1. タイタンズを忘れない
試合前のヘンテコダンスがあんまりよろしくない。けれど、人種差別を乗り越えるのは、黒人ではなく白人のほうで、差別は差別する側の問題。 [DVD(字幕)] 7点(2020-03-27 14:16:58) |
2. 大脳分裂
《ネタバレ》 ネクロマンティックにあった恍惚が無い。それがあればいっちょまえの作品になれたと思う。もう少し勉強してから撮り直してほしい。他に類題が見当たらない特異点と言える作品。つまり“例外”映画。 [DVD(字幕)] 4点(2012-11-11 18:25:29) |
3. 第9地区
《ネタバレ》 なんかへんてこな映画だった。あんだけの科学技術をお持ちなのだから、気持ちよくずばずば人類を虐殺してしまえばいいのに。 差別意識を浮き彫りにすることに成功していたと思う。恋人との電話のやりとりはまるで男がエイズになったときのやりとりにおきかえらえる。異星人の武器も爽快。 [DVD(吹替)] 9点(2010-10-06 21:38:05) |
4. ダウト ~あるカトリック学校で~
《ネタバレ》 これはおもしろい!俺は最後の最後まで、メリルストリープ校長に対して敵対心を抱いていた。「死ねクソババア」と眉をひそめ続けていた。けれどあの雪が積もったラストシーンにて、校長を一瞬で赦すことができた。映画が終わるのと同時に、校長も許そうと思った。要はまじめな人なんだ。最後の神々しい聖歌が、疑い深い人間の心理のささくれをやさしく撫でる。 この余韻を得るために、神父の真相は迷宮入りでなければいけない。 [DVD(吹替)] 9点(2010-03-16 02:27:24) |
5. TAJOMARU
《ネタバレ》 もっと血なまぐさくてよかった。髪の毛を抜く老婆が友情出演していて、それが楽しかった。 [映画館(邦画)] 8点(2009-09-23 14:38:32) |
6. 立喰師列伝
押井が書いた新書を読まされているようだった。 [DVD(邦画)] 8点(2009-05-30 16:18:24) |
7. 大日本人
《ネタバレ》 獣の造形がよかった。だが大日本人の造形はいまいち。もっと切なくてもいい。 [DVD(邦画)] 6点(2008-12-31 03:44:50) |
8. ダイアリー・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 映画的に一番はらはらどきどきしたのが、監視カメラの映像という皮肉。でも面白かったっすよ。 [映画館(字幕)] 8点(2008-12-31 03:42:16) |
9. タクシデルミア ある剥製師の遺言
《ネタバレ》 さすがシアターイメージフォーラム、きたねえおっさんの男根無修正、真正面から捉えるゲロ、グロテスクな描写の数々、他では絶対見ることのできない。決してマネしてはいけないが、映画の可能性のすごさをあらためて感じた。 [映画館(字幕)] 8点(2008-12-31 03:11:13) |
10. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 後半説教臭いが、傑作。もしかしたら世に存在するほかの多くのスーパーヒーローも、それぞれ悩みがあるのかなあと思った。ミッキーマウス、ロックマン、ヤッターマン、とか。 [映画館(字幕)] 9点(2008-10-30 19:47:03) |
11. タイムマシン(2002)
未来に急速に進むシーンが泣けます。 [DVD(字幕)] 6点(2007-11-30 00:18:14) |
12. ダーウィンの悪夢
そもそも僕は魚が苦手でして、加工工場の様子の方がスラムの現状よりも残酷でグロかった。 解説や音楽なないため、映画として盛り上がることは無いが、それなりに楽しめるので見といてもいいだろう。こんな映画見たって、なんとかしなきゃとかは感じない。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-14 23:47:32) |
13. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 もちろん一番よくないのは育児放棄した両親とりわけ無責任なヤリマンママなのであるが、それはこの映画では断罪していない。日本ではまず見かけない「ストリートチルドレン」だが、もし東京にストチル(略した)がいたらこうなるだろう。 コンビニで、チョコを沢山レジに持っていった時、店員は「旅行にでもいくのかな」とテキトーなことを言う。廃棄になる弁当をこっそりあげるコンビニバイトも、疑問を持たない。しかしこのやりとりは、あまりにも非日常的ではないか。それが監督の言いたかったことなのではないか。要は、こういう不自然な子供の行動について、まわりの大人は「?」をいだかなきゃいけない。それが大人に出来ることだろう。 残念ながら、東京でストチルになっても、普通の家庭の子供と区別がつきずらい。 [DVD(邦画)] 8点(2007-07-30 23:44:08)(良:1票) |
14. ターミナル
そこそこ [DVD(吹替)] 7点(2005-11-08 23:01:51) |
15. 大河の一滴
邦画のつまらなさのシンボル的作品 1点(2004-04-14 21:30:48) |
16. ダンサー・イン・ザ・ダーク
僕はかつて『救われない映画は好きくない。存在価値は認めるが好き好んで観たくはない。へこむ、ブルーになる、脱力、こういった言葉を聴いてまず連想するのがこの映画です。ミュージカルシーンもなーんかださい。手ぶれ撮影はビヨークのフォローか?ビヨークよりも看守のおばさんみていたほうが健康的にへこめるとおもいます。ああいう不幸な人、極力作ってはならないと思います。』とレビューを書きました。 ドッグヴィル以来ラースフォントリアーに興味が涌いてしまった僕は、例外となってしまったこの映画をもう一度見直すことにしたのです。そして昨日5~6年ぶりにまた観ました。 なんだ、傑作だったではないか。昔観たときの俺はまだガキだったな、なんにもわかってなかったな。(エロ目的でないR18指定の映画は、子供にはその映画の良さが理解できないから、と言う意味があるのかもしれない。)セルマは最期、泣きわめいていただろうか、いや、彼女は歌っていた。大きな声で、微笑を浮かべていた。あの時のセルマは絞首台にはいず、まさに舞台に立っていた。そのままセルマはこの世からいなくなった。家主にも裁判にもあんなに救われなかったセルマは、実は最期は救われていたのだ。セルマにとっては死刑はそれほど大きな問題ではなかったのだ。そりゃあフードをかぶせられた時は腰が抜けるほど怖かっただろう。でもセルマはその恐怖を忘れる術をもっている。これはまさに作者がセルマに握らせた一切れの救済。(セルマにとっても我々映画を観た人にとっても。) 極限状態の人間の価値を、すばらしい品質で映像にしてしまうラースフォントリアーが、本当におっかない。 10点(2004-02-04 01:49:38) |