1. ウォッチャーズ(2009)
《ネタバレ》 あれ?誰も書いてない。人気のミーシャ・バートンの主演作ということで、アイドル的な内容かと思いきや、監禁モノ。しかも監禁するのがミーシャ・バートン。人形のようにかわいいので逆に怖い。話の筋としたら、まぁ予想の範囲に納まるんだけど、でもなーんか怖い。ミーシャ・バートンがキレイだから妙に応援する自分の心理もあったりして。 見て損する内容ではないです。何も得ることはないけど。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-07 00:34:40) |
2. ウルトラミラクルラブストーリー
《ネタバレ》 まず、DVDが字幕を選べるようになっていて良かった。津軽弁に馴染みがないので正直、助かりました。農薬をかけると「人(社会)に好まれる野菜」になる。社会の中で上手くいかない(たぶん、ADHDか自閉症?)の青年が農薬を浴びて「人(社会)に好まれる青年」になる。でも本来、持つ生命力を失い無機質になり心臓が止まる、でも一見すると「元気あるいは新鮮な野菜(人)」に見える。役に立つには食ってもらうしかない。ファンタジーであり現実でもあるかんじですね。松山くんは上手いですね。農協でパンフレット類をばら撒いてしまうところとか、本当に上手いと思った。 [DVD(邦画)] 6点(2010-02-21 00:04:49) |
3. ウェイトレス おいしい人生のつくりかた
《ネタバレ》 「ハリウッド映画」というより「アメリカ人情映画」と呼びたい作品。日本の黄金期・松竹女性映画といった趣の映画です。 「パイ作り」という「切り札」を持っていながら、自分の人生を歩みだせない主人公を、味のある人たちが包みこむ。 それぞれの登場人物がきちんと設定されていて、全ての人がキーパーソンであり、誰が欠けても、このパイ(映画)は作れないという個性を持っています。 みんなに嫌われている店長さんの「俺は与えるのもほどほど・もらうのもほどほどの男だ、女の判定を下してくれよ、俺は幸せだ。」という深いセリフも好き。 そしてみんながカッツリとかっこよく結果を出さずに(出せずに)そこそこに幸せを分かち合っているのも現実的です。 不幸・不幸というけれど、こんなに支えてくれる人たちがいる・パイ皮に包まれたパイのように包まれている。 見終わった後に、自分の周りの人に感謝したくなる映画です。 最後のシーンで主人公が娘(監督の実娘)と夕暮れに向かって歩いていく姿は、この映画の監督が完成後に亡くなられたこととも重なってしまい・・ 美しいシーンですが、人生を考えさせられる重みがありました。 この作品は監督の人生そのものであり、娘さんへの最大のメッセージですね。 本当によく出来た「名作人情コメディ」でセリフも楽しかったです。 でも、やっぱり最後、私、泣きました。 [DVD(吹替)] 9点(2008-03-16 01:25:52)(良:2票) |
4. ウェルカム・トゥ・サラエボ
個人的に大学時代にこの地域の紛争史を学んだ時期があったので、観る前に期待している部分があったので辛めかもしれません。 紛争を西側マスコミとして見てきたという視点での映画なので、当然なのですが 「西側目線」です。 その分、表層的であり消化不足でもあります。 特に日本では「世界で14番目に悲惨な地域」として見ることになってしまうだろうな・・と思いました。 「ホテル・ルワンダ」やこの映画で描かれる「紛争地域」は日本人は歴史的に「未体験」であるので、実感をなかなか持ちづらいテーマなんですよね・・。 [DVD(吹替)] 5点(2008-02-11 17:45:41) |
5. ウィッカーマン(2006)
ちょっと、つめが甘いけど面白かったです。すっごく面白いというわけではないので、B級になるかならないかの瀬戸際みたいな映画ですね。オリジナルの方も観たいんですけどレンタルでは、なかなか見つからないですね。 [DVD(吹替)] 5点(2008-01-30 08:09:50) |
6. 美しき運命の傷痕
《ネタバレ》 本編に入る前の「鳥の巣」の映像だけで、十分に怖いです。追い出す者がいて追い出される者がいる、追い出されて傷つく者がいて、追い出される不安から追い出す者がいる、追いかけても追い出される者もいる・・。「鳥の巣」が重要な理解の鍵になるんでしょうね。でも観る人の考え・過去・現在なども絡めて出される結論はそれぞれ違っていそうです。この映画を観て感想を語り合うのは、「自分の内面」を覗かれそうで怖いですね。 [DVD(字幕)] 5点(2007-10-12 00:56:25) |