1. うた魂♪
ごくごく無難なコメディですね。ゴリが高校生という点からして、誰もが少々のことは無理なく受け入れられる作りで、前半はけっこう笑えるし、後半はちょっと気恥ずかしいくらいのベタな青春物で、最後まで気持ちよく見ることが出来ました。 が、主人公の女の子が歌うことのそして合唱の楽しさに気づいていく展開や最後のコンサートシーンがあまりに定型的にサラッと進んでいく展開は、万人向けと言えるのですが、やはりいまひとつ盛り上がりに欠けます。この辺が、好き嫌いは別れるけど、はまれば盛り上がれたスイングガールズとの大きな違いでしょうか。 個人的には薬師丸ひろ子の歌を久々に聴けたのが収穫です。出来ればもっと歌って欲しかった。 ところで、私が観たときは観客は中高年ばかり。ひょっとしたら私が最年少だったかもしれません。若い人ってこういう映画には興味がないんだろうか? [映画館(邦画)] 7点(2008-04-09 20:50:37) |
2. ウォーター・ホース
全体としては子鹿物語を思い起こさせるような展開(ベン・チャップリンがグレゴリー・ペックに見えてしまいました。)で、ごくごく単純なストーリー展開ですけど、映像の出来も良いし、ちょっとした小ネタやおきまりのドタバタなどもうまいこと入っていて、退屈することなく楽しんで見ることが出来ました。終盤のシーンは結末がどうなるんだろうと、それなりにドキドキ(子鹿物語を知っていると特に)させられます。 この映画は、何の予備知識もなしに見た方が良いでしょう。 [映画館(字幕)] 7点(2008-02-02 16:13:47) |
3. 有頂天時代
アステアとロジャースのダンスを堪能するために見た映画なので、ストーリーはどうでもいいはずなんですが、ちょっと、ひどいなぁ。コメディのつもりなんでしょうが、人の人生を大きく狂わせるような行為(もはや悪戯ではすまされない)がストリーを展開させるうえでの大きなキーになっていると、単純に笑ってすませる気にはなりません。ロジャース&アステアのダンスは言うこと無しでとても素晴らしいのですが、見終わってからは、ストーリー展開への不快感が強くて後味が悪いったらありません。まあ、それでもロジャース&アステアのダンスシーンの素晴らしさに6点献上。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-31 22:59:18) |
4. ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
《ネタバレ》 欽ちゃんの吹き替えはちょっと作りすぎて本来の雰囲気が再現されず好きじゃないのですが、見に行ける範囲では吹き替え版しかやってないので、しょうことなく吹き替え版を見ました。このシリーズ今更声優を代えにくいでしょうが、もう少しオリジナルの雰囲気を出せるようにして欲しいですね。で、映画そのものですが、単純に面白かったです。でも、ドリーム・ワークスと組んだせいなのか、以前のような独特なちょっとダークな雰囲気が消え去り、ハリウッド的明るさが表に出たのが残念です。とくにグルミットが可愛くなり過ぎ。おまけに映像そのものも、以前のようないかにもクレイアニメといったものからフルCGでもできそうなものになってしまい、これも旧作のファンにとってはマイナスポイントです。テーマ音楽もブラスアンサンブルからフル・オーケストラになってしまいましたが、ここれもちょっとね。 とまあ、文句はいっぱいあるのですが、やっぱり面白かったです。過去のいろいろな映画とテレビドラマへのオマージュ(パロディ?)満載の展開に、「ウォレスとグルミット」の世界がしっかり絡み合って、十分満足のできる作品です。DVDが出たら是非字幕版で見なくては・・・ [映画館(吹替)] 8点(2006-04-02 20:24:56) |
5. ウエスト・サイド物語(1961)
音楽もダンスも素晴らしく、ストーリー展開もしっかりしているので申し分ないミュージカルですが、内容が悲劇なので繰り返し観たいとは思わない映画です。やはりミュージカルはハッピーエンドのほうが好みです。初めて映画館で見たときはけっこう疲れました。DVDを購入してからは好きなミュージカル・シーンだけを飛ばし見してます。 [映画館(字幕)] 7点(2005-11-23 18:24:51) |