1. 誰かに見られてる
《ネタバレ》 トム・ベレンジャーのピークといっていいころの作品かな。サスペンスとしてはイマイチ印象弱いです。護衛についたミミ・ロジャースと浮気しちゃう、でも奥さんがイヤになったわけじゃないから罪悪感を感じながらもついつい欲望には勝てないベレンジャー、あの切ない目がよいワ。頼りがいがあって、強くて守ってくれて、その上セクシーな男となりゃしょうがないなあなんて思いますよ。ああ、でもここでも「危険な情事」同様、最後にカタをつけたのは奥サマでしたね。へ~これリドリー・スコットなんだ、そのわりにはスケール小さいというか、らしくないですね。どっちかというと、こういうのはトニー・スコットのほうが職人技利かせてくれそうな感じ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-03-08 22:30:41) |
2. 大災難P.T.A.
《ネタバレ》 「危険な情事」と一緒に観ました。面白かったぁ!ただ当然のように家に帰ろうとしてるのに、その帰路の長いこと困難なこと。それでも帰る家と待っていてくれる人のある人とそのどちらもない人。ラストでそれが分かった時の切ない気持ち。あれだけ笑わせといてずるいなあ、うまいなあと思った作品です。 [映画館(字幕)] 8点(2006-02-25 12:01:49) |
3. タンポポ
《ネタバレ》 最近WOWOWで伊丹作品の特集をやっていて、何年かぶりで観ました。とにかくお腹がすく映画、ムショウになにか食べたくなってくる。美食家だった伊丹さんらしい作品ですね。しかし、チャーシューとネギの細切りをのせたネギソバのネギは炒めないほうが好みです。 フランス料理店でのエピソードが好き。フランス料理といえば舌平目のムニエルしか知らない日本人、スープといえばコンソメしか浮かばないし、しかもビールを注文する。そんな人があんな店に行く必要あるのか?皮肉なシーンでしたね。唯一フランス通の人が注文していたりんごと胡桃のサラダ、マスタード風味のドレッシングで食べると美味しい。 パスタをズーズーすすって食べるシーンなんですが、昔伊丹監督自身ヨーロッパの空港かどこかであのようにパスタを食す日本人のおっさんと居合わせ、同じ日本人として小さくなってしまったとエッセイに書かれていたことを思い出してしまいました。 中華風えびの踊り食い?あれ、私も一度やってもらいたい(笑) でもやっぱりドキっとしたのはくちびるにタラ~と滴る・・・はちみつ?あのシーンは忘れてた、いちばんエロチック。とにかく美食とエロスは切り離せないものですね。 ラストにお乳飲んでる赤ちゃんをもってくるところも憎いね、人間の食の原点でしょ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-10 18:35:13) |
4. 誰かがあなたを愛してる
これはよかったです~。とにかくニューヨークを映すカメラが素晴らしい、でも室内のシーンがちょっと暗くて貧乏臭い感じがしたのが残念だったかな。「賢者の贈り物」を 思わせるあのシーンもいかにもという感じだけど、でもチョウ・ユンファの演技にホロリとさせられる。不器用で純粋で切なくていじらしくて・・・ [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-02 23:37:13) |
5. ダイ・ハード
アクション部門ではやはり最高傑作だと思うので満点です。高層ビルを縦横無尽に飛び回るブルース・ウィリス。決して若くてハンサムではないし、筋骨隆々でもないし、ハゲてるしそこらのオッサンみたいなブルースがランニングいっちょ、おまけにハダシで傷だらけになって頑張る姿は頼もしい。この作品からじゃないだろうか、どう見てもアクション・スターには見えないオッサン俳優がランニング着てアクションするのが目立ってきたのは。そしてそのアクションの数々はアイデアいっぱいで痛快、爽快でした。アラン・リックマンはこれが映画デビューになるんだそうですね。それまではイギリスの舞台に。なんでこんな魅力的な俳優が今まで映画に出てくれなかったんだろうと恨めしかったです。 [ビデオ(字幕)] 10点(2003-12-02 10:45:28) |