2. タクシードライバー(1976)
《ネタバレ》 社会に対する憤りや、理由はわからないが無情に湧き出るやるせない思い、そして生きていく上での孤独に悩み、それでも自分らしく何かしたいと考え詰めた男の無謀な決断。デニーロの全ての行動に共感してしまうし、変わり行くその姿が最高にカッコよくて憧れてしまった。痺れた。また、映像と音楽も素晴らしいから淡々としたストーリーにも全く飽きることはなかった。これが「すたいりっしゅ」ってヤツですよ。暗殺の結末もイイ。完璧。ベトナム戦争に対する描写が全く無いので、何十年経った今でも理解しやすく、激烈に心に響きました。ずっと自分の胸に飾っておきたい名作です。…ただ、、最後は、死んで欲しかった。それが主人公の望んでいた事だろうし、教訓としても死ぬべきだったと思う。…でもそれだと映画として救いようが無くて何も残らないな~。う~ん。。助けてママン。 9点(2004-02-10 23:23:47)(良:1票) |