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プロフィール
コメント数 174
性別 男性
自己紹介 好きな映画:
  分野によらず、完成度の高い(無駄なシーンが少ない、説明
  っぽいセリフがない、話がうますぎない)もの
嫌いな映画:
  子供だましなシーンやセリフが多いもの
  だれかが死ぬから悲しいお話
  悪いことをする人を「実はいいやつ」として持ち上げる映画
そんな見方は損だろうと突っ込みたくなるレビュー:
  「今観ると古い」
  「(後から作られた)○○に似てる」
  「期待してたのと違った」

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1.  たそがれ清兵衛 《ネタバレ》 
ひとつひとつのシーンを丁寧に演出している印象が強く、一見すると単調に思えるけど、完成度は高いと感じました。ストーリー重視で観たり、派手なアクションやお涙シーンを期待して観ちゃうと、損です。主人公が実は剣の達人だという設定も、「もっとおもしろく展開できたのでは?」とも見えるほど、サラッと描かれますが、かえって観客の想像をかきたててくれて、映画全体の内容を濃くしていると思います。刀を研ぐシーンの緊張感がたまりませんね。真田広之の表情や動作も、余計な演出一切なしで無駄がない。残念なのは、岸恵子のしゃべりとシーンだけが説明っぽすぎる点(そこだけ減点対象に)
[地上波(邦画)] 8点(2009-06-27 08:55:50)(良:1票)
2.  ターミネーター 《ネタバレ》 
「もう戻れないし、後から来る者もいない。1対1の勝負」ってセリフにグッときます。電話口の向こうで母親の声でしゃべってるシーンや、トラックのおもちゃを車で踏み潰すシーン、カイルが「何年の!」と聞いたので警官が驚くシーンも好きです。でも、全く気にならないけど、手抜き演出も多い?(1)フロントガラスをつきやぶったシュワの手がいつまでも届かなかったり(2)自分の腕を切り開いて動かしてみせるのは何のため?(3)燃えたぐらいで動きが止まるか?(4)機械だけになった後の動きに差がありすぎ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-06-04 21:55:15)
3.  大統領の陰謀
久しぶりに観ましたが、事件そのものの知識の有無というより、新聞記者の取材活動の背景を理解できないところがつらいですね。取材を受ける人は、どういう心理で、何を話し、何を話したくないと考えているのか、とか、新聞記者は、どんな情報を欲しがっていて、情報入手のためにはどこまでやってよくて、どこまでやってはいけないのか、映画の中では全く説明されないので、各場面での緊迫感が今ひとつ伝わってきません。新聞記者だというだけで、何で関係者の皆さんはあんなにぺらぺらしゃべるんだろう? ただ、逆に言えば、プロの仕事をリアルに映像化する(素人説明用のシーンを排除する)と、本来はこんな作品になるはずなのだということが分かるという意味では、価値のある作品なのかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-03-01 18:22:14)
4.  ダイ・ハード3
演出はがんばってるけど、シナリオがひどすぎて、どうにもなりませんね。脇役も中途半端な人物設定で、全く生かされてません。パート3までおもしろい映画って、やっぱり難しいんでしょうか。
[映画館(字幕)] 3点(2007-06-30 16:13:50)
5.  ダイ・ハード2
個々のアクションシーンの間に、あまりにも関連がないので、途中で飽きますね。前作が、閉じ込められたビルの中で、あの手この手で右往左往する感じが良く生かされていたのに、本作は、場面が広すぎるせいか、同じ場所で起こっていることという感じがあまりなくて、いつまで待ってもエンディングの来ないマンガを読んでるかのよう。空港と教会の位置関係も全然分からないので、犯人と対決してる感覚も希薄でした。
[映画館(字幕)] 5点(2007-06-30 16:05:46)
6.  ダイ・ハード
高層ビルに犯人ごと閉じ込められるという設定を終始うまく生かしていて、途中ほとんどダレるところもなく、良く練られたシナリオだと思います。主人公がスーパーマンでないのもいいです。「スーパーマンでない主人公が活躍する映画」は大抵の場合、主人公のキャラクタがスーパーでないだけで、実際の行動は奇跡的な「スーパーアクション」になってしまうものですが、この映画では、そんなこともありません。映像的にも、屋上の爆発シーンやロケット砲の発射シーンを、あえて「引き」のカットで捉えているところがおもしろかったですね。
[映画館(字幕)] 9点(2007-06-30 15:33:28)
7.  ターミネーター3
不死身のターミネーターのくせに、タラタラと走って追ってきたり、倒せっこないのに殴り合いをやったりと、不自然なアクションが多くて、興ざめぎみです。第1作の、「逃げ切れっこない」感が全然なくって、緊張感がまるでない。主人公たちを抹殺するチャンスだらけにもかかわらず、大した理由もなく最後の手をくださないのも、主人公には決して弾の当たらない安物映画みたいで、いただけません。
[DVD(字幕)] 5点(2007-06-30 15:10:38)
8.  大列車作戦
フランケンハイマーは、こういう「足」を使ったアクション映画を作らせると、ほんとうまいですね。フルスピードのカーチェイスも、ミサイルばりばりの空中戦もなくて、トロトロ走ってるだけの汽車と、ひたすら走って追い続けるランカスターぐらいしか出てこないけど、逆にリアルなスピード感に満ちていて、なんとかして列車の進行を遅らせないといけないという状況を実時間で体験しているような不思議な迫力があります。今作ったら、派手なぶち壊しアクションと比べて、地味すぎて、客受けしないと思いますが、古典として充分楽しめると思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-16 02:15:22)(良:2票)
9.  第三の男
古い映画を観たとき、公開時を想像しながら抱く感想と、新しい映画の記憶を含めて抱く感想と2種類あると思うのです。「第三の男」は、その後のサスペンス映画と重ねて観てしまうと、人物描写も薄っぺらいし、追跡シーンも意外にスピード感がなく、退屈な作品だと感じます。一方、これは「古い映画」なのだと意識しつつ、「古典」を楽しむつもりで観ると、観客をドキドキさせようという趣向が散りばめられていて、当時この映画を観た人たちの興奮がよみがえって来るようで、ちょっとうれしい気持ちになります。「古典」として楽しめる映画の中でもダントツだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-12 16:39:11)
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