Menu
 > レビュワー
 > 青観 さん
青観さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1963
性別 男性

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  旅路(1958)
リタ・ヘイワースのミュージカル以外では「いちごブロンド」が最も好きなんだけど、この映画での彼女は「いちごブロンド」とはまるで別人の如く食って掛かる。色んな意味でこれもまたリタ・ヘイワースの美しさとその中に秘めた女の感情の剥き出しが生み出すドラマとしてなかなか見応えがある。確かに地味ではある。だからリタ・ヘイワースの出ている映画の中ではけして、一押しではないけれど見て損のない大人の映画として楽しむことが出来るし、リタ・ヘイワースが好きな人なら楽しめる映画になっていると思う。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-10-08 21:17:24)
2.  太平洋の鷲
映画の冒頭と最後に出てくる字幕による戦争批判的なナレーションこそがこの映画の本題であるように映画全体を通して戦争という過ちを二度と起こしてはならない。という強いメッセージが感じられる作品になっている。戦争の責任を負う者、負わされる者との叫びが聞えてきそうなほどに人は何故戦争を起こしてまで醜い争いをしなくてはならないのか?主人公山本五十六演じる大河内傳次郎をはじめとするその他の脇を固める俳優陣の豪華な顔ぶれ、三船敏郎に三国連太郎に志村喬、そして、つい先日亡くなってしまった小林桂樹といった顔ぶれを見るだけでも当時の日本映画の俳優陣の凄さが解る。監督が日本が誇る名監督で怪獣映画の大傑作「ゴジラ」を生み出した本多猪四郎監督による特撮映像の迫力、白黒であるからこそ伝わる恐怖、戦争の恐さ、空しさ、悲しさというものがひしひしと伝わってくる。全編、ドキュメンタリー風な感じで流れるこの映画、日本とアメリカとの関係、日米の会戦に至るまでの経路、真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦までの戦いの流れを描いている作品として見応え十分の作品になっている。最後に三船敏郎と志村喬、二人共もう既にこの世にはいないし、大河内傳次郎も当然、居ません。小林桂樹といった誰もが親しみやすい人間を演じて見せてくれている名脇役も亡くなっていない。同年代の俳優で唯一、生きている三国連太郎には彼らの分もいつまでも長生きして頂きたい。
[DVD(邦画)] 8点(2010-09-23 08:59:28)
3.  丹下左膳(1953)
丹下左膳って、もっと明るい、陽気なイメージしかないのだが、この丹下左膳は私の思ってる丹下左膳のイメージからしたら暗い。マキノ映画にしては珍しく湿っぽいなあ!それでも楽しめることは楽しめるのだが、う~ん?やっぱり何かが違う。主演の大河内傅次郎のかっこ良さと山本富士子の美しさなど見所はあるけどマキノ映画にしては平凡な感じがしてならない。果たして続編はどうなんだろう? 
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-11-22 10:05:13)
4.  第七の封印 《ネタバレ》 
人は常に「生」と「死」に向き合い、背負って生きている者だと監督が言っているような作品というのがこの映画を観ての私の感想でして、とにかく重い。そのあまりの重さの前には観ていてもけして、楽しいという感じはない。人は前向きに生きようとする人と常に何かに対して怯えながら生きている人がいるのと同じように映画においても人と同じで二種類に分けられると思う。誰が観ても理解し易い映画とそうでない映画との二つとに分けられる。ハリウッド映画が前者ならヨーロッパ映画の多くは後者であると思う。この映画は間違いなく後者である。「神」の存在だの「生」と「死」だのと宗教的なテーマが故に我々日本人には解りずらい作品である。それでも一つだけ解ることは人間はいつか必ず死ぬものである。この映画のあの死神と騎士とのチェスは死と向き合うというテーマそのものであり、人生とは何か?チェスにより一つ一つと駒を奪われるその姿は死神にとって命を奪う手段として、じわりじわりと追い詰めていき、最後に残ったキングこそ人の命そのものであると私は思う。それにしても同じ監督の「処女の泉」と同じぐらいの張り詰めた空気と美しい映像美、そして、あの死神の醸し出す不気味な雰囲気、そんな死神がチェスで負けそうになると突如として暴れだして、駒を滅茶苦茶にしようとする姿などは勝負事、特にゲームに負けるとすぐにかっぁとなって切れる今時の若者の姿とタブって見える。人間のエゴイズムと死にたくないという思いの両方を感じる何とも観終わった後にずしりとくるそんな作品でして、断っておくけど間違ってもハリウッド映画のような単純な娯楽性など求めてはならない。そういう考えでこの映画、いや、この映画に限ったことではないけど、この監督の映画はどれも観てはならないと思う。そういう考えで観ようと思ってる方は絶対に観ない方が良い。何故ならテーマがテーマだけに苦痛、退屈としか感じないからである。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-08-16 11:32:41)
5.  殺陣師段平(1950)
殺陣師としての人生に生涯を賭けた男の人生ドラマをマキノ正博監督がどう描いているのか?という興味を感じて観たこのオリジナル作品だが、マキノ正博監督としてはシリアスだなあ!この監督の持っているユーモアというものがあまり観られないのが残念だが、主人公、段平を演じている月形龍之介に陰で支える妻、山田五十鈴、更に脇で味わい深い人柄を演じている市川右太衛門の好演が輝る。話的にはそれほど感情移入出来ないが、それぞれの俳優陣の演技のお蔭で観ることが出来る。個人的にはマキノ正博作品にしてはシリアス路線よりももっとはじけている作品の方が好みではあるが、まあ、普通に楽しむことは出来たので観て損はなかったと思う。リメイク版の方の評価が結構、高いみたいなのでそちらの方も観たいと思う。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-03 14:19:33)
6.  丹下左膳(1952) 《ネタバレ》 
丹下左膳シリーズは幾つもあるけれど、この作品も私が観た中ではとても面白く出来ていて良かった。まずは何と言っても丹下左膳役の阪東妻三郎がかっこ良い。一番最初の登場するところから本当にかっこ良く、またただかっこ良いだけでなく、お茶目な所など観ていて楽しい。そんな阪東妻三郎の妻を演じたこれが時代劇、初出演らしい淡島千景の色気と気は強いけれど、どこか弱いといった一面を見事にこなしている点も見所十分で、丹下左膳が水死したとされ、葬儀をした後に、やって来た丹下左膳に対し、お前さん、成仏しておくれと言って慌てるところなんて笑えたし、その後もピンチの丹下左膳を助けに向う所、そして、一番の盛り上がりの決闘シーン、バックに流れる音楽もこれまた良くて、それにしても一番、驚かされたのは今回は何と悪役という大友柳太郎には初めはかなり違和感を感じたものの、見終わる頃には全然、違和感なく観れたし、いずれにしてもこの作品も面白い作品でした。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-22 18:03:00)
7.  たつまき奉行
片岡千恵蔵の遠山の金さん、かっこ良いけど、どこか不器用な男の哀しさとでも言いますか、マキノ雅弘監督作品として観てしまうとどうしても物足りなく思えてしまう。それでもけして、つまらなくはないし、それなりに楽しめるもののう~ん?どうも近頃は時代劇には丘さとみが出てないと耐えられないようになってしまい、よって6点!てそんなので良いのかよ?いや、ちっとも良くないぞ!ということは解ってはいるんです。けど、これだけはどうしようもなく、許してくんなまし~!期待したほどの物凄い作品ではなかったので、敢えてこの点数ですが、観て損のない作品ではあると思っています。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-29 22:18:46)
8.  大菩薩峠 完結篇(1959)
このシリーズ全体的に言えることは話の展開が早すぎる気がしてなりません。それでも俳優の演技はみんな素晴らしいからそれなりに楽しめるものの何か物足りなさが残ります。個人的に同じ内田吐夢監督による時代劇のシリーズものなら断然「宮本武蔵」シリーズの方が面白いし、好きです。作品の内容とは別にして、それにしてもこの作品の中でも丘さとみは可愛い!
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-18 12:21:40)
9.  大菩薩峠 第二部
前作に増してこれまた登場人物の多いこと。本当に誰が誰なのか分らなくなりそうです。そんな中で相変わらず一人だけの世界を黙々と演じる片岡千恵蔵の演技に口調は本当に凄いものがあります。作品全体としては最初のに比べるとやや落ちる気がしましたが、それでもまずまず楽しめる出来にはなってます。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-10 22:00:51)
10.  大菩薩峠(1957)
内田吐夢監督、片岡千恵蔵主演による時代劇でその他にも中村錦之助に月形龍之介に山形勲といったこの頃の時代劇が本当に良かった頃の脇を固める男優陣に加え、女優陣にしてもこれまた素晴らしく、長谷川裕見子に丘さとみの美しさと可愛さにくらくらしそうになりました。ニヒルな片岡千恵蔵とこれまた若き中村錦之助のどの作品を観ても素晴らしい眼の演技が印象的です。作品そのものは傑作とまで言わなくてもなかなか見応えのある作品です。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-04 17:39:38)
11.  ダイヤルMを廻せ!
ヒッチコックがグレイス・ケリーに惚れていたと話は有名だと聞いたことがあるけど、本当にそう思えるような撮り方してます。カメラレンズを通してグレイス・ケリーを見る眼が本当に心からグレイス・ケリーに惚れていると思わせる。ヒッチコックならではの映像魔術があちらこちらに見られます。犯人に追い詰められていく時のグレイス・ケリーの衣裳が次第に暗くなっていく辺りの心憎いまでの演出、小道具の使い方、本当に上手いです。舞台劇ならではのトリックも十分に堪能出来ました。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-16 22:14:06)
12.  第十七捕虜収容所 《ネタバレ》 
流石、ビリー・ワイルダー監督!脱走映画にありがちな暗さなんてどこ行く風か?とばかりに笑いで描き切る。これこそこの監督の持ち味、本領発揮である。捕虜収容所の中で起こるスパイ疑惑、ドイツヒトラーに対する皮肉、おちょくりシーンとも言うべきみんながみんな、口髭でヒトラーの真似をするシーンの可笑しさ、馬鹿馬鹿しさ、完全にヒトラーをおちょくってるとしか思えない。そんな皮肉たっぷりな笑いを描く一方で勿論、サスペンスドラマとしての面白さも見られるこの映画が私は大好きです。世間的にはワイルダー監督と言えば「アパートの鍵貸します」が人気では一番かもしれないけど、私からしたらこの映画の方が上である。ここまで徹底的にヒトラーに対するおちょくり、収容所の中での大騒ぎ的な面白さを見せてくれたら言うことなしです。これもまた私にとってはビリー・ワイルダー監督の傑作の一つとして外せないそんな映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2005-06-30 21:57:42)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS