1. 太陽の子 てだのふあ
これまで沖縄といえば、綺麗な自然・独特な文化に触れたくて訪れてました。 戦争における沖縄の事はもちろん知っていたし、沖縄南部の観光もした事は あります。戦争中の沖縄を描いた作品も幾つかは観ました。 しかしこの映画を観て沖縄戦の後遺症が、終戦した今でもたしかに残ってい るんだと痛感させられました。外傷や肉親・知人の死だけでなく、その時を 生きてきた人たちが今も精神的に追い詰められているという、主人公ふうち ゃんのお父さんの気持ちが怖いくらいに表現されていると思います。 現実に起こった戦争その時の出来事を映像化するのではなく、現在の出来事 を表現しているのですが、戦争中の人々の気持ちもすごく伝わってきますし、 ほんとに沖縄の人たちの事を考えなければと思わせる作品だと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2006-09-04 16:29:41) |