1. ヴェロニカ・ゲリン
せっかくいい役者を揃えて、テーマも意義深いものなのに、淡白で雑な仕上がりとなっている印象を受けた。編集がヘタだったのか、脚本に深みがなかったのか理由はわからないが残念だ。彼女の生き様を伝えたかったのか、アイルランドの近代史ドキュメンタリーとして見せたかったのか、意図が中途半端。だが!さすがはケイト・ブランシェット。彼女が主演でなければ、この点数すら上げられなかっただろう。特にアイリッシュ英語特有のアクセント、方言を見事に自分のものとして消化していたのには驚く。それも「関東の人が話すインチキ関西弁」のような付け焼刃的な薄っぺらいものではなく、あくまでナチュラルに。おそるべし、オージー、ケイト・ブランシェット! [DVD(字幕)] 4点(2008-05-06 02:54:35)(良:1票) |