1. 大怪獣のあとしまつ
CSで無料で見てこの点数だから、劇場で見たほとんどの人にはお気の毒様という他ない。ギャグとシリアスのどちらの路線で行くのかが中途半端。そのギャグもあんまり面白くないし。監督の作風もあるだろうが、どちらかに振り切った方が良い結果が出たのではないかと思う。着眼点(テーマ)はいいと思う。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-12-16 00:17:08) |
2. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
《ネタバレ》 【本当にネタバレありなので、ネタバレを見たくないという方は読まないで下さい。】 ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドもこれで見納め。クレイグはそれまでのボンド像を良い意味で大きく覆してくれました。 ストーリーとしては前作『スペクター』の続きになるのかな。私は前作の内容をすっかり忘れたまま見たので、最初話について行くのに苦労しました。 そういう意味では前作を見てからの方が良いのかもしれません。 さて、ストーリの内容は見てのお楽しみとするとして、ここからがネタバレ。 ラスト、ボンドの死を追悼するMやQやエージェントたち。そしてエンドロール。 それが終わると画面に"JAMES BOND WILL RETURN"の文字が。 私は「007は単なる数字」だから007映画は続くと思ってエンドロールを眺めていました。違うエージェントに007ナンバーを与えればそれで007は存続するのですから。 でもジェームズ・ボンドが戻ってくるとなると話は変わります。おいおい、あの状況で生き残れたというのか?ちょっと無理があるんじゃない? それともジェームズ・ボンド自体もコードネームで彼の本名じゃないとか? まあ、MGMもドル箱をなくすことはしないでしょうしね。 そこでふと気付きました。サブタイトルの"NO TIME TO DIE"は、このラストに対して制作側が最初から提示していた回答だったのではないだろうかと。 次回作がどうなるのか、ある意味楽しみです。 [映画館(字幕)] 7点(2021-10-01 19:14:23) |
3. 007/スペクター
《ネタバレ》 カジノ・ロワイヤルから始まったダニエル・ボンドもストーリー上はこの作品でおしまいという感じにまとめられていますね。007映画だけあって一定レベルの出来は保っています。ただ、いろいろ突っ込みたくなる点もちらほら。特に敵組織のスペクターのスタッフが描かれていないのは何とも。ボンド側はMやQやマネーペニーといったボンドの仲間がいろいろ手助けしていますが、スペクター側は幹部以外のスタッフの様子が全くと言っていいほど描かれていないので端々に「都合良すぎ感」が。あと、懐かしい007のメインテーマが流れますが、あれ、サビが「007音頭」にしか聞こえないので、ちょっと笑ってしまいそうです。 [映画館(字幕)] 7点(2015-12-10 17:50:44) |
4. タワーリング・インフェルノ
《ネタバレ》 今まで未見ゆえにナメてました。有名な作品だけど1974年作で40年近くも前の作品だし、VFXバリバリの今の映画に比べたら当時は凄かったかもしれないが今となっては大したことなかろうと。ですが、つい最近リバイバル上映されたので映画館で鑑賞することができました。 凄かった。本当に凄かった。 2時間半もある長い映画ですが、一瞬たりとも冗長な部分がなく、最後まで集中して見ることができました。この映画は一般的にはパニック映画やディザスター・ムービーというジャンルに括られますが、見終わったあとは「これはパニック映画ではなくレスキュー映画だ!」と強く感じました。なにしろスティーブ・マックイーン演じる消防士がカッコイイ!シナリオも最近の映画にありがちなアクロバチックな救出劇などの突飛なところがなく、人間ドラマが描かれていて良かったです。 見る前はしょぼいと予想していた当時の特撮も意外と不自然さは感じませんでした。むしろ、エレベータを降りると(廊下やホールではなく)すぐに室内に直結していることや、超高層ビルの壁面ガラスがたったの椅子1脚で割れたりした(しかも割れたガラスは相当薄い)ことの方が不自然さを感じました。 とにかく、初見を映画館の大きなスクリーンで見ることができ、本当に良かった。 [映画館(字幕)] 9点(2013-08-22 15:44:32) |
5. ダイ・ハード
《ネタバレ》 アクション映画の傑作。ダイハード以降のアクション映画は、「ダイハードという教科書」があるにも関わらず教科書を超える作品が少ないのが残念だ。CGによって爆発の派手さばかり強調するのではなく、(ダイハードのような)良い脚本がいかにおもしろさを左右するかということを学ぶべきだと思う。主人公が警官であるという設定から、マクレーンが敵の銃を拾うときは必ずマガジンの残弾数を確認しているのが、細かいがよいシーンだと思う。 [地上波(吹替)] 8点(2011-10-10 00:06:35) |
6. 第9地区
《ネタバレ》 人間と異星人が遭遇し、最後には一種の友情すら芽生えてしまう、という内容は「アバター」と同じ。でもこっちの方が感情移入度は高かった。半異星人と化した主人公が最初は仕事上の対象物としか見ていなかった異星人を助けるところではちょっと泣けたりさえした。だがしかし。謎の黒い液体を浴びた人間が異星人になったというのは単なる偶然の産物なのか。異星人は、黒い液体は燃料だと言っていたが、それだけなのか。そう考えるとちょっと怖い。この映画では人種差別問題を暗喩していたが続編の第10地区が作られるとしたらどのような暗喩が込められるのだろうか。楽しみだ。 [映画館(字幕)] 8点(2010-04-18 02:49:10) |
7. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
これを見るまではピアース・ブロスナンのような「いかにも英国紳士でござい」という俳優こそがボンド役にふさわしいと思っていました。正直ショーン・コネリーのボンドはそれほど好きではありませんでした。今回ダニエル・クレイグに変わりましたが、こういうアクの強い顔のボンドもいいなぁと素直に受け入れることができました。 内容としては、序盤のジャッキーチェン顔負けのアクションシークエンスがたまらなく良かったです。いままでの何をするにもスマートなボンドでなく、闘志むき出しのボンドも魅力的ですね。 そしてこの映画で一番良かったのは、おなじみのオープニングシークエンスです。クリス・コーネルの主題歌「You know my name」のかっこよさといったらもう!たまりません。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-04 16:00:27) |