1. ダイヤルM
《ネタバレ》 オリジナルの方は未鑑賞でしたが、まあ可もなく 不可もなくというか、テレビでサスペンスドラマの一つとして観る ならそこそこ楽しめるけども、映画館で期待してみると拍子抜けする ような内容でした。 そもそも妻の財産が欲しいなら、何も殺すことはなく婚前契約を交わ していないのだから妻の不貞を理由に離婚を申し立てて慰謝料を請求 すればよかったのではないでしょうか。全財産乗っ取ろうと欲出さず そこそこの額で満足しておけば殺されずに済んでいたのに。 お金持ちの世間知らずで男を見る目のないあほなお嬢様役にしては 女優さんが知的過ぎましたね、もっと適役の女優さんを当てるべき でした。 それにしても題名のダイヤルMってなんだったのでしょうか。あまり 大きな意味合いがなかったような。 ポワロ(を演じた男優デビッド・スーシェ)が登場したので、彼が もっと活躍するのかと思ったらそれほどでもありませんでした。 やっぱり髭がないとダメなのでしょうかね。 [地上波(吹替)] 6点(2021-08-07 22:05:19) |
2. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 なるほどそう来たのですか。予想していたのとは全く違いましたが、なかなか深いですね。月光仮面、仮面ライダー、ウルトラマン、これらの正義のヒーローの仮面をひんむいてやりたいとか、もっと身近だと聖人君主ずらした上司や清楚なマドンナの化けの皮をさらけ出してやりたい、というのは、誰しも心の奥底にある願望かもしれません。特に自分が不幸のどん底にある時には、正義の味方くそくらえ、と思ったりするものです。(この映画の封切りが2008年ということで、リーマンショックの後の大不況時代というのも、ヒットした原因かもしれません) ところで、この映画に不可欠な存在のジョーカーさんですけど、またもや嫌な予感が当たってしまようです。この手の悪役は最初は、とにかくめっぽう強くて、憎々しい冷血漢なのですが、どうもそれが長続きしないようで、最初のマフィアを手玉に取ったところは、こりゃめちゃくちゃ手ごわいぞと思ったものですけど、話が進展するに従って凄味が消えて、あのマスクがピエロに見えてきてしまったりして・・・。吹き替えのミスマッチもあるのでしょうけど、あそこまで大仕掛けの冷徹な殺人計画を次から次と立てたのに、最後にバットマンと闘う時は、鉄パイプで殴るだけっていうのは、なんともアンバランス。ぜひ今度は、標的をバットマンに置いて、最後まで憎々しく活躍してほしいものです。もう一つ(文句ばかりですみません)、レイチェルさん、もっと美しい女優さんはいなかったのですかね。二人のヒーローが奪い合うにしてはちょっと・・・ [地上波(吹替)] 6点(2012-06-25 20:30:45) |
3. 旅するジーンズと16歳の夏
《ネタバレ》 ここでの評価が高かったので見てみました。正直言って、これ一体いつの時代のアメリカ?(暴力とドラッグが蔓延したイメージの強い最近のアメリカの高校生からすると浮世離れした健全さ)っていう違和感は感じたし、この手の「白線流し」などと同類のお話は多々あるので、新鮮味はなかったですが、やっぱり若さって言うのはいいですね。 翌日放送された「19歳の旅立ち」の方は見逃してしまったんですけど、ビデオ借りて見てみたくなりました。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2010-12-23 21:11:00) |
4. タイムライン
《ネタバレ》 私の場合も、細かいアラには目をつぶって軽い娯楽作品として楽しむのであれば それなりに面白かったと言えます。タイムトラベルの部分の粗っぽさを別にして もこの作品は題材が我々日本人にとっては、世界史の時間にもあまり深くまで教 わらなかった「英仏100年戦争」ですので、日本人が愉しむにはそれだけでもかな りのハンデを負っているということになります。 5点(2004-10-17 19:53:43) |
5. タイムクラッシュ・超時空カタストロフ<TVM>
《ネタバレ》 テレビの洋画劇場で放送されるまで全く知らなかった作品なので、B級のタイムトラベルものだと思ってそれほど期待せずに見たけれど、娯楽作品としてなら結構楽しめました。未来の人間が過去の惨事の現場をタイムマシンを使って生体験するツアーを企画するという設定はあまりにも強引だとも思ったけども、事故の現場の生のニュース映像を誰もが期待するのと同じだという説明に意外と納得するものがありました。しかし息子や恋人が死んだからといって、数時間前の世界に戻って、自分の好きなように変えてしまったら、もう歴史はめちゃくちゃになってしまう。そういう意味で所詮タイムとラベル物はB級以上にはなりえないかもしれない。ちなみに主人公をつけねらう黒ずくめのおばさんは、マトリックスのパクリですかね。こちらの方は大分トウがたっているけども。 6点(2003-11-21 12:02:32) |
6. ターミネーター3
《ネタバレ》 ジャッジが難しいところ。T1、T2のプロットがよく考えられていたのでそれと比べると物足りないのは確か。ネタもそろそろ出尽しの感があって、金かけてスケールは大きくなったけど、新機軸はほとんど無く新鮮味に欠けた。クレーン車使ったカーチェイスも、他の映画で何度も見たのと同じ。一番不満なのが、車に踏み潰されようが、叩きつぶされようが、シュワちゃんとさしで戦っても、傷一つ負わなかった圧倒的に無敵のTXが、最後のシーンではとたんに旧式T並の弱さになって、最後はシュワちゃんの手で簡単にひねりつぶされてしまうのはどう見ても変。あまりにも強くし過ぎてしまったので、彼女を「始末」する方法をスタッフが考えつかなかったということなのかもしれないけど、どうにか納得できるような結末にしてほしかった。とは言え、やはりターミネーターの伝統は受け継いでいるので、アクション映画としての醍醐味は満喫することはできたので、一応合格点とします。T4を作るようだけども最後にあっと言わせるものにしてほしい。 6点(2003-08-01 19:52:34) |