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1.  第9地区 《ネタバレ》 
異星人についての考察。宇宙船が動かないのは燃料不足だろう。栄養不良に陥っていたことも考慮すれば、何らかの事故が発生したと考えるのが妥当だ。地球まで1年半の旅程。地球に来たのは偶然で、漂着した可能性がある。蟻などの社会性昆虫に似た生態で、知的で命令を下す管理層と命令通りに動く労働層に分かれている。管理層の生き残りはクリストファー(C)のみ。彼は司令船を土中に隠し、密かに液体燃料を集め、帰還の日を待望している。労働層は知能が低く、暴力的で、社会生活に順応しない。しかし、武器に関する知識は豊富で、様々な武器を作りだす。武器は使用せず、専ら猫缶と交換する。異星人は、戦争や暴力を日常的に行っている交戦的な文明と思われる。命令がないので人間に攻撃しないのだろう。搭乗人員が非常に多いことから移住が目的か、あるいは文明を持つ惑星を支配下におきに来た可能性もある。繁殖力は高く、180万人もいる。難民認定され一応保護されているが、居住地はスラム化し、人間のギャングに搾取されている。 不注意によって液体燃料を浴びたヴィカス(V)は徐々に異星人に変態していく。液体は、遺伝子に作用を及ぼしているので、明らかに生物由来のものだ。異星人の本来の姿は別で、液体燃料で変態しているのかもしれない。CがVを宇宙船に戻れば元の姿に戻せると言うのだから、その可能性はある。 Cは人間に似た感情を持っていて、実験にされた仲間を見て「仲間を実験材料にしない。惑星に帰り助けを呼ぶ」と決断している。3年後には全員を助け出すのだろう。 Vは、温顔で物腰柔らかだが、役人気質に凝り固まっており、利己的な人間だ。異星人の卵を大量に焼却して笑っている。自分が助かるためには人間相手でも武器を乱射する。Cから3年待てと言われると、Cを殴打して、自分だけ司令船に乗り込む。それでもCが拷問を受けて殺されそうになると見捨てることができずに救助の手をさし伸べた。悪い人間ではないのだ。CとVが心を通じあえたことで、Vが再来した時には、両文明間で友好関係が持てることが期待される。造花の薔薇は未来への期待だ。Vという小市民を主人公にすることで、人類の愚かさを浮き彫りにしている。いくら上辺で善人を装っても本音は違うのだ。不満点。異星人の姿と生態が気持ち悪すぎる。Vは人を殺しすぎ。人類が宇宙船を調査しないのは不自然。
[DVD(字幕)] 8点(2015-02-05 23:52:28)(良:1票)
2.  タイムマイン 《ネタバレ》 
ジャンルは、ライトSF青春アドベンチャー。ふとしたことから、それをつけた人物の分子速度を25倍も早くする“分子加速装置”を手にいれた高校生ザックの冒険物語。“分子加速装置”とは、手っ取り早くいえば、時間を止める時計のこと。悪気は起こさず、恋人と一緒にいたずらに使う程度だったが、悪の組織に狙われてしまう。この悪の組織がよくわからない。武器製造会社らしいが、国家安全保障局から48時間以内に時計を差し出せとの命令を受ける。装置は未完成で、使用した人物が老化してしまうという欠陥があった。組織はリミット内に、何とか装置を完成させたいらしいが、完成したらどうするのかは不明だ。開発者ドップラーは組織に監禁され、装置を完成するように強要されている。ドップラーは、ザックの父である物理博士の教え子で、彼がドップラーが博士に時計を送ったことが事件の発端となる。 時計の争奪戦と組織に連れて行かれた父親の救出を主軸に、ザックの恋愛、ザックの友人との友情、家庭内不和の解消、ザックの警察からの逃走劇が絡む。それなりに複雑な内容だが、無理なく消化されている。どれも深追いしていないところが長所で、SFに名を借りた青春ものと割り切り、明るく、バランスがよい。冒頭のドップラーの変装逃走場面は秀逸。ザックが警察官に変装して時間が止まったように見せるアイデアは傑作。加速を止める氷結装置のアイデアも面白い。こういうアイデアを積み重ねて、シリアス度をより増せば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に近づけただろう。同じテイストの作品だ。残念なのは、時計と父親の関係があいまいな点。時計の開発とどう関わったのか?送付された時計をどう扱ったのか?使ってみたのか?脚本に空白部分がある。最後にドップラーは若返って元の姿に戻るが、さてどうやったのやら。売れてしまった赤のムスタングを買い戻せているが、あのいたずらで売買契約が御破算になったのだろうか。ザックが時計を持ち帰り、安易に使用するが、これはいただけない。退屈しのぎにはちょうどよい作品。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-02 22:48:17)
3.  立喰師列伝 《ネタバレ》 
饒舌すぎるナレーションにうんざり。屁理屈なんか聞きたくない。写真絵にあきあき。センスがないよ。空想の「立喰師」に魅力なし。「タダ喰い」のことだよね。職業になるわけがない。文字通り「死ぬほど退屈」でした。すべて妄想の賜物であり観る価値なし。
[DVD(邦画)] 1点(2010-06-18 00:38:48)
4.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
よく出来たアクション娯楽作品です。モンスター型、飛行機型、バイク型、蛇型とさまざまのロボットが出てきて楽しめました。撮影では、ジョンの乗ったヘリが墜落するまでを1カットで見せるシーンが出色です。素晴らしい!ただ残念なことにT1やT2のときのように手に汗を握って観ないのです。一つにはジョンとカイルが生き残ることがわかっているからです。もう一つには、ロボットとの1対1の戦い方に既視感があるから。もう少し工夫してもらいたい。アンドロイド型のマーカスは脇役のはずですが、恋をし、組織を裏切り、臓器提供をし主人公を助けます。比重が大きくなりすぎている感があります。カイルの影が薄いです。突っ込みどころ満載なのも嬉しいです。スカイネットは人間を赤外線などのセンサーを使って発見すればいいですね。潜水艦などすぐに発見できるはずです。聾唖の少女の存在も微妙ですね。中途半端の感があります。ジョンの妻の妊娠も気になります。
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-30 23:35:33)
5.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
舞台は差別が残る60年代のアメリカ、共産主義国チェコからの移民という背景が強く影響している。セルマは無学・無教養で愚かしいほど不器用にしか生きられない。遺伝で失明する運命が影を落とす。「子供を抱きたい」という本能で子を産む(たぶん私生児)が、子も失明する運命。子に手術を受けさせたい一心で、好きなチェコを捨てアメリカへ移民。仕事と子育てに邁進する毎日。行動力はある。しかし現実は厳しく、工場勤めと内職に追われる日々。子の誕生日にプレゼントもしないほど禁欲なので、母子関係はぎくしゃく。子は愛情に飢え、学校をさぼるし、「どうしてくだらないことばかり聞くの」とうんざり。愛情の空回りで、つい子を殴ってしまう。周りに親切な人が多く、好意を寄せてくれる男性もいるが、子の手術という望みしか見えない。唯一の楽しみがミュージカルで、レッスンにも通う。しかし歌も踊りもヘタ。苦しい現実から逃れたいときはミュージカルを空想。空想でなら美しく歌い、踊れるのだ。失明が近いと悟った彼女はあせり、レッスンをやめ、深夜勤務までするが、失敗して失職。その日隣人と秘密を分かち合うが、これが悲劇の序章。結果的にお金を盗んだ隣人を「依頼殺人」。取り戻したお金で、病院へ行き、子の手術の段取りを決める。裁判では、自分が不利なのに真実を話さない。お金を取り上げられてしまうからだ。死刑判決で恐怖におののくが、再審請求の道が開ける。が、弁護士費用で手術費用が使われると知ると拒否。死を選ぶ。すでに盲目となり絶望していたが、ミュージカルを歌うことで勇気を得る。だが死は恐ろしく、処刑台で卒倒。そこへ子の手術が成功したのを知る。自分の命と引き換えた唯一の希望が叶えられた瞬間、歌が美しい声となってほとばしり始めた。空想のミュージカルが現実となったのだ。「ミュージカルの最後の歌は聞きたくない」の言葉通りに歌は途切れ、命も絶たれた。だが、途切れた歌は、オープニングの音楽となってループし、またミュージカルが始まる。魂は永遠に子を見守る。愚かな選択だが、無償の愛を貫いた!子もいつかわかってくれると信じて。セルマの空想するミュージカルは明るく、生の喜びそのもの。不幸な人間の心の中にこれほどの「希望」が存在することが、理屈なしに魂をゆさぶる。プロットのアラがなければ、金字塔にもなれた作品。ビヨークの鬼気迫る演技、歌に終始圧倒された。
[DVD(字幕)] 9点(2009-04-10 01:10:26)
6.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
今までの007シリーズとは別のシリーズになっています。おしゃれなスパイ映画ではなく、アクションを中心としてハードボイルドです。ヴァイオレンス(残虐殺害シーンや拷問)は無いほうがいいと思いますが、”新生ボンド”の意味を込めてあえて挿入したのでしょう。(それならMの年老いた役者を変えるべきと強く思いましたが)カメラワークは、心憎いまでに、細かいところまで行き届いており飽きさせません。スパイ映画特有の裏切り、どんでん返し、恋愛も当然盛り込まれています。冒頭の超絶追跡シーンは映画史上に残るでしょうか。あそこまで高所に行った例を知りません。アイデアの勝利ですね。空港シーンもそこそこの出来です。しかしカジノの長いシーンはいただけません。勝負は一度でつけましょう。毒をもったり、ナイフで殺そうとしたりはご法度です。ここは頭で勝負するシーンです。敵の中ボス(ル・シッフル)が雇い主にボコボコにやられるシーンは不要です。あれで「あ、こいつは弱いんだな」とわかり、緊張感が失われます。そもそも中ボスがテロに失敗した損(株の損)をカジノで取り返すというのもよいアイデアとは思えませんね。もっと悪いことを企みましょうよ。またボンドの正体が最初からばれているという設定もマイナスです。正体がばれるかもしれないというサスペンス感が失われるからです。ヴェスパーですが、お化粧が濃すぎるような…。それはさておき、最後は「ボンドを助けるために命を犠牲にした」としたいようですが、そうはなっていないと思います。恋人がいましたし。でも自ら死を選らんだようにも見えましたね。ヴェスパーが裏切っていたのなら、ボンドを拷問する必要もないはずですが。銀行でお降ろしたお金の入ったカバンをもっていきますが、1億数千万ドルもの大金が1銀行で降ろせるわけがありませんし、カバン1つに入るわけもありません。また降ろす必要はなく、別口座に振り込めばいいですね。最後、ボンドがいきなりミスターホワイトを撃ちますが、相手が悪者であると確認しなくていいんでしょうか?いろいろ書きましたが、質の高い映画であることに間違いありません。新生ボンドにドライバティーで乾杯!
[DVD(吹替)] 8点(2009-04-04 15:20:35)(良:3票)
7.  ダンボール・ハウスガール 《ネタバレ》 
アメリカへ渡るのに貯金を全部下ろす必要はないですね。クレジットカードがありますから。五百万円をドルに変えてもっていくつもりだったのでしょうか?それを盗まれたとしても、それとその月の給与と退職金が翌月に入るでしょう。全財産を無くしたわけではないと思います。それに空き巣に入られるというのは浅はかな設定と思います。なんらかのミスで無一文になるというようにしないと感情移入できかねます。また一緒に行くはずの恋人に女がいて妊娠していることが発覚、というのもとってつけたような展開です。脚本が練られていないですね。ホームレスとなった女性が、ホームレスの共同体との人間関係を築きながら人間性を取り戻す物語です。が、日本を捨ててアメリカに渡るという結末はどうでしょうか?結局日本を捨てるとか、という違和感がありますね。彼女が立ち直るきっかけとなるのが、かつての教え子?の家庭教師に納まったことですが、そもそも二人がどういう関係だったのかが不明確です。あの女の子も中途半端に終わった印象があります。よかったのはPJの音楽(ブルース)ですが、内容とさほど関係がありません。英語の歌とマッチしてないと思います。米倉涼子はがんばってますが、はじけきれてはいません。
[DVD(邦画)] 5点(2009-03-11 12:30:20)
8.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
この監督はアクションシーンの撮り方がよくわかっている。多角度からのカットバックをどんどんつなぎ合わせて流れるように撮るのだ。スローモーションは最小限におさえ、リズム感を大切にしている。ぴたり、ぴたりと決まるカメラワークも心地いい。車、バイク、モーターボート、飛行機とアクションでげっぷがでそうだ。イタリアで追いかけっこをしているときに競馬シーン、オペラ座でのアクションシーンに劇トスカのシーンを挿入しているのも成功している。これで映像に深みが増すというものだ。 人間もよく描けている。過去の007シリーズと最も違う点は、主人公もボンドガールもトラウマを負っている点だろう。ボンドは恋人の復讐、カミーユは家族の復讐に燃えている。 かわいそうなのはフィールズ。殺される理由がないのだ。それも石油まみれになって。意味がわかりません。 悪役グリーンはキャラが弱い。将軍は最後にどうして「お前の母親も恐怖にふるえていた」などと口走ったのだろう?覚えているはずがないのに。カミーユが説明したのだろうか? 娯楽映画として十分堪能できる作品に仕上がっています。 ついでにいうと、悪党達がトスカを観劇しながら無線で打ち合わせをするのはどうかと思いました。そんな必然性はないでしょう。
[映画館(吹替)] 8点(2009-01-28 00:22:21)(良:1票)
9.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
ヒーローものなのに爽快感がない。 必要悪?なにぐだぐだしてんだって感じ。 そもそも悪の組織を相手に戦うには組織化しないとだめでしょ。 一人で正義感ぶっててもろくな結果にはならない。 ほら、恋人死んだでしょ。 正義の検事が悪に転落するなど内容が暗すぎる。 ジョーカー弱そうだったな。
[映画館(吹替)] 5点(2008-08-16 02:27:34)
10.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
アクション映画としては合格点。 あまり言及する人はいないが、マクラーレンは知恵者です。 知恵とアイデアでつねに敵の裏をかき、勝利し、生き残ってきました。 この作品では、それが失われているのが残念です。 頭を使う場面は、相棒が活躍してしまっているんですね。 もうひとつ、ダイハードシリーズでは肉体の痛みを見せることにより 感情移入させることに成功していました。 しかし、この作品では、マクラーレンも敵もスーパーアクションをこなしてており 普通の人間ではない、まるでアンドロイド同士の戦いのようです。 これではリアリティに欠け、興ざめです。 またF-35との戦闘は、味方から攻撃されるており、マイナスポイント。 頭をからっぽに鑑賞できないわけですね。 悪役も中途半端。 極悪非道の人物に見えないので、怖さがでません。 最後があっけない、あっけない。 もっと粘らないとだめですね。 お金を奪うのが目的なら、なにもあんな派手なことはする必要はなく、 銀行からハッキングでもすればよかったのです。 あんな大人数は必要ないでしょう。 それに最初に協力したハッカーを殺す必要はないし、ましてや殺害に5人も差し向けるなんて不自然。 武器やヘリコプターをもっているので、相当のお金持ちのはずですが。 たまには貧乏人、一人ぼっちで、知恵で勝負するタイプの悪役をみたいものです。 マクラーレン同士が対決するような。 あ、そうそう、マクラーレンがヘリコプター運転しちゃだめでしょう。 地道にバイクなどで疾走しなくては。
[DVD(吹替)] 7点(2008-02-08 16:26:25)(良:1票)
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