3. タイタニック(1997)
あまりに当たりすぎ、賞を総ナメにしまくったせいか、自分の周りでは良く言う人がいないっス。でも、 時間軸に沿った綿密なシナリオと、キャメロンならではのCGとセットのバランス感覚によって、違和感無く歴史的大沈没を疑似体験出来る。監督が一番やりたかったことが迫力満点で見るものに伝わってきていると思う。ドラマ部分に関しては、ウィンスレットの顔が好みでないのが個人的に痛かった。でも、事故当時としては異常とも言える行動的&積極的女性を描くために、ワザとどこか垢抜けない、いかにも生命力がありそうな女優さんをキャスティングしたのだろう。劇中序盤に映る「その後」の写真から伺える彼女のバイタリティを考えると「なるほど」と頷けるものがある。 海に思い出の品を投げ入れる所からのラスト一連の流れは、心に残る。 キャメロン作品の中でNO1とは思わないが、大作としての貫禄は十分! 8点(2004-03-27 19:09:15) |