1. 第9地区
《ネタバレ》 実に、面白かった。現代の世界にエイリアンが普通にいます的な設定や、ヨハネスブルグという街とオランダ名の主人公も斬新だった。また、異種族の間に横たわるであろう緊張感が無いのも面白かった。それ以上に主演のシャールト・コプリーが実に名優だ。久しぶりに俳優らしい俳優を見た気がする。この人に仕事が来ないようであれば、映画産業も終わりだなと思えたほどだ。難しいことは何も考えずとも、純粋に心から「面白い!」と唸れる作品である。 [DVD(字幕)] 8点(2010-11-23 11:08:12)(良:1票) |
2. ターミネーター4
《ネタバレ》 「もう観ない!」と言いつつ見てしまう、私のような消費者がいるからこそ「シリーズもの」がウケるんだよなあと苦笑いしながら観た。そして、なかなか面白くて結構感動。ジョンがT-800に驚くところで「おいおいお前T-1000と格闘したろ」とツッコミたくなったが、よくよく考えるとあれは驚きというよりも、聞いた未来が現実になってゆくことへの恐怖だったんだろう。その他司令官ジョン・コナーの顔の傷の謎が解けたり若かりし頃の州知事の顔が見えたりと、こだわりをヒシヒシと感じる。なによりも良かったのは「ファンタジー」では無かったところ。機械との戦いが非常にリアルで、前作と打って変わった骨太さに大満足した。その他ヘリコで離陸・墜落までのシーンにカット割が無かったことや、各種マシンのおどろおどろしいまでに練りこまれたサウンドエフェクト、そして全編に漂う第一作目リスペクトの精神がそのままダイレクトに画面に出ていて非常に良かった。あからさまに続編あるよ的な終わり方には多少辟易したが、この路線で行くのならまた観たいと素直に思えた。良かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-24 18:47:15)(良:2票) |
3. ダンジョン&ドラゴン
《ネタバレ》 D&D好きが講じて映画製作を夢見て、イザGOが出たら監督打診されたのでやってみた、というなんだか学芸会ノリの映画ですが、確かにこれはムリがある。だってあれ、全然エルフじゃねえじゃん。つかドロウやんけ。ドワーフの見せ場は無いしベッタベタな内容だし、D&Dの緻密な魅力ゼロです。ジェレミー・アイアンズはなんでこんな映画に出たのかなあ。映像は良かったです。あとビホールダーも可愛かった。 [DVD(字幕)] 4点(2009-09-12 03:06:50) |
4. ダークナイト(2008)
冗長すぎる、という点で前作「ビギンズ」の方が上手くまとまっていたと思う。それを除けば全ての面で文句無し。ハリウッドも本気を出せばここまで美しく、緻密で、職人芸という言葉すら陳腐に聞えるほど徹底的に練りこまれた映画が作れるのだなと脱帽した。娯楽的な面白さや悲劇的なお涙頂戴ものなど、何かひとつふたつの要素で簡単に感動を誘う作品が(映画に限らず国境を問わず)溢れまくりの昨今の中で、「質の高さ」という、作りにくく手間がかかり伝わりにくい部分を訴求するこのシリーズはそれだけで評価できるし、それでかつ面白いのだから手のつけようが無い。「こんな作品を産んでくれてありがとう」と作り手に感謝してしまう実に稀有な、本当に稀有な作品。あと、ジマー&ハワードコンビの楽曲が死ぬほどカッコ良すぎてどうしようもない。冗長という部分で9.9点を付けたいのだが、小数点以下は無いので四捨五入で10点。 [DVD(字幕)] 10点(2009-08-25 06:15:15)(良:1票) |
5. ダンス・ウィズ・ウルブズ
高校のときに観た時は相当感動したけど、大人になってから観ると何かが違いましたね。悪い意味で。でも映画としては全てにおいて満点つけられる映画。ロケーションの美しさはため息が出るほど。 8点(2004-11-19 20:34:37) |
6. 太陽は、ぼくの瞳
終生忘れないだろう映画のひとつ。映像と音というものがこれほど美しいものかと、とてつもない衝撃を受けた作品。カットと音のコラボレーションも見事だけど、物語内容とカットの編集センス、演出力にはもう脱帽。役者さんも実にリアリティに溢れ、観終わった後は思考が停止してしまったという佳作。子役が非常に自然で、そしてうまく、あまりにもせつない。大工さんのもとで泣く姿にはブワっときた。誉めても誉めたりないくらい誉めたい。 9点(2003-12-11 04:42:32) |
7. タイタニック(1997)
ホーナーの曲だけ。ホーナーの曲に10点。残りで-8点。 2点(2003-12-11 01:07:32)(良:1票) |
8. ターミネーター
ここから始まったとも言えるキャメロン節。上半身だけのマシーンが動く描写にはとてつもない恐怖を感じた。今見るとSFXにはやはり違和感が残るが、当時の衝撃はかなりのものだった。そして今見るとターミネーターとは無機質な殺戮マシーンであるということを改めて思い出せてくれる。マシーン、ロボットといった金属の魅力を見事に描ききった佳作と言える。 9点(2003-09-17 08:47:40) |
9. ダーティハリー
映画としては正直7点というところだが、映画に与えた影響とその独特の雰囲気、イーストウッドにブラボーで+1点。 8点(2003-09-17 08:21:16) |
10. ターミネーター2
何回観たか覚えてない。 10点(2003-09-06 17:25:48) |
11. ターミネーター3
原点回帰した金属の重厚感にまず大拍手。効果音や演出など、金属という媒体を最大限意識して作っただけのクオリティと迫力は凄い。が、女Tの迫力(怖さ?)不足と、ジョンの「誰が演じても同じ」的役割、途端にファンタジーくさくなってきた展開等、前2作のファンからするといただけない部分が非常に多い。現代に現れたマシーンとの戦いという、Tシリーズ最大のキモであった設定はこれで終わったわけなので、次回作には毛頭期待しない。次回作はTの名を借りたファンタジーでしょう。 8点(2003-09-06 16:59:54) |