1. 宇宙戦争(2005)
「前半は良かったけど、後半が怠かった」(CG満載の宇宙人による破壊シーンは良かったけど、後半の密室ドラマは怠いだけ・・・)という意見が他サイトで大多数を締めている現状。う~ん・・・。プレステ世代の自称映画ファンの増加は凄まじい限りである。最初から最後までCGで押しまくらないとトーンダウンという評価になる訳です。彼らにとって映画とはゲームの延長線(ゲームの実写版)でしかないようだ。映画人口が増えてきたのって、プレステでDVDが見れるようになってからじゃないでしょうか? 特にCGによる特殊効果の発展期以降から(マトリックスあたりかな)伸びてきたような気がします。まぁ、楽しければ良いんだけどね。そんな人には是非とも『ファイナルファンタジー』や『ヴァン・ヘルシング』あたりをお勧めしたい。 親子愛が描かれていない? 『デイ・アフタートゥモロー』でも同じこと言ってた人が多数いたけど、この作品をわざわざ映画館に見に行く人って正直そんなもん望んでないでしょ。スピルバーグでタイトルが『宇宙戦争』ですよ。ハリウッドが得意とする娯楽大作CG映画ってことは分かってた筈です。人間ドラマ見たい人は見に行かないって。正直になりましょうよ。 ご都合主義的な展開についてもダメ出しが激しいようですが、この映画は生き残った家族を追っかける形でのロードムービーなのでトムの家族だけが助かっちゃうのは当たり前です。死んだ家族を追っかけてたら20分ぐらいの上映時間でサヨナラです。 あと、トムの演技にやたら敏感になってしまっている人も多いようですね。非常に不憫なことです(私もその一人です)。彼が出演するだけでマトモに見れませんものね。だからといってそれを評価には入れませんけどね。 [映画館(字幕)] 7点(2005-09-20 18:02:42)(笑:1票) (良:1票) |
2. ヴァン・ヘルシング
前作はミイラ男で(ハムナプトラ「THE MUMMY」)、今回はドラキュラ&オオカミ男&フランケンの怪物ですか・・・、ホントにソマーズ監督はモンスターが好きなんですね。でも、ここまで来れば次回作では半漁人やオペラ座の怪人などのユニバーサルモンスターを総出演させて欲しいものです。 相変わらずの子供っぽい脚本なのですが、「ハムナプトラ」同様に万人に楽しめる作りになっているので(ホラーだが、グロテスクな部分はあえて避けている)エンターテイメントとしては優秀なのではないか。 特殊効果にしても非常に力が入った作りになっていて、工夫と時間をかけて作っているのがよく分かる。ただ、ひとつ不満なのは、ドラキュラの子供達にリアリティーを感じない所です。数も多すぎて鬱陶しいです。せっかくモーションキャプチャーを駆使してドラキュラの花嫁などをリアルに創っているのに(顔の部分〈実写〉と体の部分〈CG〉を合成する技術)、子供達は妙にオモチャっぽくて残念である。 ストーリーやキャラクターの設定に関しては細かいことを言うべき作品でないようです。 4点(2005-01-21 13:31:32) |
3. ウォータームーン
わたくし、この映画を劇場で見た奇特な人間の中の一人で有ります。ホモの坊さんと宇宙人が登場します。劇場でみた映画の中ではブッチギリの最低作品です。しかし、「金返せ!」とは絶対に言いません。こんな映画をセレクトした自分に責任が有るからです。 1点(2004-08-31 14:03:24) |
4. ヴァイラス(1999)
序盤のシーン(宇宙船?をヴァイラスが襲うシーン)の特撮はあまりにも不味い。98年にもなって、あの程度のビジュアルしか作れないようではどうしようもない。 役者の演技も平凡でよろしくないし、窮地に追い込まれた人間の心情や感情の表現も完全に無視されている。 ロボットや人造人間が出てくるが、在り来たりを絵に描いたような創り。知性の欠片も見いだせないデザインである。 そもそも、あれだけハイテクを駆使したロボットを作れるのだから、羽を着けて大陸まで飛べるような型のロボットも作れると思うのですが・・・。まぁ それも、この手の作品には無用なツッコミではあるが。 2点(2004-08-13 10:19:08) |
5. ウォーターボーイズ
役者の演技がボロボロです。いみじくも学園祭レベルです。 竹中直人がまた出てます。 全体的な作品の雰囲気がホモっぽいです。気持ち悪い。 頭が燃えるシーンを筆頭に笑えないギャグばかりです。 今のところ邦画では最低レベルです。 ヒットしたからテレビドラマにしてしまいました。その逆のパターンもよく有りますね。あさましい。 1点(2004-07-09 18:26:50)(良:1票) |
6. ウエスト・サイド物語(1961)
かなり張り切って踊ってますね。正直言ってこの手のミュージカルは苦手です。 ダンスというのは本当に時代というのがモロに出ますよね。ティナ・ターナーやプレスリーのダンスは今見ても味が有ってカッコ良いのですが、この作品のダンス(ジェット団のダンス)はハッキリ言ってダサイ。 ジェト団が、警察に対して言い訳を考えるコミカルなミュージカルシーンも「雨に唄えば」と比べると運例の差が有ります。 バルコニーのシーンにしても、最初の歌のシーンまでは良かったのですが、その後マリアがトニーを引き留めてまた歌い出すというのはしつこすぎる。 全体的な印象は、クドイいと言うか・・・、アクが強過ぎる。 5点(2004-03-09 18:44:56) |
7. 失われた週末
《ネタバレ》 一番良かったのはヘレンが「私の恋敵はアルコールね」という洒落た台詞、なかなか言えませんよ。ワイルダーはこういうところが上手いんです。台詞に面白味が有るから、重いストーリーでも全く嫌になりません。 しかし、アルコール依存症って怖いですね。身内の献身的な思いやりもなかなか実を結びません。しかし、最後はヘレンの粘り勝ち。酒飲みドンは亡くなり作家としてのドンは息を吹き返した。 7点(2004-02-08 17:55:18)(良:1票) |
8. ヴァージン・ハンド
キリスト教(宗教)を茶化すところが有りますね。この監督、敵を多く作ってしまったのではないか? コメディー作品なのですが、かなりブラックです。バラバラ殺人にあった淫乱女房の右腕を聖母マリアの手と勘違いして拝んでしまうのですから・・・。信者じゃなくてもあまり笑えるものではないです。 あと、シャロン・ストーンが出てたようだけど気付かなかった。存在感薄くなりましたね。 4点(2004-02-05 16:56:51) |
9. 裏窓(1954)
けっこう最後まで引っ張るので驚愕のオチを期待してしまいましたが、以外にもそのまま終わります。観賞後に少し消化不良という感じが残ったのは残念でした。ただ、緊迫感というものは非常に上手く出せていたし、犯人が迫って来るラストのスリリングな描写も手に汗握るものがあった。 特に感心したのは「見せ方」による工夫です。主人公のアパートから向かいのアパートまでは距離が有るので住人の声は聞こえませんが、住人の身振り手振りによる動作で何をしているのか分からせてしまうという見せ方が上手い。 あとは、やはりグレース・ケリーの美しさが際だっていたのが印象的です。 6点(2004-01-27 18:10:03) |
10. ウェルカム・トゥ・サラエボ
戦争の火種は子供達に対して多大な影響を及ぼす。戦場下の困難のもとで孤児となった子供達、特にエミラの場合は母親の顔も知らないうちに捨てられた子供です。子供達をも戦争に巻き込み、自分に都合が悪いと捨て子にする・・・、その理不尽な大人の身勝手さには嫌悪感がこみ上がる。 今現在もイラク本土では紛争が絶えません。多くの市民や子供が犠牲になっています。人間というのは反省しない生き物なのでしょうか。それとも生命に植え付けられた闘争心という本能がそれを許さないのでしょうか・・・。 6点(2004-01-22 16:20:01) |
11. ヴィドック
映像に現実性は無いが、何か不思議な世界観が有る。物語はダークな雰囲気で進みますが、映像は暗さを感じさせないので嫌にならずに見れる。この辺は非常に上手いと感じた。 ストーリーは殺人事件を追う作家の物語で、推理タッチのような作りになっています。最後にアッと驚くオチが有るのですが、以外と皆さん読めたようですね。私は恥ずかしながら最後まで読めなかった・・・。申し訳ない。 5点(2003-12-19 17:04:04) |
12. ウォーターワールド
お金をかけた割には普通の作品。可もなく不可もなくというところか。 物語の発想が単純。影像にするともっと単純。その割には最後までよくひっぱれている。 しかし、この程度のシナリオに大金をかけるというのは非常にもったいない。 3点(2003-12-05 17:20:41) |