2. ダンサー・イン・ザ・ダーク
見終わったあと、セルマの生き方にとても感動しました。少なくとも自分には、ああいう生き方は出来ない。後半、セルマは死刑の判決を受けて、死の恐怖を現実のものとして味わう。その後、新しい弁護士が現れ、もう一度だけ生きるチャンスを与えられる。これは、セルマに対する最後の問いだったのだと思う。「死の恐怖を知った今でも、本当に他者のために自分の命を捨てられるのか?」と。セルマは自分の意思で死を選ぶ。彼女は自分の生き方を貫き通した。普通のひとには、まねの出来ない生き方だと思う。あと、警察官の男は、利己のためにセルマを傷つけたが、彼のような神経は誰でも持っている普通に近い感覚だと思う。 10点(2001-08-06 01:54:32) |