1. ダンサー・イン・ザ・ダーク
世の中に、ハッピーエンドで終わる映画は数々あるし、最近はそういう映画ばっかりで、先が読めてつまらない。 この映画のストーリーはとても理不尽で、身の周りで起こりそうには無いのに,妙にリアリティが有って良かった。 ハッピーエンドになってしまったら,これほど心に残る映画にならなかったでしょう。 ミュージカルシーンは,現実とのギャップが大きすぎて違和感が有るけど、誰でも妄想の中では理想の世界を描くことができる。そういう世界なんだな、と思うと、現実との対比が一層際立って納得できました。 本当に心に残る映画って、ハッピーエンドじゃ、ないよね。 点数は,かのリアリティ悲劇映画「自転車泥棒」には勝てていない,という事で減点しました。 8点(2001-12-18 04:08:26) |