2. 第三の男
《ネタバレ》 映画という娯楽において、シーン/シナリオ/音楽/役者等々の素材が見事なまでにかみ合った秀作、というのが自分にとって変わらぬ印象です。 映画とはセンチメンタルだと思います。この作品がまさしくそうなのですが、それを実感出来る感性を持つ、持ち続けるのが、今の時代は難しくなっているかも知れません。 10代、20代の方々に、そのセンチメンタルを実感して欲しいなぁ、と思います。 冒頭、ハリーは俺を何故迎えに来ない? Speak English?のコットンの発音、ジープで追い越されるヴァリの哀愁漂う固い表情、Be Sensible, Martinのハワードのクィーン英語等々、巷で云われる以外にも、心に残るシーン満載です。 [映画館(字幕)] 9点(2008-08-15 08:10:03) |