1. ウルフ・オブ・ウォールストリート
ディカプリオ様の迫真の演技もさることながら、英語の発声が実にクリアーで美しい! 映画インセプションでもそう思いました。ヒラリー・クリントン米国務長官の英語も素晴らしく、正確な発声は知性を表すと思います。だからこそ、どんなにバカなことやっても、彼のスピーチには迫力と真実が宿り、凡庸な人々を惹きつけて止まないのだと思います。鉄板のビジネスモデルと宗教団体のような会社… 実話に基づいたこの物語は、昨今のいわゆる情報起業家に通じるものがあります。 [映画館(字幕)] 8点(2014-03-09 02:11:59)(良:1票) |
2. 運命のボタン
《ネタバレ》 夫婦愛の描写が素晴らしい。レトロな映像に加え、昔のアウターリミッツのような謎めいたSF的雰囲気を再現している点で、現代作品としては異色。魔術とサイエンスは同じ・・・というテーマも面白い。キャメロン・ディアスのはにかんだ笑顔が実にキュートで、人類の良心を表現しているように感じた。 評価が低いのはシナリオの自己矛盾にあると思う。「従業員」を使って当該カップルを経済的に追い込んだ上でテストし、それに対するカップルの行動に感銘を受けたものの、たまたまボタンを押してしまったという状況を理解せず、それに対して冷酷に対処するという点が実に不快。スチュワード曰く:「雇い人は、私と同じでユーモアを理解する」というならば、そういうシナリオにして欲しかった。 [地上波(吹替)] 6点(2012-09-06 19:53:34) |
3. ウォール・ストリート
《ネタバレ》 う~ん、ビミョ~・・・ 「ウォールストリート」とは全く関係ない内容なので、金融界のギラギラ裏舞台を期待している人は観ない方がいいでしょう。主役としては絶対不向きだと思っていた小便小僧みたいなシャイア・ラブーフが、逆に妙にハマっていた。 ただひとつの見所は、金融界の首脳陣が集まってのテレコン。迫力十分で、男臭さがムンムン・・・ できればこの路線で行って欲しかった。リーマンショックを背景に、金融核兵器と呼ばれるCDSの流行、投資銀行のバランスを欠いたポートフォリオ、グリーンスパンの失策やサブプライムローンの崩壊などなど、ドラマチックなネタはごまんとあるのに、あえてこんなつまらない、どこにでもありそうな夫婦&父娘の愛情ドラマにしてしまった意図は何か・・・????? ただし序盤でのゴードン・ゲッコーのスピーチは最高! 前作ほどの毒気は無いが、ユーモアで物事の本質を突く切れ味が見事! [映画館(字幕)] 5点(2011-02-07 15:01:13) |
4. 噂のアゲメンに恋をした!
ここでの不評ぶりをみて鑑賞をためらったが、観て正解だった。結構、面白い。アメリカのジョークは日本人には下品とうつるかも知れないが、ドライに笑い飛ばすのがミソ。登場人物もバラエティー豊かで、それぞれに人間味がある。コメントから、身勝手なプレイボーイと想像していた主人公、実は真面目で純情なあたりが微笑ましい。少しでも平均点が上がるよう、祈りを込めて9点! [DVD(字幕)] 9点(2010-07-23 15:45:52)(良:1票) |
5. ウォーリー
《ネタバレ》 地球の危機は温暖化のみならず、ゴミ化&人類総肥満化である、というメッセージが面白く、ディズニーの美しい画像と共に十二分に楽しめた。未来の人間はCGで違和感があるが、中途半端にリアルさを追求するとファイナルファンタジーの二の舞となってしまう。そのあたりをちゃんと心得たピクサーの映像センスは流石と言わざるを得ない。妙にリアルな動きのロボットがとてもコミカル。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-05 21:08:31) |
6. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 父と息子の絆を扱った作品としてみると、全体構成や多くのシーンが示唆に富んでいる。モーガンフリーマンの存在感が見事。登場シーンでは痩せこけて麻薬患者かとも思わせたアンジェリーナ・ジョリーが、中盤からやけにカッコ良く美しい。 デイウォッチやナイトウォッチの影響からか、あり得ない現象やキモい映像が多いが、テーマの筋が通っている点で高く評価したい。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-05 05:58:05) |