2. タクシードライバー(1976)
元・引きこもりの僕としてはトラビスの気持ちがよく解る。自分が落ち込んでる時に他人が幸せそうにしてたりするとムカつくでしょ?孤独感が作り出す爆発的な怒りが繊細に表現されています。タクシーという鉄の塊は孤独のメタファーなんでしょうね。 幸せに生きてきた人には彼の気持ちは到底解らないかと思いますが、この映画はトラビスのような人を排他しようとする人々への警鐘なのです。余談ですが、トラビスをベトナム帰還兵に設定した理由は、ただ単に「クライマックスでのプロ並みの銃さばきに信憑性を持たせるため」だそうです。 10点(2004-02-14 19:21:16) |