地球人が駆除される話であって、地球軍対侵略者軍という構図にはなってない。(まあ、邦題についてはスピルバーグに文句を言うのは筋違いだし、映画そのものの評価とは何の関係も無いのですが…。)絵的には凄かったです。トライポッドの圧倒的なスケール感と言うか、こんなものが突如街に現れて攻撃してきたら私だったら逃げる気力さえも無くなってその場に呆然とうずくまるしかないでしょう。逃げるったって、一体何処に逃げりゃいいのさ?あと、駆除を開始するときの、あの「ボー」っていうサイレン音、滅茶苦茶怖いです。小さい子が観たら絶対トラウマになりますよ(笑)。地球の軍事力では全く歯が立たないし、どうやって攻略の糸口を見つけるんだろうと思っていたら、あんなオチだったとは。しばらく開いた口が塞がりませんでした(苦笑)。でもある意味、何かしら弱点を見つけて反攻に出るのだと思い込んでいた分、大どんでん返しな結末ではありました。彼らがこの後、ワクチン打って万全の体制で再来しないことを望みます。 [映画館(字幕)] 6点(2005-07-03 12:45:42)(笑:1票) |
7. 海の上のピアニスト
ストーリーは5点、ピアノ演奏シーンは10点ってことで、8点にしておきます。ラストが全然納得できません。街は無限だから自分は生きられない??訳の分からない屁理屈に丸め込まれてないで、友達ならこの引き篭もりを救ってやれよ!と、つい突っ込みを入れたくなってしまいました。一方で、演奏シーンと音楽は圧巻です。ジャズの帝王ジェリーとの対決シーンは、何度もリピートして観たいくらい。 8点(2003-12-28 21:02:47) |