1. 断崖
《ネタバレ》 ロクデナシ男と結婚をあせった浅慮の女の話。これといった盛り上がりも無いままラストを迎える。結局のところ男はただのロクデナシなのか、それとも非道いロクデナシなのか?確かに余韻を持たせるエンドではある。ヒッチコックがそこまで狙っていたかどうかは良く分からんが、もし狙っていらとすれば最後にあの「光るミルク」のカットを入れて欲しかった。しかし今も昔も女性ってロクデナシがお好きなようで。 5点(2004-05-05 16:47:13) |
2. 太陽がいっぱい
《ネタバレ》 美しい映画です。照りつける太陽、紺碧の海、ニーノ・ロータの哀愁漂う音楽、そしてアラン・ドロン!これを美しいと言わずして何を美しいと表現できようか!ってちょっと大袈裟ですね。まあとにかく、男が見てもドロンの美しさは、反則ですね。今から、ふたむかし以上前の二枚目の代表ですが、今見てもキレイと思えるなんざぁ、そりゃ当時の女性には大変だったでしょう。今のイケメンが束になってもかなわないって感じですかね。さしずめ【ベッカム+(たす)ディカプリオ<(より)ドロン】ってとこですか。古っ!ラストの、手のはみ出た死体が少しずつ巻き上げられるところと何も知らず海の家のオバチャンに呼ばれてニコニコしながら近付くドロンが哀れで、何とも言えない余韻を残します。 8点(2004-05-04 20:26:56) |
3. 第三の男
影の使い方が見事です。オーソン・ウェルズの顔が光に照らされて浮かび上がるところは実にインパクトがある。映画としての完成度は極めて高い。映画の教科書と呼ばれているようだが、正直言って面白味には欠けた。まぁ教科書って、面白味に欠けるのがあたりまえか。有名なラストは印象的でした。アンナ女に振られてみたい。なんてね、お粗末でした。 6点(2004-04-29 23:29:09) |
4. タワーリング・インフェルノ
マックィーンが最高にかっちょええです。エレベーターをヘリで吊り下げて地上に下ろした後、車に何事も無かったように乗り込む姿、次から次へと難題が発生し、ため息をつきながらも解決していくのは彼が最も似合うでしょう。 7点(2004-01-17 23:45:42) |
5. ターミネーター3
1および2とは違う路線である。1の得体の知れない恐怖、2の面白さは影を潜めている。はっきり言って4への繋ぎという印象は拭い切れない。だが、それほど捨てたものでもない。審判の日を回避したと考えることによって、自分自身の存在意義を見失った主人公が自暴自棄になるのは自然な流れともいえる。あそこまでしてしまうのはどうかと思うが。しかし、ターミネーターは作品毎に進化し、強くなっているが、はっきり言って知能は全然進化していない。そろそろショートキルではなく、ロングキルに切り替えた方が、良いと思うのだが・・・。パート4では『T-何とか』型ではなく『G-13』型を開発してはどうだろうか。 5点(2004-01-05 23:30:53) |
6. ターミネーター2
『ターミネーター』の成功で名実ともにハリウッドのトップに立った、シュワルツェネッガーとキャメロンが1とは比べ物にならないほどの予算を投入しただけあって、1よりも面白い。液体金属で構成された体は自由自在に変形でき、一切の情を持たない新型ターミネター。漫画『寄生獣』を彷彿とさせる。確かに1より面白いのだが、ドラマを増やしたため、1のとき感じた『最後はどうなるねん?』という恐怖が、『どうやって倒すねん?』というある意味、先の見えた期待に変化してしまったところが残念である。 7点(2004-01-05 23:06:47) |
7. ターミネーター
得体の知れない圧倒的パワーを持つものに、理由も分からず追いまわされる主人公。ただ逃げ惑い、絶望の淵に追い込まれる。だがやがて、意を決し、捨て身の反撃に出て相手を倒す。考えてみれば、スピルバーグの出世作『激突』と同じストーリーである。スピルバーグは追跡者を敢えて露出しないことで恐怖感を演出してくれた。逆にキャメロンは、ターミネーターの強さを徹底的に見せることで『激突』とは、異質の恐怖を観客に与えることに成功している。どちらが、より恐怖感を増幅しているかについては、甲乙つけがたいが、思い比べてみると、初見においては、『激突』のそれが、若干優っているように思える。だがそれは、決して『ターミネーター』を否定するものではない。『激突』には『激突』の、『ターミネーター』には『ターミネーター』の恐怖がそこにある。 7点(2004-01-05 22:16:17)(良:2票) |
8. タイタニック(1997)
一言で表現するならば、長すぎる。氷山に衝突するまでが特に長い。正直言って退屈であった。衝突以降は様々な人間模様が描かれており、また沈没の過程も物理的に正しいように思え見応えがあった。でもあのおばあさんは政略結婚を破棄しているにもかかわらず、救出された後も乗馬を楽しんだりして裕福に暮らしたようだが、結局金持ちと結婚したのだろうか。そうだとするとあまり成長してないな。 5点(2003-11-08 19:32:32)(良:1票) |
9. たそがれ清兵衛
めっちゃええ作品ですね。清兵衛さん、ええ人やね。清兵衛さんは剣じゃ座頭市にも、拝一刀にも、紋次郎にもボロ負けやけど家族を大事にすることじゃ、ぜ~ったい負けてないね。(大五郎ゴメン) 8点(2003-11-03 23:20:42) |
10. 大脱走
これぞ娯楽大作!理由はいらん!観るべし! 8点(2003-10-26 17:13:11) |